
60歳を過ぎたら「キリギリス」生活が楽しい。
キリギリスにも貧乏キリギリスも金持ちキリギリスもいる。
それぞれが自分の事情に合った「キリギリス」生活をすればいいだけだ。
定年退職してまとまった退職金を受け取ると、人間、ちょっと気が大きくなり、サラリーマン時代にできなかった海外長期クルージングや、買いたくても買えなかった趣味の品(高額時計や楽器、アンティーク品など)を買ったり・・・・ついつい緩んでしまう。
おカネは大切なので「浪費するな」というファイナンシャルプランナーも多い。
でも、これは違う。
60歳過ぎたら、生活を切り詰めて貯金する必要はない。
かと言ってどんどん浪費してしまえ・・・ということではない。
おカネをいくら貯め込んでも死んでしまったら使えないし、いつ身体が動かなくなり好きな事ができなくなるかもしれないのだ。
貯金よりも自分の残りの人生を楽しむことにおカネを使った方がいい。
60歳台以降は無理して貯金する必要はない・・・その意味では「老後2000万円問題」も「人生100年時代の資産運用」もウソだ。
それよりも重要なのは「キャッシュフローのバランス」だ。
貯金はあった方がいいにこしたことはない・・・しかし、なくても気にする必要はない。
「キャッシュフローのバランス」は、毎月の現金出入りを均衡させることだ。
ちゃんとバランスしていれば「貯金の取り崩し」もないし、貯金がなくても大丈夫だ。
ます、第一に徹底的に経常的な支出を見直すことだ。
(1)住宅ローンが残っている場合、定年前に「繰り上げ返済」をしておく。
30年の長期の住宅ローンを40歳台で契約すれば、70歳台までローンの支払いが続く。
でも給料が激減する60歳台で住宅ローンを毎月毎月払い続けるのはキツイ。
ボーナス返済を併用している場合はさらに家計のキャッシュフローを大きく圧迫する原因になる。
できれば、60歳までに「繰り上げ返済」をしておくべきだろう。
それができなければ、5年程度のローンを借りて住宅ローンを繰り上げ返済する。
そうすれば毎月支払いで65歳までには完済できる。
いずれにしてもローンの呪縛から自由になる方がよい。
(2)生命保険なども見直しが必要だ。
一家の大黒柱であるお父さんにもし何かあった時と考えて契約した数千万円という高額死亡保険は不要になる。
子供が独立してしまえば、高額死亡保険はいらない。
保険の基本は家族のための高額死亡保険から、本人と奥さんの病気保障が中心となる。
契約期間に残っている今までの生命保険は「払い済み」にすればいい。
そうすれば、高い保険料を払わずに最低限の死亡保障のみを受け取れるようになる。
入院や高額医療費に備えて、病気保障の保険に入っておけば十分だ。
おそらく数千円/人で入れる保険がたくさんある。
次回、毎月の経常的費用をどう下げるか、もう少し掘り下げて考えてみたい。

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