①米国:FRBのバランスシート

米FRBのバランスシートは、ピークの22年から2兆3152億ドル減少している。
②欧州:ECBのバランスシート

欧州ECBのバランスシートは22年のピークから2兆6722億ユーロ減少している。
③日本:日銀のバランスシート

日銀のバランスシートは24年のピークから67兆円減少してる。
というわけで、米FRBが2.31兆ドル、欧州ECBが2.67兆ユーロ、日銀が67兆円と、世界の主要中銀バランスシート規模が大きく減少している。
中銀のバランスシートには、各国の中央銀行が市中銀行に資金供給した分、短期債券などの債券類を市場から購入し資金供給した分が残高として載っている。
簡単に言えば、中銀が市中に資金供給した残高でもある。
これらが急減したということは中銀からの資金供給が減少しているわけで、金融市場で動いている資金が減っているということになる。
しかしながら、下のチャートのように、市場の余剰資金が一時的に滞留する米MMFの残高がここ数年で急増している。
米MMFの残高

MMFは株式や投信などの金融商品を売却したり、短期的に使う目的がない資金などの運用先なので、市場の資金余剰が増えるとMMFの増加する傾向がある。
でも、このMMFへの資金流入は中央銀行の市場操作とは関係ないように見える。
市場の流動性はむしろ増加しているように見える。
中銀が資金供給を締めているのにMMFへの流入が増加しているからだ。
これはどうしてだろう?
色々な理由があるのだろうが、普通に考えると「中銀が市場に供給した資金がレバレッジをかけて膨らんでいる」ということだろう。
これは株式投資家に馴染みの信用取引と同じ仕組みで、保証金を差し入れその数倍の資金を投資するようなものだ。
中銀の資金にレバレッジをかけて運用すると、本来の資金量の数倍規模で運用できる。
中銀が資金を締めていても、レバレッジをかけた資金を運用し、一時的にMMFにプールすればMMFの残高が急増してしまう。
詳細を知っているわけではないが、理屈上はあり得る話。
MMF残高の急増がレベレッジの拡大を意味しているとしたら、昨年の多くの資産が同時上昇したことも納得できる。
「金融市場のレバレッジが拡大したことで、株から金などの貴金属、不動産商品まで同時上昇」した。
それでは今年はどうなるのだろう?
全資産の同時上昇、これがどこまで続くのかが勝負かもしれない。
全資産の同時上昇は同時下落につながる可能性も否定できないからだ。
ジャブジャブ金余りの限界がどこにあるのか、これが分かれば運用ポジションを対応できる。
次回考えてみたい。
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②欧州:ECBのバランスシート

欧州ECBのバランスシートは22年のピークから2兆6722億ユーロ減少している。
③日本:日銀のバランスシート

日銀のバランスシートは24年のピークから67兆円減少してる。
というわけで、米FRBが2.31兆ドル、欧州ECBが2.67兆ユーロ、日銀が67兆円と、世界の主要中銀バランスシート規模が大きく減少している。
中銀のバランスシートには、各国の中央銀行が市中銀行に資金供給した分、短期債券などの債券類を市場から購入し資金供給した分が残高として載っている。
簡単に言えば、中銀が市中に資金供給した残高でもある。
これらが急減したということは中銀からの資金供給が減少しているわけで、金融市場で動いている資金が減っているということになる。
しかしながら、下のチャートのように、市場の余剰資金が一時的に滞留する米MMFの残高がここ数年で急増している。
米MMFの残高

MMFは株式や投信などの金融商品を売却したり、短期的に使う目的がない資金などの運用先なので、市場の資金余剰が増えるとMMFの増加する傾向がある。
でも、このMMFへの資金流入は中央銀行の市場操作とは関係ないように見える。
市場の流動性はむしろ増加しているように見える。
中銀が資金供給を締めているのにMMFへの流入が増加しているからだ。
これはどうしてだろう?
色々な理由があるのだろうが、普通に考えると「中銀が市場に供給した資金がレバレッジをかけて膨らんでいる」ということだろう。
これは株式投資家に馴染みの信用取引と同じ仕組みで、保証金を差し入れその数倍の資金を投資するようなものだ。
中銀の資金にレバレッジをかけて運用すると、本来の資金量の数倍規模で運用できる。
中銀が資金を締めていても、レバレッジをかけた資金を運用し、一時的にMMFにプールすればMMFの残高が急増してしまう。
詳細を知っているわけではないが、理屈上はあり得る話。
MMF残高の急増がレベレッジの拡大を意味しているとしたら、昨年の多くの資産が同時上昇したことも納得できる。
「金融市場のレバレッジが拡大したことで、株から金などの貴金属、不動産商品まで同時上昇」した。
それでは今年はどうなるのだろう?
全資産の同時上昇、これがどこまで続くのかが勝負かもしれない。
全資産の同時上昇は同時下落につながる可能性も否定できないからだ。
ジャブジャブ金余りの限界がどこにあるのか、これが分かれば運用ポジションを対応できる。
次回考えてみたい。
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