金価格の長期トレンド

長期投資家は、①何を買うか?と同時に、②いつ買うか?という選択ができる。
特に新NISAのように10年、20年という長期運用では、「何を買うか?」という選択と同時に「いつ買うか?」という自由もある。
価格が高過ぎれば「買わない」という選択もあるので、「相場の位置」を見ながら考えた方がいい。
というわけで、今回は実物資産の代表格である「金」と「不動産」について考えてみたい。
上のグラフは金価格とS&P500を比較した長期チャートだ。
2015年まではバラバラに動いてきたが、2016年以降は金とS&P500は連動して上昇しているように見える。
本来金価格には、①金利が下がると上昇する、②インフレが上がると上昇する(インフレヘッジ)、③ドルが下がると上昇する、という三つの要因がある。
金利がつかない金は高金利に弱いし、ヘッジ機能によってインフレに強い、さらにドルと金の逆相関も強い。
2015年までは株式と金は逆相関だが、これはリーマン危機~ギリシャ危機の金融緩和局面で金が買われた反面、逆に株式に業績警戒が強かったためだ。
2016年以降は世界的な超金融緩和でジャブジャブの資金が市場に供給され、歴史的にも珍しい現象だが、需給要因で金も株式も両方上昇した。
なのでこのジャブジャブの金融緩和がどうなるかがポイントになるだろう。
「相場の位置」としては金も株も過去最高水準で極めて高い位置にいる。
位置が高いだけでは暴落にはつながらない。
しかし、これだけ「位置エネルギー」をため込んだ状態となると、需給が変化すれば長期トレンドが変化する可能性もある。
東証REIT指数の長期トレンド

日本の不動産投信は、世界の主な金融商品とは違ったトレンドを持っている。
リーマン危機の信用不安以降、ほぼ一定のレンジ内で動いているからだ。
もちろん金融政策の正常化や毎月分配投信の問題などがあり、特殊な需給環境に影響されたのが大きな要因だ。
しかし、結果として東証REIT指数の「相場の位置」は極めて低い。
この「相場の位置」の低さは、逆風環境になっても予想以上に下値抵抗力があることを示している。
日本の不動産価格は円安下で極めて割安になっているので、海外からの不動産投資は続いていくだろうし、国内投資家にも低ボラの金融商品として魅力的だろう。
PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本

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過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本

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正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本

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ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本

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需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本

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金利がつかない金は高金利に弱いし、ヘッジ機能によってインフレに強い、さらにドルと金の逆相関も強い。
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2016年以降は世界的な超金融緩和でジャブジャブの資金が市場に供給され、歴史的にも珍しい現象だが、需給要因で金も株式も両方上昇した。
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位置が高いだけでは暴落にはつながらない。
しかし、これだけ「位置エネルギー」をため込んだ状態となると、需給が変化すれば長期トレンドが変化する可能性もある。
東証REIT指数の長期トレンド

日本の不動産投信は、世界の主な金融商品とは違ったトレンドを持っている。
リーマン危機の信用不安以降、ほぼ一定のレンジ内で動いているからだ。
もちろん金融政策の正常化や毎月分配投信の問題などがあり、特殊な需給環境に影響されたのが大きな要因だ。
しかし、結果として東証REIT指数の「相場の位置」は極めて低い。
この「相場の位置」の低さは、逆風環境になっても予想以上に下値抵抗力があることを示している。
日本の不動産価格は円安下で極めて割安になっているので、海外からの不動産投資は続いていくだろうし、国内投資家にも低ボラの金融商品として魅力的だろう。
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