NASDAQの予想PER

前回は日経平均のPERについて考えてみた。
日経平均は単純平均株価なのだが、そのEPSは加重平均に近い考え方で計測されている。
キオクシアのように予想EPS8000円と他の銘柄とかけ離れた高水準のある銘柄は、EPSの算出上、非常に高いウェートで計算され、影響がムチャクチャ大きくなってしまう。
そのために日経平均の予想PERが過小評価され、実態以上に割安になってしまう。
米国株にも同じようなPERの過小評価がある。
上のチャートは米国NASDAQのPERだが、半導体中心の株価上昇でNASDAQは過去最高値に達した。
それでもPERは26倍、過去のピーク30倍超に比べ上値余地がまだありそうな気がする。
でも、ここもとのインフレで企業業績とEPSが過大評価されているかもしれない。
そこで、今回はノーベル賞のシラー教授の考案した「シラーPER」で米国株のバリュエーションの実態を考えてみたい。
シラー教授は、過去10年間のインフレ調整後のEPSを計算して株価の判断に使うことを提唱した。
単年のEPSは変動が激しく、時には実態以上にブレる指標だったが、これを10年間の平均値、さらにインフレ調整することでより実態に近い業績とバリュエーションの評価を行った。
以下のチャートが「シラーPER」の1800年代からの長期推移だ。
通常は10〜25倍で動いてきたが、1999年のドットコムバブルで40倍まで上昇し、歴史的な割高状態に達した。
そして26年の時を経て、再びシラーPERが40倍に乗せてきた。
シラーPER

長期的な安定した株価形成、そのような視点からシラーPERは作られている。
つまり、現在の米国株価は長期安定的な視点からは、1999年と同程度の割高圏に入っている。
しかしAI時代を予見している株価形成では、この「長期的安定的」の水準もAI時代で変わっているかもしれない。
その意味では、限界突破してしまう可能性も否定できない。
それでも「長期的安定的」なシラーPERからは、これ以上の株高は割高感を強めると言えるだろう。
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日経平均は単純平均株価なのだが、そのEPSは加重平均に近い考え方で計測されている。
キオクシアのように予想EPS8000円と他の銘柄とかけ離れた高水準のある銘柄は、EPSの算出上、非常に高いウェートで計算され、影響がムチャクチャ大きくなってしまう。
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それでもPERは26倍、過去のピーク30倍超に比べ上値余地がまだありそうな気がする。
でも、ここもとのインフレで企業業績とEPSが過大評価されているかもしれない。
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シラー教授は、過去10年間のインフレ調整後のEPSを計算して株価の判断に使うことを提唱した。
単年のEPSは変動が激しく、時には実態以上にブレる指標だったが、これを10年間の平均値、さらにインフレ調整することでより実態に近い業績とバリュエーションの評価を行った。
以下のチャートが「シラーPER」の1800年代からの長期推移だ。
通常は10〜25倍で動いてきたが、1999年のドットコムバブルで40倍まで上昇し、歴史的な割高状態に達した。
そして26年の時を経て、再びシラーPERが40倍に乗せてきた。
シラーPER

長期的な安定した株価形成、そのような視点からシラーPERは作られている。
つまり、現在の米国株価は長期安定的な視点からは、1999年と同程度の割高圏に入っている。
しかしAI時代を予見している株価形成では、この「長期的安定的」の水準もAI時代で変わっているかもしれない。
その意味では、限界突破してしまう可能性も否定できない。
それでも「長期的安定的」なシラーPERからは、これ以上の株高は割高感を強めると言えるだろう。
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