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アラビア半島の国々は本来非常に「エコ」な国だ。
上の写真はドバイの旧市街だが、この土色の建物は中東の「エコ」そのものだ。
この建物はもちろん竹や材木で骨組みを作り、その骨組みに土を塗って建物を作る。
もともと存在した土で作られた建物は、壊せば再び大地に戻る。
ベドウィンなどは遊牧民生活で、砂漠を転々と移動することが普通だった。
その意味では中東の建物は「すぐに土に還る」=「エコ」だった。

その「エコ」アラビア半島、中東地域が世界の今後を左右する存在になるかもしれないと思う。
トライブ=部族で成立してきた国家で、歴史的に国境はあまり意味を持っていない。
部族は歴史的に近い関係だったために「兄弟は他人の始まり」的な諍いや紛争が絶えなかった。

イスラム教という宗教は同じコーランを基本としていながら、預言者モハンマドの後継者を巡る考え方の違いで「スンニ派=サウジアラビアを中心とする部族」と「シーア派=イランを中心とする部族」に分かれ対立してきた。
宗教的にも地域的にも対立が多かった、この構図が大きく変化し始めている。

ある意味、宗教的な対立は歴史的にも民族的にも根深いと思ってきた人たちには大きな驚きだった。
サウジのモハンマド皇太子(MBS氏)は中東の政治・宗教を大きく変えた。
イランとサウジが国交回復し、関係を修復、連合を組むなんて伝統的なアラブ社会を見てきた人たちのには信じられない事だった。

何がアラブ人を変化させているのだろうか?

サウジのモハンマド皇太子は石油枯渇後の中東地域を考えてきた。
地球温暖化は確実に化石燃料への需要を減らす、中東は「資源の枯渇」に対応してきたが、最大の問題は枯渇ではなく「エコ」だった。
歴史的に「エコ」で生活してきた中東民にとっては大きな転換期になるのだろう。

中東では多くのインド人が働いていて、出入国管理も瞳孔による生態認証を使うなど「インド流」のITシステムを使っている。
中東とインドは意外と親密な歴史的な関係があり、インドが「グローバルサウス」を主導していく中でアラブ世界との関係が大きな勢力になってくるかもしれない。
インドとサウジ・イランが組むと大きな影響力を持つ「第三極」が出来上がってくる。
しかもイランとの関係が悪いアメリカは口出しできない。

岸田首相がサウジ・ムハンマド皇太子と会談を行ったようだが、どこまで突っ込んだ話をおこなったのだろうか?


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