10年債利回りの長期推移(1989年〜2025年まで)

日銀が政策金利を0.75%へと引き上げ、10年債利回りは2%の大台を越えた。
上のグラフが10年最利回りの長期チャートだが、およそ30年ぶりに2%上限レンジを越えつつある。
すでに日経平均は1990年の高値を超えて最高値を更新し、ドル円もすでに1990年前半の140円/ドルを更新し150〜160円/ドルへ入ってきた。
10年債利回りも2%レンジの突破で、株・債券・為替市場が揃ってデフレ脱却を果たしたことになる。
でもインフレは時として暴走してしまう、市場をコントロールし暴走を止める政策運営が必要になるということだと思う。
日銀は金融緩和でデフレ対応するだけで良かったが、インフレのコントロールとなると、時には引き締め時には緩和という臨機応変な金融政策が求められる。
インフレをコントロールするのは難しい、当局にとっては難儀な時代になった。
さらに金融資本市場は、時として無秩序な動きをする。
今回の利上げでも織り込み済みと思われたが、長期債は一段と売られ利回りは2%を突破、為替は一気に157円台と円安が加速し、株価は夜間先物で800円高となった。
織り込み済みだった利上げに対して、長期金利が継続的な金利上昇期待で上昇、一方、為替は当面の利上げ終了として円安になり、株価下落がなかったことで売りの買い戻しが入って株高につながった。
どう見てもそれぞれの市場が無秩序な動きで、植田さんの期待しているような市場の反応は出ていない。
株価はその時々に先物やオプションのポジションによって急激に動くし、為替は金利差通りには動かない、債券利回りは何が起ころうが一貫して金利上昇していく。
多くの市場関係者は金利正常化が続くと見ているだろうが、利上げの終着点(ターミナルレート)も利上げのペースも中立金利の水準もよくわからないままだった。
こうなると、市場は一回の利上げは織り込めても中期的な利上げ全体を織り込むことはできない。
米FRBはロンガーランレートとして中立金利を明示しているが、日銀は何も明示していない。
日銀は市場との対話や決定会合の開示を再検討する必要もあるのかもしれない。
言えることは、少なくとも政策金利を2%程度に引き上げないと実質金利のマイナスから抜け出せない。
しかし、急速に利上げすると変動金利に影響し、大半が変動で借りる住宅ローンにハネかえる、家計にはキツくなる。
さらに借入金利が上昇し、中小企業など信用に劣る会社は資金調達の難易度が上がる。
ここからの利上げは①物価を見ながら、②為替を睨みながら、③株価を意識しながら、臨機応変にやっていくことになるのだろう。
それでも、数ヶ月に1回づつ繰り返し、2%ぐらいまで政策金利を引き上げていくことになる。
1年後ぐらいには実質金利がゼロ近辺になると、さすがにドル円も円高方向に動いているはずだ。
投資家は一回一回の利上げで売買するイベントドリブンではなく、中長期のシナリオを考えてじっくりとポジションを取っていく方がいいと思う。
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上のグラフが10年最利回りの長期チャートだが、およそ30年ぶりに2%上限レンジを越えつつある。
すでに日経平均は1990年の高値を超えて最高値を更新し、ドル円もすでに1990年前半の140円/ドルを更新し150〜160円/ドルへ入ってきた。
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日銀は金融緩和でデフレ対応するだけで良かったが、インフレのコントロールとなると、時には引き締め時には緩和という臨機応変な金融政策が求められる。
インフレをコントロールするのは難しい、当局にとっては難儀な時代になった。
さらに金融資本市場は、時として無秩序な動きをする。
今回の利上げでも織り込み済みと思われたが、長期債は一段と売られ利回りは2%を突破、為替は一気に157円台と円安が加速し、株価は夜間先物で800円高となった。
織り込み済みだった利上げに対して、長期金利が継続的な金利上昇期待で上昇、一方、為替は当面の利上げ終了として円安になり、株価下落がなかったことで売りの買い戻しが入って株高につながった。
どう見てもそれぞれの市場が無秩序な動きで、植田さんの期待しているような市場の反応は出ていない。
株価はその時々に先物やオプションのポジションによって急激に動くし、為替は金利差通りには動かない、債券利回りは何が起ころうが一貫して金利上昇していく。
多くの市場関係者は金利正常化が続くと見ているだろうが、利上げの終着点(ターミナルレート)も利上げのペースも中立金利の水準もよくわからないままだった。
こうなると、市場は一回の利上げは織り込めても中期的な利上げ全体を織り込むことはできない。
米FRBはロンガーランレートとして中立金利を明示しているが、日銀は何も明示していない。
日銀は市場との対話や決定会合の開示を再検討する必要もあるのかもしれない。
言えることは、少なくとも政策金利を2%程度に引き上げないと実質金利のマイナスから抜け出せない。
しかし、急速に利上げすると変動金利に影響し、大半が変動で借りる住宅ローンにハネかえる、家計にはキツくなる。
さらに借入金利が上昇し、中小企業など信用に劣る会社は資金調達の難易度が上がる。
ここからの利上げは①物価を見ながら、②為替を睨みながら、③株価を意識しながら、臨機応変にやっていくことになるのだろう。
それでも、数ヶ月に1回づつ繰り返し、2%ぐらいまで政策金利を引き上げていくことになる。
1年後ぐらいには実質金利がゼロ近辺になると、さすがにドル円も円高方向に動いているはずだ。
投資家は一回一回の利上げで売買するイベントドリブンではなく、中長期のシナリオを考えてじっくりとポジションを取っていく方がいいと思う。
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