消費税











石破さん、消費税減税の「ゼロ回答」はさすがにないでしょ。
自民党の長老たちは「財源!」「財源!」と念仏のように言う、けど実際はやる気がないだけだ。
「財源!」「財源!」と指摘して野党の議論を封じる、だけど、これじゃ7月の参院選で大負けする確率を高める。


消費税の減税、特に食品の8%課税を引き下げるべきなのは数字を見れば明らかだ。
2019年に決定した消費税10%(食品は軽減税率8%)からの税収の推移、それと2020年基準の消費者物価指数(原数値)、食品の物価指数を比べてみた。

一般財源の内訳・・・
     2019年  2025年(予算ベース)
消費税 18.4兆円 24.9兆円  +35%、6.5兆円増加
法人税 10.8兆円 19.2兆円  +78%、8.4兆円増加
所得税 19.2兆円 22.7兆円  +18%、3.5兆円増加

消費者物価異数(原数値、2020年=100)・・・
      基準年   2025年3月
消費者物価 100   111.1  伸び率+11.1%
うち食品  100   124.2  伸び率+24.2%
物価調整していない数字なので、名目価格の上昇。


数字だけを純粋に見てみよう。

①この5年間の税収では法人税+8.4兆円の次に消費税+6.5兆円と大きい。
コロナ禍があったので、個人の所得はあまり伸びず、所得税も+3.5兆円にとどまった。
その一方、企業収益が順調に増加し法人税は+8.4兆円と税収増をけん引した。
消費税も35%伸び、24.9兆円と最大の税収項目に伸びた。

②消費者物価から見ると、この間物価上昇が顕著だったが、特に食品が大きく値上がりした。
食品の物価指数はこの間24.2%も上昇した、多くの国民が不満を言うのがよく理解できる。

この二つを合わせて考えると・・・
消費税の増加率35%のうち物価上昇分が11%と、消費税の増加の3分の1は物価上昇によって税収が増えている。
しかも、その最大の要因が食品価格の値上がり24%だった。

消費税の税収増の最大要因は税率の引き上げ(8%⇒10%)だが、その3分の1は物価上昇、しかも食品の値上がりが大きな要因となった。


食品の値上がりが消費税収を大きく増やした、とすれば、値上がり分を消費者に還元するのは当然じゃないか!!!

食品の消費税率から物価上昇による分を還元すれば、財源ウンヌンと関係なく、数%の食品減税ができるはずだ。
消費税減税の財源は消費税だ!!!
自民党には不都合な事実だが、ゴマかさずに事実をしっかり検討してほしい。
野党も野田氏の言うような一時的減税ではなく、値上がりによる消費税増加は国民に還元するルールを明確に作って欲しい!!!




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