数式を使わないリスクの話(3)で書いたが、リスクは単に減らせばいいというものではなく、リスクに見合うリターンを上げているかが重要なのじゃ。
というわけで今回はリスク当たりのリターンを取り上げてみよう。
リスク当たりリターンの考え方は2つある。
一つは超過リターンをトラッキングエラーで割り算するという考え方。
3年あるいは5年程度の期間を使い、評価基準(ベンチマーク)である株価指数を上回った超過リターンをトラッキングエラーで割ったもので、この数値を情報レシオ、インフォメーションレシオを呼ぶ。
これは、ファンドマネージャーがどれだけのベンチマークリスクを取ってどれだけのリターンを上げたかを示す、ファンドマネージャーの成績表でもある。
通常、5年程度の期間というと、景気が良くなったり悪くなったり、金利が上がったり下がったり、いろいろ起こる時間の長さだ。
だから、情報レシオが1を越える成績はファンドマネージャーの合格ラインじゃな。
0.5以上1以下でも悪くはないが、0.5以下はクビ候補じゃ。
もう一つはリターン(細かく言うと無リスク資産のリターンを上回った分)をリスク(リターンのバラツキ)で割り算するという考え方。
これはシャープさんの考えたレシオで、シャープレシオと呼ばれている。
現在、無リスク資産のリターンはほぼゼロなので、リターンをリスクで割り算するだけなので計算も簡単じゃ。
簡単なので、いろんな資産の評価を横比較できるし、個人投資家には使いやすいものだろう。
たとえば、日本債券(リターン1.5%、リスク2%)でシャープレシオ0.75、日本株(5%、18%)で0.28、外国債券(2.5%、10%)で0.25、(外国株5%、20%)で0.25・・・と計算できる。
比較が簡単なことからどの資産を買おうかと考える基礎的な数字として使える。
ただし、情報レシオで1以上という好成績を続けるのは想像以上にむずかしい。
昔、情報レシオ1以上を10年以上続けたスーパーなファンドマネージャーがいた。
思えば2015年にドイツ証券のアナリストが決算前の未公表数字をもとに営業していた事実がバレて、金融庁が公表前取材を取り締まる通達を出したが、これが大きな変化の始まりだった。
それまでは予想より上か下かぐらいの感触だったらインサイダーを問われることがなかったが、これを境に一気に厳しくなった。
ほとんどの証券会社は決算前取材をやめた。
その辺からこのスーパーなファンドマネージャーもリターンが落ちてしまった。
こうした短期情報を使い、決算に向けたトレーディングで超過リターンを上げてきたからだろう。
スーパーなファンドマネージャーはたいていどこかにリターンを上げる裏技を持っているものだが、それがうまくいかなくなると・・・いかにスーパーファンドマネージャーでも苦戦するものなのじゃ。
このファンドマネージャーは環境変化に対応して再び高いリターンを上げ始めたが・・・特に外人ファンドマネージャーの中には日本企業のインサイダー情報でリターンを上げ、巨額ボーナスをもらっていた奴が多くいたが、彼らは全滅した。
この手の輩はだんだん市場から一掃されてきている。
というわけで今回はリスク当たりのリターンを取り上げてみよう。
リスク当たりリターンの考え方は2つある。
一つは超過リターンをトラッキングエラーで割り算するという考え方。
3年あるいは5年程度の期間を使い、評価基準(ベンチマーク)である株価指数を上回った超過リターンをトラッキングエラーで割ったもので、この数値を情報レシオ、インフォメーションレシオを呼ぶ。
これは、ファンドマネージャーがどれだけのベンチマークリスクを取ってどれだけのリターンを上げたかを示す、ファンドマネージャーの成績表でもある。
通常、5年程度の期間というと、景気が良くなったり悪くなったり、金利が上がったり下がったり、いろいろ起こる時間の長さだ。
だから、情報レシオが1を越える成績はファンドマネージャーの合格ラインじゃな。
0.5以上1以下でも悪くはないが、0.5以下はクビ候補じゃ。
もう一つはリターン(細かく言うと無リスク資産のリターンを上回った分)をリスク(リターンのバラツキ)で割り算するという考え方。
これはシャープさんの考えたレシオで、シャープレシオと呼ばれている。
現在、無リスク資産のリターンはほぼゼロなので、リターンをリスクで割り算するだけなので計算も簡単じゃ。
簡単なので、いろんな資産の評価を横比較できるし、個人投資家には使いやすいものだろう。
たとえば、日本債券(リターン1.5%、リスク2%)でシャープレシオ0.75、日本株(5%、18%)で0.28、外国債券(2.5%、10%)で0.25、(外国株5%、20%)で0.25・・・と計算できる。
比較が簡単なことからどの資産を買おうかと考える基礎的な数字として使える。
ただし、情報レシオで1以上という好成績を続けるのは想像以上にむずかしい。
昔、情報レシオ1以上を10年以上続けたスーパーなファンドマネージャーがいた。
思えば2015年にドイツ証券のアナリストが決算前の未公表数字をもとに営業していた事実がバレて、金融庁が公表前取材を取り締まる通達を出したが、これが大きな変化の始まりだった。
それまでは予想より上か下かぐらいの感触だったらインサイダーを問われることがなかったが、これを境に一気に厳しくなった。
ほとんどの証券会社は決算前取材をやめた。
その辺からこのスーパーなファンドマネージャーもリターンが落ちてしまった。
こうした短期情報を使い、決算に向けたトレーディングで超過リターンを上げてきたからだろう。
スーパーなファンドマネージャーはたいていどこかにリターンを上げる裏技を持っているものだが、それがうまくいかなくなると・・・いかにスーパーファンドマネージャーでも苦戦するものなのじゃ。
このファンドマネージャーは環境変化に対応して再び高いリターンを上げ始めたが・・・特に外人ファンドマネージャーの中には日本企業のインサイダー情報でリターンを上げ、巨額ボーナスをもらっていた奴が多くいたが、彼らは全滅した。
この手の輩はだんだん市場から一掃されてきている。