AEBBF709-2F9E-473E-8F73-5F6D59CFD99D
















ソフトバンク(以下SB)の孫さんは、「エコシステムができつつある」と発言をした。
エコシステムは「生態系」であり、「SBの投資が生態系を形成し始めている」という意味なのだろう。

では、「投資の生態系」とは一体何なのだろうか?

(1)SB資金の循環が生まれてきたことを意味するかも?
以前のボーダフォンやスプリントの買収、アリババ投資・・・本体SBによるリアルビジネス投資をしてきたので、SB資金は長期にわたって固定化されてきた。
しかし、ビジョンファンド1号以降はファンド投資が大きくなり資金の回転が速まると同時に、資金が固定化された本体投資は徐々に現金化されてきた。
昨年でもスプリントの売却、アームの売却と本体投資の売却が相次いだ。
これによって4兆円を売却し現金を得たと同時に、自社株買いに2兆円弱を使い、ファンド投資に2兆円を使った。
つまり、長期に固定してきたSB本体投資を現金化し、その分ファンド投資と自社株投資に移した。
この資金循環を孫さんは「エコシステム」と呼んでいるのかもしれない。

(2)ファンド投資によるレバレッジ拡大を意味しているかも?
生物の食物連鎖のように、SB本体の資金(現金化した資金)と、外部投資家の資金(主にビジョンファンド1号)、孫さんの個人資産(主にSB株式)が複雑に絡み合って、大きなレバレッジをかけ投資リターンを極大化しようとする戦略を称して、孫さんは「投資のエコシステム」と呼んでいるのかもしれない。

ブルームバーグより・・・

「ソフトバンクGはこの日、孫社長が2号ファンドに対し最大26億ドル(約2870億円)出資すると発表した。決算短信によると、2号ファンドにはソフトバンクGと孫社長個人の会社が共同出資し、孫社長は最大で17.25%を保有することになる。孫社長が保有するソフトバンクGが2号ファンドに預託されることも明らかになった。」

SBが1.66兆円を出資し、さらに孫さんが2800億円を共同出資した2号ファンドは孫さんが17.25%保有するという。
しかし、孫さんの個人会社の株式を担保に入れたり、2号ファンドの未払い債務を2号ファンドの株式の預け入れるなど、株式担保の錬金術を駆使するが、その資金繰りは「自転車操業」のように見える。

さらに、孫さんは「SBの投資は分散化されてきている」と主張した。
投資純資産26兆円の内訳は・・・上場株87%、非上場株13%・・・地域別では、米国34%、中国23%、中国以外のアジア25%、欧州13%
やっぱり、中国のウェートの高さが気になる。
今回の決算では6月末までの数字で、中国リスクが表面化したのは7月以降だからだ。

こうした点を考えると、孫さんの「エコシステム」には外部投資家やSB株の投資家は含まれていないと思う。
彼のSB帝国には外部資金はいらない、リスクを取れる体制を作る(外部資金はリスクにうるさい)。
個人資産とSBの保有資産ですべての「エコシステム」を動かしていく覚悟ができている・・・のかもしれない。
ここ1~2年でビジョンファンド1の外部投資家にどんどん資金を返済し、SB株の投資家には自社株買いで資金を返してきた。
そして最後には・・・SB帝国は孫さんの100%所有物にしてしまうつもり・・・のかもしれない。

最大限のリスクを取る孫さん、投資に成功したらMBOすることを考えているかもしれないが、その前にいくつもかのハードルがありそうだ。



実戦的バリュエーション 味のある方は以下のURLからアクセスしてください。


https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5

チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD



株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村