
むかし、80年代の半ば「ワタシ、コレで会社辞めました」というコピーのCMが流行した。
彼の立てた「小指」と禁煙用の「細いパイプ」を対比したCMだったのだが、受けたのは真面目そうなサラリーマンが小指(女性の意味)を立てて会社をクビになったと言うところだ。
このCMは禁煙をする人のお助けグッズなのだが、それ以上に「小指」が一般サラリーマンにウケた。
当時は会社の机でタバコを吸うのがOKだった時代で、ほとんどのサラリーマンがタバコを吸うのでオフィスの中は煙でモクモクしていた。
その頃までは誰も禁煙しようなんて全く思わなかった。
しかし、この後から嫌煙運動が徐々に盛んになり、職場ではパワハラやセクハラが問題になることが増えた。
この頃のオフィスは今では考えられない。
オフィス内での喫煙、社内不倫などのセクハラ、上司の恫喝やイジメなどのパワハラ、暴力団との反社関係、などが同じ時期に社会問題化したのは面白い一致だと思う。
会社側、経営者が従業員の権利に目覚めた時期だといえる。
それから40年が経過した現在・・・
芸能界では数えきれない不祥事が起こっている。
20年以上に渡って「嫌煙∔パワハラ+セクハラの講習」を受け続けてきたサラリーマンからすれば、芸能人ってなんて時代錯誤しているのだろう、としか思えない。
宮迫氏、田村氏など、反社営業で一発アウト!
証券業界では昔から株主総会を円滑にすすめる「総会屋」との関係が根深く、反社関係を切るのがたいへんだったが、暴団法の強化から総会屋は一掃された。
証券業界では「反社(反社会的な組織)との付き合い」は完全にご法度にされた。
この宮迫氏の事件を見て、芸能界は10年遅れていると思った。
普通のサラリーマン感覚ではアリエナイ事件だたからだ。
中居氏、セクハラで一発アウト!
一旦反撃に出た時、中居氏は「一般に日本語で言う暴力はしてません」って弁護士を通して主張。
セクハラの定義は、セクハラを受けた被害者がセクハラだと感じればセクハラになることで、中居氏がどう感じるかではなく、被害者がどう感じたかですべてが決まる。
一般的な暴力(手を上げるなど)をしていなくても性暴力は認定される。
これは講習会でさんざん講師から言われてきたことだ。
中居氏の弁護士も一体どう認識しているか疑問に感じた。
ジャニーズ系のタレントも20年遅れている。
ごくごく最近では、TOKIOの国分氏がハラスメント関係で一発アウト、さらに田原氏もパワハラ化セクハラでアウト(完全アウトかどうかは不明だが・・・)
この意識の低さってなんなんだろう?
お笑いも芸能人も相当時代遅れな存在で、彼らがテレビに出ることが問題を引き起こしている。
日本社会は40年で大きく変わってきた、その原点が「ワタシ、コレで会社辞めました」だったように思う。
少なくとも、筆者の年代が嫌煙運動、セクハラ・パワハラを意識した、記念すべきCMだった。
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