
5月26日のアンジェス(4563)の日足だ。
陰陽線、その中でも重要な足として十字足(寄り引け同値)があるが、これが5月26日のアンジェスで見られた。
十字足とは寄付きと引けがほぼ同値、上下に大きなヒゲができるチャートの一種で、市場の強弱感が拮抗した攻防の分岐点とされている。
非常に重要な日となりそうなので取り上げてみたい。
陰陽線とは、江戸時代の米相場で発達した価格の足取り(値動き)を見て、市場の強弱を判断する技法だ。
陰線と陽線の組合せで市場の状態、つまり、買い優勢なのか、売り優勢なのかを判断するものだ。
強い買い優勢の足取りとして、赤三兵、並び赤、上げ足の差し込み線などがあり・・・強い売り優勢の足取りとして、三羽烏(黒三兵)、強大被せ線、並び黒などがある。
その中でも最も重要なのが、この「十字足」だ。
その意味は売り勢力と買い勢力の拮抗であり、攻防の分岐点、つまり、ここから買い勢力が強くなれば一段の上昇、売り勢力が強くなれば急落という瀬戸際にあるということだ。
そして、高値圏に現れた場合は「宵の明星」として天井足となる可能性に気を付ける必要がある・・・逆に安値圏に現れた場合は「明けの明星」として底入れ足となる可能性を考えるタイミングにある。
ではアンジェスの「十字足」だが、実体は23円の陽線、高値ー安値の差が449円と大きく、下ひげが253円とご立派な「十字足」だ。
まさに典型的な「宵の明星」として天井足になるかもしれない攻防の分岐点だ。
しかも、アンジェスの人気はすさまじく、マザーズ指数のウェートは8.4%、信用買残は353万株、売買代金25日平均は599万株、25日移動平均との乖離率43%・・・すべてに圧倒的な数字を叩き出している。
5/25に「個人の信用買いが株高の原動力」を書いた。
一番人気のアンジェスが「十字足」から上放れ、信用買残353万株の回転が効き、個人投資家の勢いが一段と高まるのか?・・・あるいは、相場の過熱感から売り勢力が優勢になり、この「十字足」から急落が始まるのか?
まさに攻防の分岐点となるかもしれない・・・注目したい。

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