
前回見てきたように先物を使ったアウトライト取引は簡単ながら「コツコツと毎日儲かる」には難しい。
市場は「ランダムウォーク」で誰にも正確に予想できるわけではないからだ。
ではオプションと先物を組み合わせたらどうなるだろうか?
代表的なポジションは「先物ロング+カバードコール」。
これは先物を買い、同時にコールオプションを売るもの。
損益は先物価格が上昇した場合、先物買いでプラスが出るがコールOP売りでマイナスが生じる。
オプション売りのプレミアムと先物の値上がり益、それにコールOP売りにマイナスの比較で損益が決まる。
その一方、先物価格が下落した場合、先物買いで損失が出るがコールOP売りでプレミアムを丸々取れる。
簡単にいえば、単に先物を買った場合は価格が下がればそれだけ損失となるが、コールOP売りを組み合わせた場合はコールOP売りのプレミアムがプラスで損失はその分抑えられるというわけだ。
もう一つ代表的なポジションは「先物ショート+ターバイ」
これは「先物ロング+カバードコール」の反対のポジションで、先物を売り、さらにプットオプションを売るものだ。
プットOPの売りは「ターバイ(ターゲットバイイング)」と呼ばれ、自分の買いたい行使価格のプットOPを売れば、価格が下がった時行使価格で現物を手に入れることができる、もし上がったら現物を買えないがプットOPのプレミアム収益が上がる。
いずれにしてもオプションの売りを組み合わせることで、オプションの時間価値(プレミアム)を毎日毎日コツコツと得ることができる。
これもうまくやれば「コツコツと毎日儲かる運用方法」の一つといえる。
相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本

https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y
PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S
過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5
正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本

https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0
ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD
需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM


にほんブログ村