ETF








二週連続で「総踏み上げか?売り乗せ?」を書いた。
これだけの「需給の戦い」が目の前で繰り広げられている、全く興味が尽きない。
株価の分析として過去事例を研究したことは多々あるが、こんな事例がリアルタイムで繰り広げられているのは非常に興味深い。

だから、毎週毎週、NY株の上昇/下降とともに日本の個人投資家のレバETF・ポジションがどう変化していくのか? そのレバETFポジションの変化が日本株にどう影響するのか? これをじっくりと観察してみたい。
自分の中でその欲求がますます強まっている。
だから、3週連続でも4週連続でも興味が尽きるまで徹底的にフォローしていきたいと思う。

1570日経レバ 1357日経ダブルインバース

売り残 増減 買い残 増減 売り残 増減 買い残 増減
8月19日 418 9 313 ▲ 13 565 ▲ 3 20405 1970
8月12日 408 27 327 ▲ 12 568 ▲ 11 18435 2411
8月5日 381 49 339 ▲ 30 579 64 16024 2441
7月29日 331 ▲ 27 370 ▲ 6 515 ▲ 175 13582 304
7月22日 359 103 376 ▲ 238 690 ▲ 74 13278 6331
7月15日 256 7 615 ▲ 95 764 ▲ 25 6945 ▲ 78
7月8日 248 67 711 ▲ 261 790 ▲ 320 7025 1937
単位:万株

さて、先週(8/15~8/19)のレバETFポジションの変化だが、日経レバの売り残9万株の増加、買い残13万株の減少にとどまった。
それでもダブルブル型のポジションが合計で21万株減少し、超強気派は依然として減っている。

一方、ダブルインベース・ポジションは売り残が3万株減少したものの、買い残が1970万株の増加、ダブルベア型のポジションは1967万株の増加、依然として超弱気派は増加している。

この観察期間(7/4~8/19)では、超強気派が合計600万株(およそ800億円)減少した一方、超弱気派が1億3800万株(およそ500億円)急増した。
一か月強の期間で1300億円規模で弱気に傾いたレバETFポジションの変化は、NY株の7月~8月にかけての中間反騰を日本の個人投資家が全否定している意味になる。

そこまで全否定した根拠に何なのだろうか?

仮説①は、FRBの金融引き締めが続き、予想以上の政策金利の引き上げが起こる。
現在見込まれているFF金利の最終地点は3.5~4%程度だが、これが5%に引き上げられる。
としたら、米NASDAQ中心にハイテク株は再暴落する。

仮説②は、景気が厳しい後退期に入る。
この場合、格付けの低い企業破綻がクジレット問題を発生させ、資金が焦げ付き経済活動が停滞する。
または、大企業の破たんが起こり、リーマン危機のように経済停滞をまねく。

でも、仮説①も仮説②も現段階での確率が相当低い。
しかも超弱気ポジションの増加を見ているヘッジファンドなどのプレーヤーは日本株の踏み上げを視野に入れているので、NY株が上がれば日本株は急上昇し、NY株が下がっても日本株は小幅に下げるにとどまると見ているはずだ。

今週はNY株が小幅に下落したが、超弱気ポジションの増加は続いているのか? あるいは、この下落場面でポジションの解消に動いているのか?
継続して超弱気が増加しているようならば、売り方は何か確信を持っているのかもしれない。
来週のレバETFの信用残取り組みも大注目だ。




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