田舎に家を持って2回目の夏がくる。
昨年はとても痛い経験をした。
それが雑草による無差別攻撃、雑草テロだ。
夏が近づくと八ヶ岳地域では、というか田舎はどこでも、雑草がものすごい勢いで伸び始める。
昨年はそれを甘く見て、というかよく分からずに放置していしまい、あとから大変な事になってしもたんじゃ。

去年の今頃からカヤが庭の奥の方で育ち始め、メヒシバがあちこちに芽を出し始めた。
最初はほんの小さい草だと思い、甘く見ていた。
それがどんどん大きくなり、まるでインベーダーゲーム(ちょっと古いけど分かる人は分かる)のようにドッドッという感じで庭の中央をめがけて進出してくる。
さらにカヤはどんどん背が伸び、高さ1メートルぐらいまで巨大化する。
メヒシバも最初は小さく土の上にへばりついているが、どんどん大きくなり、背も高くなり、存在感が出てくる。
庭をこれらのインベーダーに占領されてしまったかのようだった。

問題はここまで育ってしまうと除去が困難になることだ。
地上にある茎の数倍の根っ子や地下茎を張り巡らしていて、とても引っこ抜くことはできない。
雑草は小さいうちに手で引き抜くか、根こそぎ取る道具を使って除去できるが、成長すると厄介でどうにもならない。
しかも冬の間、枯れたように見えるが春になると再び活発になる。
メヒシバのように1年草であっても花を咲かせ種を飛ばすことで翌年も生き残る。
これが昨年のレッスンだった。
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砂利の部分がカヤ防衛ライン。
深さ30センチの堀り、その上に砂利を敷き詰めたもの。













そこで今年は雑草テロ対策を早めにすることにした。
第一は、雑草防衛ラインを設定して、そのラインの雑草を徹底的に除去すること。
そこで庭のカヤ防衛ラインを作り、地面を深さ30センチほど掘り返した。
そのとき初めてカヤの地下茎の巨大さにびっくりした。
地面の下は地下茎だらけで、スコップを地面に差し入れようとして全体重をかけてもスコップの先が地面に入らい。
なんとか力を込めてスコップを地面に差し入れて雑草の地下茎を切り裂き、体重をかけてスコップで掘り返す・・・これはホントに重労働だった。
こうしてなんとかカヤの地下茎や根っ子をカヤ防衛ラインから取り除くことができた。

第二に、この防衛ラインに砂利を引き詰めて、再発防止を行うことだ。
この砂利は近くのJマートというホームセンターで買ってきたが、これがまた物凄く重い。
一袋で15キロあり、全部で70袋を購入したので、総重量は1トンを越えた。
当然、ワシの車では1回で運べないので、結局、3往復して1トンの砂利を家の庭に運んだ。
そして、掘り返した防衛ラインに砂利を引き詰めてから踏み固めた。
これも重労働で腰が痛くなる作業だったがなんとか克服し、上の写真のような状態になった。

第三に防衛ライン上に生えてくる雑草を徹底的に引く抜こと。
周りに植木のない部分は除草剤も使い、植木の近くは手で引き抜くことにした。
防衛ラインの外側は草刈り機を使って刈り上げる予定だ。

さてさて今年はどうなるだろうか?
防衛ラインを死守できるだろうか?
ワシの挑戦は続く。