日経平均とオルカン

新NISAで人気なのがオルカン、ベンチマークはMSCI ACWI(アクウィ)だ。
このインデックスは世界景気に連動する安定した株価指数だが、一方、パフォーマンスは先進国株価指数に劣後している。
上のチャートは2004年からのACWIと日経平均を比べたものだが、新型コロナ禍の2020年以降、二つのチャートの格差が大きくなっている。
特に2024年から直近までの期間に大きな格差が生じている。
この24〜25年はAI関連に技術が急速に進展し関連投資が急拡大した時期だが、これらの投資は米国をはじめとして欧州や中国などを中心として急増しているため、新興国が出遅れている。
これを示しているのが、下のチャート。
MSCI新興国指数と日経平均を比べたもので、新興国株式指数は長期的なレンジ範囲で動いている。
リーマン危機の前につけた1400ポイント近い高値が長期レンジの上限になってしまっている。
2015年ぐらいまでは新興国のパフォーマンスが良かったが、その後新興国のパフォーマンスが横ばいで冴えない。
日経平均のチャートが新興国を大きく上回った。
これが日経平均がオルカンを上回った原因だろうと思う。
オルカンのパフォーマンスが良くなるには新興国株の上昇が必要だろう。
日経平均と新興国株

世界全体の名目成長率は以下の通りだが、およそ5%前後で長期的に推移している。
これは実質成長率3%に加えて、インフレ率2%で合計5%の名目成長というところだろう。
もちろん、オルカンへ投資することで長期的5%程度の成長は期待できる。
今後のオルカン投資は、先進国よりも新興国がパフォーマンスを決めるだろう。
日経平均は値嵩株、ハイテク株、半導体株の動きに大きく影響され、米NASDAQ指数と連動する。
米国が強く為替がドル高・金利が上昇となると、新興国から米国への資金が流出し、新興国株は相対的に劣後してしまう。
米国の金利が低下し、為替市場でドル安が進むのなら、新興国株は回復する。
ここがポイントだろうと思う。
そろそろ新興国やオルカンを投資対象としてもいいかもしれない。
来年の新NISA枠では考えるべきなのかもしれない。


新NISAで人気なのがオルカン、ベンチマークはMSCI ACWI(アクウィ)だ。
このインデックスは世界景気に連動する安定した株価指数だが、一方、パフォーマンスは先進国株価指数に劣後している。
上のチャートは2004年からのACWIと日経平均を比べたものだが、新型コロナ禍の2020年以降、二つのチャートの格差が大きくなっている。
特に2024年から直近までの期間に大きな格差が生じている。
この24〜25年はAI関連に技術が急速に進展し関連投資が急拡大した時期だが、これらの投資は米国をはじめとして欧州や中国などを中心として急増しているため、新興国が出遅れている。
これを示しているのが、下のチャート。
MSCI新興国指数と日経平均を比べたもので、新興国株式指数は長期的なレンジ範囲で動いている。
リーマン危機の前につけた1400ポイント近い高値が長期レンジの上限になってしまっている。
2015年ぐらいまでは新興国のパフォーマンスが良かったが、その後新興国のパフォーマンスが横ばいで冴えない。
日経平均のチャートが新興国を大きく上回った。
これが日経平均がオルカンを上回った原因だろうと思う。
オルカンのパフォーマンスが良くなるには新興国株の上昇が必要だろう。
日経平均と新興国株

世界全体の名目成長率は以下の通りだが、およそ5%前後で長期的に推移している。
これは実質成長率3%に加えて、インフレ率2%で合計5%の名目成長というところだろう。
もちろん、オルカンへ投資することで長期的5%程度の成長は期待できる。
今後のオルカン投資は、先進国よりも新興国がパフォーマンスを決めるだろう。
日経平均は値嵩株、ハイテク株、半導体株の動きに大きく影響され、米NASDAQ指数と連動する。
米国が強く為替がドル高・金利が上昇となると、新興国から米国への資金が流出し、新興国株は相対的に劣後してしまう。
米国の金利が低下し、為替市場でドル安が進むのなら、新興国株は回復する。
ここがポイントだろうと思う。
そろそろ新興国やオルカンを投資対象としてもいいかもしれない。
来年の新NISA枠では考えるべきなのかもしれない。

銀行株が急上昇している局面ではTOPIXの方がリターンが高いでしょうし、ここ半年のようにAIや半導体の相場になれば日経平均の方がリターンが高いでしょう。
日経平均➗TOPIXのNT倍率で見ると、上がったり下がったりで15倍レベルが天井圏です。
長期的にはTOPIXの15倍が日経平均の限界値と言えるでしょう。
ちなみに今は14.5倍で、もう少しで限界に近づきます。