
disruption ・・革新的な技術やビジネスモデルが既存のビジネスを破壊し構造的な変化をもたらす現象。
AIディスラプションがサーズ(SaaS)の死をもたらすのか? ソフトウェアは死ぬのか?
過激なタイトルの文章が多く見られる。
そんな簡単なもんじゃないだろう?とも思う。
多くの意見が交錯しているが、これも市場の得意技だぐらいに考えた方がいい。
むかし「破壊的イノベーション」という魅力的な言葉で世界からお金をかき集めた運用会社(ARK Investment)があった。
この破壊的イノベーションは「Disruptive Innovation」を日本語訳したもので、やっぱりディストラプションの形容詞を使っている。
ETFなども上場していたが、日本では日興アセット(今は社名変更)が複数の公募投信を作り、アークに運用委託した。
今でもグローバル・プロスペクティブ・ファンド、グローバル・エクスポネンシャル・ファンドなどが存在している。
一時は合計1兆円を越えた大型ファンドとして注目されたが、基準価額が半分以下に下落すると、どんどん資金が流出してしまった。
このファンドが現在保有してるのが、①テスラ、②ロビンフッド、③スポティファイの3銘柄だ。
破壊的イノベーションは難しい。
例えば、ARKの保有第一位、イーロンマスクのテスラ。
ロボタクシーやAIを使った自動運転を開発、それで「破壊的イノベーション」というわけだが・・・
でも、ロボタクシーは未来を破壊的に変えるのだろうか?
まず考えらるのは、タクシーの運転手が不要になり人件費が下がる。
その人件費分とロボット運転手のメンテ費用、その差額分を利益とするか、料金の引き下げに使う。
これでタクシー料金を劇的に下げれば、お客さんも劇的に増えると期待しているのかもしれない。
でも、そもそもタクシーのお客さんには人間タクシーかロボタクシーかはあまり関係ない、目的地まで速く安全に行きたいだけだ。
全部のタクシーがロボタクシーになると各社の差別化が難しいので、料金引き下げたとしてもお客さんが増えるとは限らない。
ロボタクシー間の競争が激しくなり料金は下がるかもしれないが、それで利用者が増えるわけではない。
タクシーを利用する人たちの人数もおおよそ決まっているだろうし、その人たちが使う予算もあらかじめ決まっているからだ。
これを「破壊的イノベーション」というのだろうか?
ARKインベストメントの運用者キャシー・ウッド氏は、①AIエージェント、②ビットコイン、③ロボタクシー、④ロボティクス(フィジカルAI)などを今後の投資領域として挙げている。
「破壊的イノベーション」の提唱者でプロの運用者でもパフォーマンスを上げるのが簡単ではない。
このファンドは1年+4.8%、2年+38%、5年−53%と上下に激しいパフォーマンスでタイミング次第では大きな損失を出す難しいファンドだ。
AI ディスラプションは市場のボラティリティを拡大するのだろう。
目下、破壊的イノベーション、AIディスラプションにはいろんな考え方、いろんな意見が交錯している。
株山人的に考えてみたい。
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