日経ボラティリティ・インデックス(VI)

ボラティリティ(=値動きの激しさ)は株高時に低下し株安時に上昇する。
株安は投資家心理に大きく働くが、株高は投資家に歓迎され心理的な圧迫がないからだ。
日経平均が上昇している現在、ボラティリティ、日経VIは低下していくのだが、今回は25%前後で高止まりしている。
上のチャートの点線は20%と30%水準を示しているが、今回の株高局面では過去水準に比べ20%点線を上回って横ばいになっている。
これは上昇相場にありながら投資家は一定の警戒感を持っていることを意味している。
米国VIX指数の先物ショート

逆に米国のVIX(ボラティリティ・インデックス)は20%を下回り、相場上昇に合わせて低下してきている。
これはセオリー通りの動きで、投資家心理が落ち着いていることを示している。
そしてVIXの先物ポジションを見ると先物ショートが急増している。
上のグラフの緑色チャートだが、先物枚数で20万枚前後、新型コロナ前の2019年の水準にまで増加してきた。
VIX先物をショートするのは相場変動が小さい(=安定した上昇が続く)ということに賭けている投資家が増えていることを意味している。
日本ではボラティリティが高止まり=相場変動に身構える投資家が増えている反面、米国ではボラティリティが上がらない=安定した上昇相場と考える投資家が増えている。
日米市場で投資家心理が異なる、ここに付け込み、ショートカバーを誘って上昇に弾みをつけてきたのが海外の投機筋だったといえるだろう。
でもボラティリティは突然変化するので、実際、予測はできない。
2018年1月VIXショートが32万枚に達し、2月にVIXショックで瞬間的に株価急落した。
2019年11月VIXショートが30万枚に達し、20年には新型コロナ禍で急落した。
当時のようなVIXショックや新型コロナ禍を予想しているわけではない。
これらは予想できない。
でもボラティリティのショートが溜まっていくと、何か起こる場合に予想できない大きな反応になる可能性は示唆される。
今後のVIX先物ポジションをチェックしていきたい。



ボラティリティ(=値動きの激しさ)は株高時に低下し株安時に上昇する。
株安は投資家心理に大きく働くが、株高は投資家に歓迎され心理的な圧迫がないからだ。
日経平均が上昇している現在、ボラティリティ、日経VIは低下していくのだが、今回は25%前後で高止まりしている。
上のチャートの点線は20%と30%水準を示しているが、今回の株高局面では過去水準に比べ20%点線を上回って横ばいになっている。
これは上昇相場にありながら投資家は一定の警戒感を持っていることを意味している。
米国VIX指数の先物ショート

逆に米国のVIX(ボラティリティ・インデックス)は20%を下回り、相場上昇に合わせて低下してきている。
これはセオリー通りの動きで、投資家心理が落ち着いていることを示している。
そしてVIXの先物ポジションを見ると先物ショートが急増している。
上のグラフの緑色チャートだが、先物枚数で20万枚前後、新型コロナ前の2019年の水準にまで増加してきた。
VIX先物をショートするのは相場変動が小さい(=安定した上昇が続く)ということに賭けている投資家が増えていることを意味している。
日本ではボラティリティが高止まり=相場変動に身構える投資家が増えている反面、米国ではボラティリティが上がらない=安定した上昇相場と考える投資家が増えている。
日米市場で投資家心理が異なる、ここに付け込み、ショートカバーを誘って上昇に弾みをつけてきたのが海外の投機筋だったといえるだろう。
でもボラティリティは突然変化するので、実際、予測はできない。
2018年1月VIXショートが32万枚に達し、2月にVIXショックで瞬間的に株価急落した。
2019年11月VIXショートが30万枚に達し、20年には新型コロナ禍で急落した。
当時のようなVIXショックや新型コロナ禍を予想しているわけではない。
これらは予想できない。
でもボラティリティのショートが溜まっていくと、何か起こる場合に予想できない大きな反応になる可能性は示唆される。
今後のVIX先物ポジションをチェックしていきたい。

