
ある株式評論家がこう言った・・・
「現在は、日経平均で27000円台~29000円台の膠着相場にある。こうしだ膠着相場では3万円を超えて上昇したら買い、27000円を割り込んだら売り。」
簡単に言えば、「往来相場を放れた方に付け」ということだが、なんかしっくり来ない。
たしかに、相場格言にも「保ち合い放れにつけ」というのがある。
これは長い間、底練りを続けていた株価が急に上放れると、その後上昇トレンドを作ることが多いという経験則でもある。
その条件は(1)長い期間(普通は1年以上)、(2)材料もない底練り(需給が枯れた状態)、(3)大きなファンダメンタルの変化、という三つだ。
でもよく考えてみよう。
この評論家が言うのは、「27000円以下で売れ、30000円以上で買え」ということだ。
本当に27000円割れで売っていいのだろうか? 30000円以上で買っていいのだろうか?
「株は安く買って、高く売る」のが基本で、その逆はない。
高く買って、安く売ったら・・・永遠に相場に勝てない。
「奇妙な長期金利の低下と突然の株安」というブログを書いたが、再び、NY市場が急落し、多くの投資家があわてているかもしれない。
しかし、この5月と7月の急落はファンダメンタルによる下落ではない。
おそらく、この価格急変動の背後には巨大なヘッジファンドがいる。
遅れているパウエル氏がいずれテーパリングと利上げに追い込まれると想定したヘッジファンドがいたのだと思う(自分も同じ考えを持っていたので感覚的によくわかる)。
早期の出口により10年債利回りの2%超えを想定し、巨額の長期債売り/米国株の買いのロングショートをポジションを作った。
これが裏目に出て、巨額の損失を出しそうになっている・・・そこで一気にアンワインド(巻き戻し)に入ったというところだろう。
事実は時間が経てば表面化する。
だとしたら、27000円割れは、売りではなく買いだ。
27000円割れで「保ち合い放れにつけ」という評論家は信用できない。
アンワインドが終われば、株価は急反発するだろう。
安いところを買おう。

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