
9人の候補のうち、第一回投票で通過するのはたったの二人しかいない。
この投票では議員票と党員票が半々であり、党員票に強い石破さん、小泉さん、高市さんのうち二人がほぼ当確なのだろう。
では、その他の6名はどういう戦略で行くのか?
①閣僚ポストや党役員の重要ポストをどうやって確保するか?
「勝ち馬」に乗れるかどうかで自身のポストや支援者の処遇も含めて将来が決まる。
一回目投票で二人残るとすると、そこから「自民党議員の呉越同舟」が始まる。
仲の悪い呉と越が同じ船に乗る、これが現実なのだろう。
自分の政治生命を賭けて「呉越同舟」が行われると・・・全く先が見えない。
②総選挙を乗り切れる国民の支持を確保できるか?
国民の人気が高いのは石破さんと小泉さんだが、自民党の強固な保守層が一斉に高市さんを持ち上げるだろう。
でも国民全体、総選挙となると、一番有利なのは中道政権だ。
あまりに保守イメージを強い政権よりも、国民が安心できる中道イメージのある政権が選択されるのかもしれない。
二階派・安倍派は裏金問題を致命傷で主要な舞台から姿を消す。
政権を投げ出した岸田派も影響力を落とす。
としたら、麻生さんと小泉氏のバックにいる菅さんの二人がカギなのかもしれない。
二回目投票ではどんな組み合わせになるのだろう?
筆者の独断と偏見では、石破ー小泉ー菅のライン、もう一つは高市ー河野ー麻生のライン。
他の6人も旧安倍派・二階派・麻生派などのルーツを持つ人が高市支持、わりとリベラルな議員は石破・小泉ラインに行くのではないかと考えている。
こうなると、自民党を真っ二つにしたガチンコ勝負になる。
市場ではアベノミクスの後継者として金融緩和∔成長戦略で高市氏を期待する声が強い。
超短期では高市氏が勝つと先物が買われ、石破・小泉ならば先物は売られるという。
でも、あくまで短期のイベントドリブンだろう。
どちらが勝っても株式市場には期待感が出てくると思う。
一回目で小泉氏と石橋氏が抜けると、他の7名がどうするのかは全く見えない。
二人とも無派閥で孤高タイプなので、どう集団化できるのかは分からない。
この場合でも新しい政治を期待する、株式にも中期的にプラスだと思う。
いずれにしても興味深い「呉越同舟」が見られるかもしれない。
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