新NISA










長期投資という言葉を聞くと、1回株を買ったらそのまま「長期」に保有するというイメージを持つ人も多いと思う。
実際、世の中には「放ったらかし=放置投資」としてこうした投資法を薦める評論家もいる。

しかし、「放置投資」には多くのリスクを含んでいるので、投資商品によっては「放置投資」にはなじまないものも多い。
新NISAの長期投資では商品性を考えた上でどのぐらいの期間で「リバランス=見直し」をするのか決めておく必要がある。

まずは「放置投資」の主役「オルカン」こと「オールカントリーワールドインデックス=ACWI

日本人は「オルカン」と言うが投資の世界ではACWI(アクウィ)という名で通っている。
ACWIは米国株がおよそ半分、欧州株が4分の一、その他アジアで4分の一というのがザっとしたウェートと考えていい。
従来ワールドインデックスは欧米中心の世界だので、北アメリカEAFE(ヨーロッパ、アジア、極東)という二つのインデックスで世界の先進国をほぼカバーできる。
それにエマージング(新興国)を加えたのがACWIとなる。

世界全体の成長を収益化するという意味で「放置投資」の最大の主役だ。
でも問題はこのファンドはドル建て商品だということ。
長期投資では株価の動きとともに円/ドルの動きがリターンを決める大きな要素だ。
したがって長期投資では円建て商品の比率、ドル建て商品の比率を数年に1回は見直す必要がある。

もう一つ有効な長期投資は米10年債や30年債だろう。

両者ともに利回り水準が5%に近い高金利になっている。
5%の金利を10年とか30年に渡って毎年得られる「投資妙味の大きい」投資対象だ。
しかも債券の償還時にはパーで返金されるので損失もない。

仮に今後10年間の世界経済成長率を実質3%、インフレ率2%、合計5%の名目成長とすると、米長期債の5%利回りは世界株式の期待成長率と同等といえる。
しかも世界経済は地政学リスク、中国リスク、様ざまなリスク要因があり、株式リターンの振れ幅は大きくなる反面、債券の値動きは株式より小さくリスクは低い。
このリスクが考えると、リスク対比のリターンは米長期債の方がいい。

でも米長期金利と円ドルレートは連動する、つまり、米長期金利が上昇すれば円安に、米長期金利が低下すれば円高になる。
今後、長期金利が一段と上昇すれば、米債投資に含み損が出て円安の為替差益が出る、逆に米長期金利が低下すると、米債投資に含み益が出る反面円高の為替差損が出る。
要するに、金利動向と為替動向が逆方向に動くケースが多い、このあたりが難しいところだ。

長期の「放つたらかし投資」はうまくいけばいいが、リスクもある。
数年間に一回、途中途中の「リバランス」が必要じゃないだろうか?




 相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村