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当然降って湧いたような「9月入学」だが、特に問題があるとは思えない。
「桜の入学式」はなくなり、「台風の入学式」になるぐらいの違いにすぎないのじゃないかと思う。
そもそも、グローバルな視野を持っている企業はすでに通年採用に舵を切っているし、海外に門戸を開いた国際的な大学でも「9月入学」は可能だ。
大学レベル、大学院レベルでは世界の大学を交流しお互いに刺激し合うことは重要だし、グローバル時代には日本企業が世界の優秀な頭脳に自由にアクセスできることが重要だ。
すでに大学や大手企業を中心に海外の大学や企業と連携したり、グローバル人材を採用にする制度がある・・・これを拡張していけば大学や企業は問題なく対応できるだろう。

日本社会の「年度」という時間の区切りはあるが、これと教育制度とは直接つながらない。
年に一度の区切りで決算を行い、利益を計算して税金を払う・・・でも企業の決算期は3月だけではない・・・海外と同じように12月決算企業もあれば、小売りのように2月決算企業もある。
つまり3月年度末は絶対のものでもなんでもない。
役所はすべて3月=年度末で動いてきたので、頭の固い役人には「4月=新年度」が抜けないだろう。
でも役人の世界は丸ドメ(グローバル人材は不要)なので、それはそれで勝手にやっていてもらえばいいだけだ。

という意味では・・・この問題は主として小・中・高という基礎教育レベルでの話に限定されるだろう。
もし小学校が9月入学になったら、半年遅く入学することになるが・・・幼稚園の最終年を半年増やすだけなので何の問題もない。
小学生ぐらいの年齢では頭脳も柔軟なので9月入学の海外に転校しても、海外から帰国し3月入学の転校しても全く問題は生じない・・・自分の経験では語学も含めて大体2~3か月もあれば小学生は順応できる。

中学校レベルでは少し頭脳が硬くなるので文句が出てくる。
4月入学から9月入学に変更するには半年間の空白ができる・・・その間、塾で勉強していた中学生と遊び呆けていた中学生の学力差ができてしまうという問題だ。
しかし、世の中、競争社会で努力した者が勝つのはあたりまえだ。

高校レベルになると、もうどうでもいい感じだろう。
大学受験を目指すならば学校の授業は関係ない・・・それよりも塾や自分自身の勉強が大切なので、学校が半年休んでも全く関係ない。
しかしそれよりも受験時期が半年先送りになると、これによる有利不利が出てくる・・・こっちにヤキモキしているのだろう。

というわけで、役人以外は何の問題も生じないない・・・「9月入学」は基本的に大した問題じゃない。
新型コロナ騒動とは別に、ちゃんとした議論をして国民納得の上で変更するなら問題ない。
反対するのは「頭の固い役人」だろう・・・でも、この壁を切り崩すのが難しいかもしれない。


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