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2023年の市場は大きな特徴を持った市場だったが、これが2024年の市場にも続いていくはすだ。
年末の連続ブログとして2023年に市場を振り返り、2024年へと続く市場を考えてみたい。

2023年一番印象に残ったのが、評論家諸氏がまともな解説ができなかった市場であったことだ。
評論家諸氏のあまりの無理解説に「イラっと」してしまい、「イラっとくる」コメント集を書いてしまった。
でも無理ないかもしれない。
ファンダメンタルが効かない市場だったからだ。

もちろん5年から10年という期間ではファンダメンタルが株価を決める。
名目経済の成長によって、企業の売上げが増加し、コストを上回る利益が拡大し、EPSが増加して株価が上昇する・・・これは不変の方程式だ。
ただ1~2年という短期では必ずしもファンダメンタルと株価がつながらない。

日経平均の基本的な数字で確認してみたい。
     年初     12/22現在 
日経平均 25716円 33169円  +28.9%
EPS   2141円  2274円  + 6.2%
PER  12.01倍 14.58倍  +21.3%
PBR   1.08倍  1.29倍  +19.4%
配当利回り 2.45%  1.99%  -18.7%

日経平均株価は年初から28%も上昇したが、EPS(一株利益)はわずか6%しか増えていない。
これだけの円安で輸出企業が大きな為替メリットを受けたにもかかわらずだ。
PERやPBRなどのバリュエーション指標が2割の上昇。
今年の株価上昇はPERなどバリュエーションの上昇であって、利益(EPS)の増加ではなかった。
ちなみに配当利回りは2%割れまで低下してしまった。

この状況では「業績が株価を上昇させる」としか解説できない解説者は的を得た解説ができなかったのはしかたのないことかもしれない。

筆者の視点からは三つ重要な局面があった。

第一に5~6月にかけてのPERのジャンプ。
この時に何が起ったのかを考えることでこの不可解な市場を少し理解できる。

第二に8~10月にFRBの利上げが終了してからの米長期金利の急上昇。
金融当局に利上げが終了(終了に近い)時から長期金利が上昇するという異例に展開。
それをどう理解するかも重要な視点だ。

第三に11~12月の全面的強気市場。
なぜ、ここまで急激な株価上昇が起こったのかを考えることも重要な視点だ。

この三つの典型的な局面で今年の市場を考えることは、2024年の市場を理解することにもつながると思う。



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