プラチナ価格

最近になってプラチナ価格が急上昇している。
NY白金先物は昨年末910ドルだったが、6月12日には1275ドルまで40%も上昇した。
国内価格も昨年末の5319円/gから6619円/gまで24.4%上昇した。
これは国内金価格の上昇率16.9%を大きく上回る。
これに違和感を持つ人も多いと思う。
なぜなら、プラチナは金と違い、産業用のウェートが高い貴金属だ。
プラチナは自動車の触媒に使われ、排ガス浄化では欠かせない金属だった。
過去10年ではガソリンエンジン車から電気自動車(EV)へのシフトが鮮明で、プラチナの自動車向け需要は停滞感が強まった。
一方、金地金は世界の投機資金を惹きつけた。
トランプ1.0以降も米中対立の中で中国が外貨準簿の一つとして買い増し、自実需に裏付けられた金需要が金価格を大きく上昇させた。
プラチナ価格はEVシフトで低迷、一方金価格は中国の買いや投機資金の買いで上昇、同じ貴金属、それも希少性のある資産として、この10年間では明らかなトレンドの違いになった。
なぜ、今年、プラチナが上昇しているのだろうか?
①「貴金属上昇相場の出遅れ商品として投機筋に狙われた」説。
金地金が長期上昇トレンドにあり、その反面、プラチナは出遅れてきた。
自動車人気がEVからハイブリッドやエンジンを使う自動車に戻ってきたタイミングで出遅れ修正が起こっている。
②「プラチナの希少性が見直されている」説。
金の市場規模に比べて産出量が小さいプラチナは主役にはなれない。
しかし、その希少性から投機筋が仕掛ける可能性は高い。
プラチナの需要の6割は産業用なので、ガソリンエンジン(ハイブリッドを含む)への注目が増えれば需要にはプラスとなる。
さらに燃料電池にも多く使われるので、燃料電池車の普及があれば需要が増える。
ホントの事は分からないが、何かしらの投機資金が動いている可能性が高いのかもしれない。
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①「貴金属上昇相場の出遅れ商品として投機筋に狙われた」説。
金地金が長期上昇トレンドにあり、その反面、プラチナは出遅れてきた。
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②「プラチナの希少性が見直されている」説。
金の市場規模に比べて産出量が小さいプラチナは主役にはなれない。
しかし、その希少性から投機筋が仕掛ける可能性は高い。
プラチナの需要の6割は産業用なので、ガソリンエンジン(ハイブリッドを含む)への注目が増えれば需要にはプラスとなる。
さらに燃料電池にも多く使われるので、燃料電池車の普及があれば需要が増える。
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