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男の子がテーブルでお菓子を食べている・・・そこに女の子が近づいてきて言う、「Can we share?」・・・「フーム」と言いながら、男の子は女の子にお菓子を分ける・・・そして「Sharing makes us all happy」と歌う。
これはアメリカの幼児向けビデオだ。

現在、WOWOWのドラマ、神木隆之介主演の「鉄の骨」を放映している・・・これはゼネコンの談合をテーマにしたドラマだ。
その中で「調整(談合のこと)は建設業界の生きていくために必要だ。すべて競争入札なったら下請けまで、誰も利益が出ない。500万人の雇用を持つ業界は維持できない。」と言うセリフがある。
これもシェリングだ。

かつては銀行業界にも「護送船団方式」があったが・・・昔の日本ではお互いのためにシェアリングをする慣習が多くの業界にあった。
この・・・お互いに利益をシェアする・・・お互いに助け合い、ムラ社会の利益を守る・・・日本の伝統社会はすべてこの考えで成り立っていたと言っても言い過ぎではないだろう。
今でも日本人には普通の感覚かもしれない。

しかし、これが突然否定された・・・アメリカが持ち込んできた「グローバル化」だ。
伝統的な慣習を打破し、「自由で公正な?」アメリカのルールを押し付ける・・・そして、米企業が米国内と同じルールで海外事業を拡大できた・・・というのがグローバル化の本質だ。
このために日本の伝統的な慣習が壊されていった・・・護送船団も談合も規制され「悪」となってしまった。

再び世の中は変わるかもしれない。
SHARE(シェア)という言葉は、かつては競争の言葉だった・・・マーケット・シェアを上げろ、一定のシェアを確保しろ・・・シェアは自由競争を勝ち抜くための指標だった。
それが新型コロナ以後は大きく変わる・・・本来の意味である「助け合いのシェア」に変わる。

冒頭のアメリカの幼児ビデオでは、「Can we share?」であり、「Can you share?」でない。
この「We」は日本人の感覚に近い・・・「みんなで分けよう」という意味だから。
日本人は本来の伝統的な日本人に戻っていいんだ・・・無理してグローバル・スタンダードに合わせる必要はないんだ・・・という意味だ。


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