
高齢者にとってクルマ(自家用車)には二つの大きな問題がある。
一つは認知症との関係もあるが、いつまでハンドルを握るかという問題だ。
田舎に住んでいるとクルマは日常生活の必需品だが、その一方、高齢者の「反対車線へのはみ出しや逆走」や「アクセルの踏み間違いなどの事故」など生命に直結する問題もある。
これは個人的な資質の問題かもしれないが、家族に運転をやめろと言われる場合もあるはずだ。
もう一つは「クルマの経済性」問題。
定年退職後、今まで買いたかったスポーツカーやキャンピングカーなどの趣味のクルマを買う人も多いし、小型で燃費の良いEVへ乗り換える人もいる。
もちろん、人生の最後に長年抱えてきた思いを実現したい気持ちはよく理解できる。
ランニングコストも大事だが、高齢はに重要なのは運転をやめた時にいくらでクルマを売却できるかというリセール価値だろう。
たとえば80歳で運転をやめるとしたら、80歳時点でのリセール価値を考えてクルマを選ぶことだ。
米国の「iSeeCars」の調査によると、EVは5年で平均58.8%の価格下落するという。
詳細を見ると・・・
ポルシェの各クルマは5年後も20%前後の価値下落を一番価値を保つ。
トヨタやGMのピックアップ(トラック)が比較的価値を保っている(下落率20~30%)
カローラなどの小型車はだいたい30%程度前後下落率。
ハイブリッド車は平均して40%程度の下落率。
逆に価格下落が大きい車種は、ジャガー72%、BMW65%程度、テスラ63~65%、日産EV64%、マセラッティ63%・・・となっている。
意外にもBMWやマセラッティの下落が大きい、なぜかは分からないが、ポルシェと大きな違い。
結論的に言えるのは、あと5~10年程度クルマを運転するならば、電気自動車(EVやHV)は避けた方がいい。
リセール価値が大きく低下してしまうので、5年も経つと売りにくくなるからだ。
しかし、いくら価値の低下が少ないとはいえ、高齢者に「ポルシェに乗れ」とは言いにくい!
10年以上運転期間があるなら「クルマを乗りつぶす」、残存価値がゼロになるまで乗ることだろう。
乗りつぶせればスクラップになるだけで、残存価値を気にする必要は全くないから・・・
筆者は今のクルマ(すでに7年乗ったが・・・)を乗りつぶす方針。
クルマにおカネを使いたくない!
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