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2021年の相場が始まった。
リスクとリターンのバランスの取り方がかなり難しい相場になると覚悟している。
それでもリスクを避けて何もしないという選択肢はない・・・10%以上上昇するチャンスもあるからだ。
しかし、一方10%程度の調整の可能性はいつでも存在している。
昨年から期待で上昇してきた相場なので「投資家の期待」が変わると相場も変わる。
その分、難しい相場になる。

第一の点、40%以上の増益が達成できるか。
今期、早い段階でワクチンの効果が現れ、欧米を中心に新型コロナの感染が一巡してくる。
海外との移動制限が解除され、東京オリンピックが開催できる状態になる。
こうなれば企業活動が正常化し40%以上の増益が見えてくる。
いずれにしても楽観的なシナリオであるのは間違いない・・・この楽観に疑問が生じたら???

第二の点、2022年以降の景気基調がPER水準に影響している。
日経平均のPERは25倍、TOPIXのPERは22倍、NYダウのPERは24倍、NASDAQ100のPERRは32倍・・・
この高いPER水準は、2021年の企業業績の回復だけでは説明できない。
さらに2023年、2024年の力強い回復・・・長期のポストコロナの経済成長を織り込んでいる水準だ。
投資家がこの期待を維持できればPER20倍以上で推移するが・・・???

第三に政策変更の可能性だ。
今のところ、FRBもECBも日銀も量的緩和を続ける方針に変更はない。
財政政策も米国の追加予算90兆円が実施され、欧州も日本も中国も財政拡大に積極的だ。
これを変更するとしたら、ジャブジャブのカネ余りでインフレが生じる可能性が出た時、基軸通貨が売られ資本流出の懸念が出た時、逆に、新型コロナ騒動が一巡し主要国政府が財政均衡を考え始めた時・・・・???

今年の相場の難しいところは、バブル的な需給相場が続き株価がさらに上昇する可能性があるし、また調整する可能性もある・・・この両方が常にあることだ。
投資家の期待が行き過ぎだったと分かった時、インフレや通貨変動などで政策がブレる可能性が見えた場合、いつでも天井を付ける可能性がある。
その意味では、2021年大発会が天井だったという可能性もないわけではない。


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