
山梨には地元民が「無尽」と呼ぶ融資制度がある。
銀行を介さない資金の融通制度だ。
各地域で一種の会員制のように無尽メンバーが固定され、メンバーは毎月一定額を拠出し、無尽の基金を運用する。
それが毎年毎年蓄積され、かなりの金額に成長しているらしい。
メンバーが病気になったり、家を建て替えたり、農業資金が必要になったり・・・こうした万一の場合、低利で「無尽」から借りることができるという。
農家や自営業者は銀行から借りることが難しい場合が多いが、「無尽」ならお互いの信用が見えているので低利で借りられる、地元民には便利な制度だ。
余剰資金が多い年には、その一部でメンバー宴会をしたり、団体旅行をしたり、ゴルフ大会をしたりと娯楽メニューも多いと聞く。
いざと言う時の資金、余った時の娯楽など、「無尽」は田舎生活の基礎になっているようだ。
逆に、大手銀行には最近怒りを感じている。
住宅ローン金利を大幅に引き上げ、10年固定では1%以上の金利を取る。
日銀が10年債利回りを0.25%に抑え込んでいるのに銀行の貸出金利が1%以上って何?
さらに預金金利は「ほぼゼロ」のままなのに、住宅ローン金利だけを引き上げるって何?
手数料をどんどん引き上げ、硬貨や小銭を持ち込むと預金するのに手数料を取られる。
支店の統廃合が進められ、近所の支店は閉鎖、二駅放れた支店まで行かなければならない。
田舎の無尽制度が東京にもあればいいなと思う。
それでは「もう銀行預金は最低限しかしない!」と思うが、銀行預金をどこへ持っていけばいいのだろうか?
①タンス預金する。
現金を身近に置くと盗難が心配だが、いざという時には鞄に入れて簡単に脱出できる。
小銭貯金も銀行に持っていくと手数料を取られるので、そのまま硬貨で貯めこむ方がいい。
札束を自宅金庫に保管し、札束を眺めて暮らすのも一興だろう。
②「金」に換えて保有する。
「金地金」は1kgの延べ棒でも小さいので保管が簡単なのが良い。
価値は歴史的にも地域的にも保全されているので安心できる。
でも、金は金利が付かないし、しかも、売却した時には税金がかかるのが鬱陶しい。
しかもドル建て価格は下がっているのでいいが、円建て価格は円安で持ち上げられているので割高だ。
③証券会社で社債を買う。
これは金利の面ではなかなか良い。
事業債では3年で1%近い金利をもられるのもある。
ただ、いつでも買えるわけではないので、証券会社のHPを確認し、社債発行があった時に申し込むことになる。
証券会社に口座を持たない人は面倒くさいと思うかもしれない。
④金利の高い外貨預金をする。
米金利が急上昇しているので利息の面では有利なのは間違いない。
しかし、これには為替リスクがある。
特にドル/円レートが円安に大きく振れているため、この水準から新規の「ドル買い∔外貨預金」は多少勇気がいるかもしれない。
外国人なら誰でも簡単に儲かる「円キャリートレード」が急膨張し過ぎていて、何かの拍子にアンワインド(巻き戻し)が起こると急速な円高に振れる可能性もあるからだ。
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