ラッセル2000と実質金利

上のグラフは小型株のラッセル2000のEPSと実質金利の関係を見たものだが、実質金利がマイナスの2020年から22年(網掛けの部分)新型コロン後には急速にEPSが増加した。
そして2022年以降はFRBの引き締め政策で実質金利が上昇し、逆にラッセル2000のEPSは伸び悩んだ。
しかし、これをもって実質金利が高い時期は小型株は低調になると一概にはいえない。
新型コロナ禍、その後の経済正常化という特殊な時期であり、巣ごもり需要が一巡したことで小型株は売られた面もあったからだ。
一般的に考えられるのは・・・
①小型株には財務体質の弱い会社が多く、金利上昇すると借金返済が厳しくなること。
これはあくまで一般論にすぎない。
金利以上の収益性があるビジネスならば、高い金利でも成長できる会社も多くある。
日本の小型株の中にも株価下落でも利益は増加している会社も多くある。
②投資家が金利上昇期は小型株を避ける傾向があること。
米国にはGAFAMという大型成長株があるので、金利が高い時期でも利益成長できる投資対象が多く、資金は金利上昇期にはGAFAM型の銘柄に集中する。
こうした投資家の事情も小型株の軟調の理由になっているかもしれない。
これは投資家心理の問題だろう。
③日本の小型株は需給要因で動くこと。
小型株投資家は短期トレードが多い。
だから、需給のしがらみがないIPO銘柄に小型株投資家の関心が集中する。
新規上場銘柄には過去のシガラミがなく、短期の需給だけで動くからだ。
一般的に流通株式が少ない小型株は、数人の投資家が動かすこともできる。
という意味で短期需給が株価に大きな影響を持つ。
小型株投資は、①金利上昇と投資家心理に影響しているのが大きい、②需給の波に乗ってモメンタム(上がった銘柄を買う)投資をするのが基本といえる。
良いビジネスモデルを持った銘柄を大きく下落した場面で買うとしたら、相当なリサーチと忍耐が必要なのかもしれない。
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そして2022年以降はFRBの引き締め政策で実質金利が上昇し、逆にラッセル2000のEPSは伸び悩んだ。
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これはあくまで一般論にすぎない。
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②投資家が金利上昇期は小型株を避ける傾向があること。
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こうした投資家の事情も小型株の軟調の理由になっているかもしれない。
これは投資家心理の問題だろう。
③日本の小型株は需給要因で動くこと。
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だから、需給のしがらみがないIPO銘柄に小型株投資家の関心が集中する。
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一般的に流通株式が少ない小型株は、数人の投資家が動かすこともできる。
という意味で短期需給が株価に大きな影響を持つ。
小型株投資は、①金利上昇と投資家心理に影響しているのが大きい、②需給の波に乗ってモメンタム(上がった銘柄を買う)投資をするのが基本といえる。
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