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田舎暮らしのコストを考えるコーナーじゃ。
田舎暮らしは安上がりなのか?衣食住のコストを取りあげ考えてみた。
前回は寒い田舎暮らしに必要な住のコスト(暖房費や電気代やガス代)を取りあげた。
今回はその他を考慮して住のコスト全体で安いか高いかを考えてみた。

まずは水道代。
八ヶ岳周辺地域の水は基本的には湧き水だ。
冬の間、八ヶ岳に積もった雪が春になり溶け出し、地下水として八ヶ岳の地下に蓄えられる。
これが湧き水となり、八ヶ岳周辺地域を潤す。
三分一湧水が有名だが、このあたりの農業用水から生活用水まで地下水が使われるので、水はとてもおいしい。

三分一湧水という呼び名は、昔三つの集落が湧き水を争った時、当時の3人のボスが集まり湧き水を三等分することを決めたことに由来しているらしい。
今でも湧き水が水路を通じて三つの分岐していく様子が見られる。
貴重な水資源をうまく公平に分ける昔の人に知恵を見る思いだ。
ちなみにその三分一湧水の近くにはおいしいミ水を利用した蕎麦屋があるので近くにお越しの際は立ち寄られるといいと思う。

水道代は2000円/月といったところだが、都心に比べ水のコストは極めて安い。
それは水道水以外にかかるコストが都心に比べ圧倒的に安い(もしくはかからない)からだ。
都心では水道水は普通のまないので、ペットボトルの水を買ったり(月30本として3000円以上はかかる)、浄水器を入れたりしている(浄水器3万円と毎年のメンテナンス1万円以上かかる)。
田舎ではこうしたペットボトルや浄水器は不要で、その分、大幅に安くなるわけだ。
また、氷も水道水で作ったもので十分おいしいので、氷をわざわざ買う必要もない。
この分を考慮すれば、水のコストは都心の半額以下と大幅に安上がりになる。

水と空気のおいしさが田舎暮らしの大きな魅力だな。
都心では空気さえも無料ではない。
都心では空気清浄機や加湿器などなど・・・人によって空気にも多大なコストを支払っている。
田舎では無料の空気がおいしいし、空気清浄機なんて不要だ。

その他では山が多いのでテレビ電波が届きにくく、たいていの家庭ではCATVと契約している。
東京と同じ地上波の番組、BS放送がCATVで見られ、2000円/月のコストがかかる。
もちろん多くのチャンネルを契約すれば80チャンネルぐらい見ることができる。
でも、田舎ではそんなにテレビを見ないのでワシは標準の契約しかしていない。
それとインターネット契約がLAN込みで2000円かかる。

これで住のコストすべてだ。
簡単に要約すると・・・・
固定資産税(年額) 6万円
電気代(年額)   6万円
暖房費(年額)   1万2000円
ガス代(年間)   3万6000円
水道代(年間)   2万4000円
CATV+インタネット 4万8000円・・・・合計24万円(2万円/月)ということになる。
これをどう思うか?
ワシは十分に安いと感じておる。