
弾丸が耳にかすっただけで生き延びたトランプ氏、なんか「神から選ばれた」ような気分なのかもしれない。
「移民を排斥する」「中国からの輸入に大幅な関税をかける」「パウエル氏をクビにして金融緩和する」「ウクライナ支援はやめる」「地球温暖化はウソだ」言いたい放題が続くのだろうか?
一方、民主党候補がハリス氏に決まり、反トランプ連合が形成されつつあるように見える。
トランプの極端な政策を批判しているので、オーソドックスな民主党政策、特に自由と民主主義に根ざした伝統的な価値を中心に据えるのだろう。
この米大統領選が今後の世界のブロック化を決めるような気がする。
トランプ氏は「自国ファースト」を公に言い出した最初の大統領だ。
その後、他国でも「自国ファースト」政権や政党が次々と勢力を増加させた。
トランプが勝てば、公約どおり「移民の排斥」「関税の増額」「国際機関の見直し」「日米同盟の見直し」など自国の利益が最優先する政策を実行するだろう。
習近平も「中国の夢」「偉大なる中華民族の復権」「独自の社会主義の建設」と、ある意味トランプと同じ自国中心主義だ。
EUでも極右の自国ファースト政党が得票を伸ばし、フランスの総選挙では反動が出たものの、政治の核として極右ルペン氏が生き残っている。
ロシアは国際世論に背を向けてウクライナに侵攻し、悪びれた様子は全くない。
プーチンは我が道を行くだけで、自国ファーストというよりも「プーチン・ファースト」だ。
ローグネーションと呼ばれる国家との連携だけが望みの綱になっている。
米大統領選は、自由・人権・平等などの普遍的な価値観を基にするグローバリズムと、ミーファーストの地域的な価値観が優先するリージョナリズムがせめぎ合いをしているように見える。
孤立主義がまん延していくと、なんか、1930年代の米国モンロー主義を思い出してしまう。
この孤立主義が世界を分断させ世界をブロック化する時、それこそ第三次世界大戦のデジャビュだ。
トランプは共和党大会の演説で「第三次世界大戦の危機にある。もしオレが大統領だったらそんなことにはならない」と豪語した。
トランプが最初に世界秩序を変える「アメリカ、ファースト」を言い出したんじゃなかったっけ?
それが世界の分断を招いている。
世界が平和になるとしたら、それこそ「パックス・アメリカーナ」の再来、それはアメリカが「世界の警察官」に返り咲くことに他ならない。
トランプは反対の事をしている。
トランプが第三次世界大戦のリスクを高めている張本人なのではないだろうか?
ロシアの侵略戦争、中国・北朝鮮・ロシアのブロック化、EUの極右化、米国の自国ファースト、その先にあるのは世界のブロック化と世界大戦・・・歴史の再来かもしれない。
米大統領選が大きな分岐点になるような気がする。
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