株山人の投資徒然草

大手運用会社をリタイアし、八ヶ岳に住む株山人の日記

大手運用会社をリタイアし、八ヶ岳に住む株山人の日記

株を職業にして38年、株式投資の楽しさを個人投資家に伝えたい。
Kindle版の「株式需給の達人(おもしろ相場格言編)」を出版しました。
既刊の「株式需給の達人(実践的バリュエーション編)」「チャートの達人」「個人投資家の最強運用」「株式需給の達人(基礎編)」「株式需給の達人(投資家編)」とともに一読をおすすめします。

2025年03月

「ユーチューブの本音くん」を本音で考える(1)

本音くん、















ブログの読者から紹介された「ユーチューブの本音くん」を見ながら、ひとりでクスクスと笑ってしまい、妻からは「何笑っているの?」と不思議がられてしまった。

登場する本根くんは、入社2年目の証券営業マン、よく勉強しているマジメな証券マンだ。
この本根くんと上司、先輩、お客との会話が面白い。
証券会社の立場がよくよく現れているからだ。

まずは、証券会社に就職すれば投資で儲けられるようになるのか?

残念ながら「証券マンというだけでは投資で適切なリターンを上げることはできない」が事実。
特に証券営業をいくら長く経験しても投資で勝てない。

なぜか?

証券会社に就職した途端、株式売買が禁止され、ほとんどの営業マンは自分の資金で株式を売買した経験がない。
経験がなければ、損失を出したこともない、だから、売買や投資の実戦がない、だったら投資で勝つのは無理だ。

でも証券会社でも自己売買部門に配属されれば、指数裁定、クオンツ運用、イベント運用などなど一通りの市場取引手法を経験する。
しかも儲けるのがあたりまえで、損を出せばクビとなる厳しい世界だ。
その厳しい世界で生き残った証券マンは自分なりに「相場に勝つ」方法を身に着けている。

また、投信部門(運用会社)に配属されれば、投資アナリストやファンドマネージャーを経験するので、投資で勝てる人になれる可能性はある。
ファンドマネージャーの中でも年金や海外客の「投資一任」を運用している人は厳しい環境にいるので相場がうまくなる。
一方株投信のファンドマネージャーは甘々な世界にドップリと浸かっているので「相場に勝つ」方法を身に着けることはほとんど無理だ。


一般的に個人営業や法人営業を担当してきた証券社員は自己資金の運用経験がないといえる。
これは証券や銀行で投資アドバイスをしたり、ファイナンシャルプランナーや業界アナリストや投資ストラテジストという名刺を持った人も同じだ。
目標株価を計算したり、今は買いとか推奨するが、本人には売買経験がなく、損した時の心理的なキツさ、下落相場で怖くなるような感覚を経験していない。

自分で経験していないことを「空想」で話しているのにすぎない。
運用の世界では経験が何よりも重要なスキルになる。


次は、投信は儲かるのか? 手数料や信託報酬の話。
・・・続く・・・



PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM




にほんブログ村  

夏と冬を繰り返す、清里のクレージー!!!

IMG_3408

















今週3月第四週は全国的に暑く、九州では真夏日(気温30度以上)になり、夏日(25度以上)は全国至る所で見られた。
山梨県でも甲府周辺は25度以上に、北杜市でも大泉周辺は20度を越えた。
ここ清里でも長袖シャツ一枚で過ごせる陽気で、20度近くまで上昇したようだ。

でも、昨日(3/29)はビックリした。
朝目覚めると、雪景色。
昨日の夏のような陽気から一気に冬に逆戻り、雪景色になった。
東京でも気温が一気に18度も下がったとニュースでやっていたが、ここ清里は20度からマイナス2度まで22度も下がった。
ここまでくると、クレージー!!! としか思えない。

その後も雪がチラチラと降り続いている。
下の写真のような感じ・・・・

image

















なんだか今年の天気は不思議だ。
いつもなら、この時期は「三寒四温」で暖気と寒気が行ったり来たりの天気だが、今年はその振れ幅が大きすぎるのだ。

「三寒四温(さんかんしおん)」ではなく、「三冬四夏(さんとうしか)」だ。
三寒四温は春に向かう季節だが、今年は少なくとも「春」がない。

サクラの時期だが、だんだん日本の四季がなくなる寂しさを感じながら・・・窓から雪を見ている。



PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM




にほんブログ村  

中国人詐欺師を野放しにするな

2020-nCoV_cases_in_Mainland_China.svg











中国人は恐ろしい。
ピークアウトしたとはいえ14億人の人口がいて、その1%が詐欺組織に入ると1400万人の詐欺師が登場する。
アンノンとしてリスク意識が少ない日本人をターゲットして詐欺師1400万人のうち数%が不正入国し高額マンションを買いあさり、長期滞在すれば医療保険を食い物にできる。

中国越境ECから始まり、不正アクセス・データ流出、さらに楽天銀行・証券で起こったのはフィシング詐欺∔相場操縦∔フロントランニングという詐欺だった。

ニュースから・・・
被害者「楽天証券に不正アクセスされて、楽天銀行から自動入金されて中国株を勝手に売買されて大金を失った」「楽天銀行に預けておいたお金が勝手に引き出されて楽天証券で勝手に香港株を買われてた」

報道関係者のコメント役所が閉まっている土日を狙い、被害発覚を遅らせるという手口が見られた。メール経由のフィッシングサイト内でログインと取引暗証番号を入力してしまっているのではないか。ただ、楽天証券や楽天銀行を中心に被害報告が上がっていることをみても、セキュリティに問題がある可能性が指摘されている。楽天証券に“塩対応”されて怒り心頭のユーザーも多い。集団訴訟などに発展する可能性もあるでしょう」(テレビ局報道記者)

楽天証券のコメント「(昨年末から)フィッシング詐欺の増加を検知していることは事実です。その多くはフィッシングによるものと考えられることから、随時お知らせやメールにて注意喚起を実施してきました。いずれのケースも、当社からの漏洩ではないことは確認済みです。

今回、流動性の低い中国株式などの取引により、株価操縦を行い、詐欺集団が保有する銘柄を高値で売却して利益を得るようなことが行われているように見受けられます。なお、当社のお客様の情報の流出、またお客様の資産の流出は、一切ありません」

簡単にいえば、中国人詐欺師がフィッシング詐欺で楽天証券口座のデータを盗み、それを使って勝手に口座から香港株を買い株価を上昇させる。詐欺師は自分の口座で先回りして買った株をこの株価上昇にぶつけて利食い・大儲けするという詐欺プロセスだ。

口座データの不正入手(フィッシング詐欺∔個人データ不正)、楽天証券の他人口座で香港株を買い上げる(なりすまし、相場操縦)、先回りして買った株を買い煽りで利食う(フロントランニング)という三つの犯罪の複合パターンだ。
こういうズル賢しい詐欺を考えるのは中国人の得意技だろう。

実際、この犯罪の立証はかなり難しそうに思える。
フィシング詐欺で個人データ(口座やPWなど)を得ることは違法だが、これを中国国内からネット経由となると逮捕のハードルが上がる。
さらに楽天証券の他人口座に侵入して香港株を買わせること、香港市場でのフロントランニングも楽天証券と取引所の協力の元に立証する必要がある。
かといって中国人詐欺師を野放しにはできない!!

じゃ被害者はどうすればいいのか?

たとえば、クレジットカードの不正入手して、大量のタバコをクレジットで買った後換金して現金を得るという犯罪は多くあったが、この被害はクレジット会社がすべて責任を持って対応する。
これと同じじゃないかなと思う。
つまり、楽天銀行・証券が顧客の被害を主体的に保障すべきだ。

でも「お客様の情報流出、お客様の資産流出は一切ない」楽天Gに問題がないとしている。
楽天口座の顧客は100%被害者なのに楽天Gが被害の保障を逃げるってダメでしょ。
証券会社は身銭で詐欺を保障することで、初めて中国人詐欺師に対して厳しい対応をできる。
楽天Gには断固とした処理をしてほしい、ね、三木谷さん。



PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM




にほんブログ村  

終活は長いマラソン(6)生命保険をどうする?

生命保険










テレビではCMなのか番組なのか分からないようにして、生命保険を勧める放送をしている。
「80歳まで入れます」とか「月々500円」とか、タレントさんが「エーッ、アリエナイ」とか言いながら保険の勧誘をする。

筆者は20代の頃から毎月3万円の生命保険に入ってきた。
死亡保険が5000万円だったと記憶しているが、結局、入院もしたことがないので何も請求したことがない。
何もないのが一番だとは思うが、30年間毎月3万円を支払っただけで終わった。

でも退職後の高齢者にとってそもそも生命保険は必要なのだろうか?

①何のための生命保険なのか?
働き盛りの年代で、子供の教育費がかかり、住宅ローンの支払いが重くのしかかるような家庭では、「もしご主人が倒れたら・・・」大きな不安がある。
そのために保険に入っておくのは筋が通る。
しかし、働いていない、家族もいない高齢者が生命保険に入る理由は全く理解できない。

②長期入院したりイザという時に役立つのか?
高齢者になると、ついつい健康関連のサプリ、関節に効く薬、などなどを気にしてしまう。
しかし、高齢者向けの公的保険はすでに相当手厚い。
健康保険は3割負担だが、70歳からは原則2割負担、75歳からは原則1割負担と軽くなる。
さらに70歳以上の高齢者には標準報酬月額によって変わるが、高額医療費の上限が定められ、それ以上の医療費は払わなくいい。
70歳以上の高齢者には民間の医療保険はほとんど不要なのではないだろうか?

生命保険会社は高齢者の健康不安を煽って、様々な保険に入らせようとしているが、なんかとっても違和感を感じる。
筆者も60歳前に生命保険を見直し、それまで入っていた高額な生命保険を払い済みにして、小口の保険に入った。
それでも夫婦二人で1万円/月かかる。

ただし、確定申告で生命保険料が控除されるというプラスもあるので、70歳まではそのままでもいいかなとは思う。
しかし、70歳になる時、生命保険を再度見直し解約することも視野に入れている。

70歳以上の高齢者は公的保険だけで十分と思えるほど手厚い、日本は高齢者にとって良い国だとつくづく思う。




PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM




にほんブログ村    

投機筋円買いポジションの読み方

IMM円投機ロングポジション
IMM円投機買いポジション202503















1カ月ほど前、米国のIMM円投機ポジションが急速にロングに傾いたとブログに書いた。
その後、複数の評論家がこの「円投機売り」についてコメントしていたが、その言い分は「IMMで円投機買いが過去最高水準まで増加した、投機買いがたまると将来の円売り要因になる、だから、為替は円安になる」ということだった。

ちょっと違和感を感じた。

第一に過去最高水準の円ロングが何を意味するのかということ。
IMMポジションが実際の為替市場の規模からすればわずかでIMMポジションが為替水準を決定するわけではないが、ヘッジファンドなど投機筋が何を考えているを知るには需要な数字だ。
この過去最高水準の円ロング、筆者には過去ないぐらいの「強い意志」を感じている。
投機筋が本気で円ロング戦略を取り始めたと見ている。

第二に急激に円ロングを積み上げたため、円買い期間がまだまだ短いこと。
ヘッジファンドとはいえ、そんなに売り買いポジションを細かく切り替えることはしない。
経済環境を顧慮しリターンの期待値を考えてポジションを取るので、通常、数か月以上の期間で為替トレンドを読んで動く。
円ロングポジションが激増したのが2月後半なので少なくとも5月ぐらいまでの期間でトレンドを読んでいるはずだ。

とうわけで、今回の投機筋の円ロングは腰の入ったポジション取りのように見える。
一部評論家のように、ポジションが溜まったからといってすぐに反対売買を期待したポジションを取るのはリスクが高いと思う。

IMM投機筋ポジションをもう少し分析してみたい。

IMM円投機ネットポジション
IMM円投機ネットポジション202503















上のグラフはIMM円投機のネット(差引)ポジションだが、ポジションの振れ幅を過去の標準偏差で示した。
ネットポジション平均値と、それに∔標準偏差を加えた上限値として、-標準偏差を引いた下限値として線を引いている。

現在のネットポジションは12.2万枚のロングで上限値を大きく上回っている。
これはロングが増えたのと同時に、円ショートが1/14の12万枚から大きく減少し、3/18直近値では4.1万枚まで減少したことも多くに影響している。
これは投機筋は円売りに興味がなくなったことを意味している。

日本の評論家は「円安、円安」と声を大きくして言う。
「円安でないと株が上がらないから円安」と念仏のように唱えれば株が上がるとでも思っているようだ。

数字を冷静に慎重に呼んで行くと、ヘッジファンドが用意周到に円ロング戦略を実行しようとしているように感じる。
ロングポジションが過大だからと言って、すぐに反対売買を期待して円安に賭けるのはやめた方が良いと思う。



PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM




にほんブログ村     

FRBパウエル氏、日銀植田氏の思考停止

ドットチャート202503










FOMCも日銀決定会合も終わったが、何事もなく無事通過???
でもホントに無事に通過したのか疑問も残る。

パウエル氏の会見も見たが、インフレ率や成長率には大きな変化を予想していないし、誰もが言う不確実性が高いとしか言っていない。
25~27年のGDPは若干下方修正、失業率は4.3~4.4%の横ばい、インフレ率も26~27年は2.0~2.0%と若干低下する予想だ。
米GDPは2%以下の低成長、失業率4%強、インフレ2%強と経済全体はなんかパッとしない。
簡単に言えば、トランプ政策の不確実性が高くよく分からん???ということだろう。
トランプ政策は不確実で分からない、これは日銀の植田氏も同じだ。

ただ一つ気になったのがトランプ関税措置のインフレ率押し上げ効果は一過性のもの」との認識を示したこと。

確かに関税は一回掛けられたらそれで終わりなのかもしれない。
関税が引き上げられたその瞬間に物価は上昇する、でも1回だけならば一時的な影響といえる。
しかし、物価には波及効果がある。

関税が発動された分野は鉄鋼・アルミで25%関税だが、こうした素材価格上昇から始まり建築資材や自動車部品価格も上昇し、これが波及する形で耐久消費財価格も徐々に上昇していく。
パウエル氏の言うように「一過性」で済めばいいけど、そうはいかないかもしれない。

それ以上に、パウエル氏も植田氏も「不確実、不確実」と言って思考停止するのが一番のリスクだ。
思考停止すると、何も考えずにパウエル氏はトランプに脅かされて「インフレ下の利下げ」政策を強行するかもしれないし、思考停止の植田氏は惰性で利上げをし続けるかもしれない。

FOMC後の米10年債利回りは依然として4.3%の低い水準を維持しているし、逆に日銀決定会合後も日10年債金利は1.58%まで上昇している。
米債券市場はインフレ下の低金利を見ているような気がするし、日本の債券市場は植田氏の想定以上に利上げを見ているのかもしれない。




PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM




にほんブログ村     

親子上場の問題、東証の矛盾(1)

JPX











東京証券取引所(以下、東証)は2月4日に「親子上場等に関する投資家の目線」を公表した。
その中で・・・
現状のグループ経営や少数株主保護に関する取組み・開示について「依然として大部分の事例で、親子上場の形態をとる意義について投資者の目線を踏まえ た検討が行われていない」、「投資者が期待する開示内容とギャップが生じている」
・・・と指摘されているとした。

子会社を上場させ実質的支配権(50%超の株式い保有、子会社役員人事など)を親会社が持つ場合、子会社の少数株主権利が守られているのか?という問題点だ。

と言いながら、東証はJX金属のIPOを認め、この3月に上場した。
JX金属はENEOSの100%子会社だったが、57%の株式を売却し上場後の保有株は43%になった、ここが微妙なところ。
もし上場子会社の過半数、あるいは絶対支配の6割以上を親会社が保有していたとすれば、完全な親子上場になってしまうからだ。
しかし、株式の過半数以下の親会社であっても、親会社の指示下にあったり、多くの役員が天下りするような場合は実質的な支配権を持つ、実質的な親子関係になる。

東証は「自分が認可したIPO」と「少数株主の保護」という矛盾に直面しているように見える。
親子上場を問題視するならば、子会社上場に一定の歯止めをかけるべきだろう。

この点には東証の組織的な問題を含んでいると思う。
IPOは証券会社の収益源で、証券会社は株主問題を顧みず「大型親子IPO」を進める。
東証の会員は証券会社なので、東証は会員証券を無視できないということだ。
これが東証を自己矛盾に陥らせている。


筆者は親子上場には歴史的な「日本型の企業発展と企業統治」という背景があったと考えている。
欧米型の株主論とは一線を画した事情は考慮されるべきだと思うからだ。
そこで親子上場の歴史的な背景を考えてみたい。


第一に、親子上場は「貧しい頃の日本のファイナンス手法」だった。

日本企業は「業態変貌」を繰り返して成長してきた。
古河グループが典型的だが、銅鉱山から始まり、機械製作をする古河機械金属、電線や素材事業を進める古河電工、大型電気機器の富士電機、通信をリードする富士通と業態変貌を繰り返し、さらにロボットの富士通ファナック(現ファナック)へと時代に合わせて発展してきた。

この業態変貌を金融面で支えたのが「子会社上場」で、株式の50%を維持し経営支配権を維持しながら上場して、株式売却と公募増資で資金を得る、これが次の成長につながった。
これが歴史的に日本企業社会を大きく成長させた原動力になったといえる。

しかし豊かになった日本でも踏襲されている、これが問題なのだろう。
ソフトバンクGは通信部門だったソフトバンクを上場させたし、多くの企業が部門のスピンアウト、子会社を上場させて資金調達を行ってきた。
政府の民営化方針で日本郵政が民営化上場されたが、ついでにゆうちょ銀行やかんぽ生命の子会社も上場し、典型的な親子上場になってしまった。
親子上場は「企業の部分売却」であり、その分企業価値を棄損させるという現実も無視できない。


第二の問題点は「人のつながりで経営する」こと、株主の権利がその分棄損される。

次回に続く・・・


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM




にほんブログ村     

中国不動産不況は終わったのか?

中国不動産価格指数
中国不動産指数202503
















今年は年初から中国企業が活躍してきた。
世界にショックを与えたディープシークの低コスト生成AI、テスラを一気に抜き去ったBYD、ジャックマーと習近平の再会、昔なつかしいアリババやテンセントの急反発・・・多くの中国発ニュース株式市場を賑わせた。

中国政府はいろいろ政策を発動して景気刺激を図っているが、根本にある日本の90年代のような「不動産デフレ」は終わったのだろうか?
データで確認してみたい。

まずは、中国の不動産価格指数。
残念ながら昨年9月までのデータだが、2021年の112ポイントでピークアウトして、24/9に93ポイントまで17%下落している。
まだまだ底値に達したとはいえない。



中国不動産価格指数、前年比
中国不動産指数前年比202503
















この不動産価格指数を前年比で見ても、下落率が現在-9%と、前年比の下落率も未だに加速化している状況だ。
これを見ると何も変わっていない。
データは昨年9月までとちょっと古いので、最新データが公表されるのを待ちたいが、大きな変化は期待できない。



中国政策金利
中国政策金利202503
















次に中国の政策金利だが、これも徐々に引き下げられている状況が変わってない。
政策金利を引き下げて過剰債務を持つ不動産企業を支援しているつもりなのだろうが、不良不動産の最終処理が終わらない限り、「不動産デフレ」は変わらないのだろう。



中国クレジットインパルスと製造業PMI
中国クレジットインパルス202503
















さらに、中国クレジットインパルス指標。
これは貸し出しの増加(=クレジット・信用供与)とGDPの伸びを比較した指標で、中国銀行が融資を積極化させているか慎重になっているかを示している。
新型コロナ後、一瞬融資が伸びてクレジットが増加したが、それも一時的に終わり、その後2022年から25年まで継続的にクレジットの伸びがGDPに比べて低い状態が続いている。

これは「不動産の最終処理」が終わっていないので、金利を引き下げ景気刺激をしようとしてもクレジットが伸びない、新規投資が増えないという「不動産デフレ」が続いていると判断できる。

必要なことは「不動産の最終処理」で、不良不動産を損切りして売却損失を計上する、損失で棄損した自己資本を政府が代わりに注入してバランスシートを維持する、そして新たなビジネスプランを策定し企業再生に進むことだ。
企業破綻を回避するために処理を小出しにすると、いつまで経っても解決しないのは日本の経験だ。



PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM




にほんブログ村  

意識高い系の反撃は?

4205BEF9-983C-4529-AFF2-A37885365D75

















清教徒が建国したアメリカは原住民、アフリカ系人種、欧州系移民、ヒスパニック系移民など多くの異なる文化歴史を持つ人たちの集合体、「分断」は避けて通れない社会だ。
でも、これだけの分断は見たことがない。
それほど印象的だったトランプの一般教書演説だった。
共和党員がスタンディングオベーションで「USA」と叫び、民主党員はプラカードを掲げ静かに否定する。

強烈な分断は米議会でけでなく、イーロンマスク反対のデモが起こる米国人社会、さらに米国離れを見せるカナダ国民、同盟国の一般人まで含めて分断が起きている。
今まで積み上げてきた人権や多様性を基礎にしてきた国際秩序と全く違った方向をトランプ政権が打ち出しているからだ。

一貫してDEI(ダーバーシティ、エクイティ、インクルーシブ)を掲げた人たちを徹底して排除し、WOKE(目覚た人々、意識高い系)の人たちも徹底的に無視されてきた。
副大統領バンス氏もミュンヘンの安全保障会議で、若手環境活動家グレタ・トゥ―ンベリを10年も好き勝手にさせたと批判した。
明らかに欧州の民主派、環境や人権活動家、意識高い系の人たちを終わらせようとしている。


筆者も個人的にはこの意識高い系の人たちには「鼻持ちならない」と感じることはあった。

数年前、わずか15歳のグレタ・トゥ―ンベリが、あなた方(大人たち)は私たちを裏切っている。しかし、若者たちはあなた方の裏切りに気付き始めている。未来の世代の目は、あなた方に向けられている。」と発言した。
でも筆者が「鼻持ちならない」と感じたのは、環境・人権・多様性・公平性といった理念でない。
こうした環境や人権運動で儲けようとする連中が多く出てきたからだ。

ダイバーシティを重視するといって、トランス女性がボクシングの試合で女性選手をボコボコにするとか、トランス女性という理屈で女子トイレに押し入り盗撮をするとか、などなど目に余る出来事も増えている。
さらに環境活動を儲けるために使ったり、人権団体が寄付を横流ししたり、政府支援金を着服した現地の高官がいたり・・・

これが現実なのであって、グレタさんが純粋な気持ちで始めた事が大きな偽善を生んでしまった。
この意味ではトランプが「性別は男女だけ」と宣言した時、少しだけ留飲を下げた人も多いと思う。

でもグレタさんの主張は現代社会の底流にある大きな潮流なわけで、トランプが何を言っても彼らが沈黙するわけではないだろう。
どこかで反論し、反撃してくるだろうと思う。
その時、一段と、世界は大きく分断される。



PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM




にほんブログ村    

2年目の新NISA、どうする?(8)スタイルとリスク

AEBBF709-2F9E-473E-8F73-5F6D59CFD99D

















新NISAは「非課税の箱」をどう使うかは自由だ。
成長株投資、配当中心のインカム投資、キャピタルゲイン狙いの短期投資、いろいろな運用方法で非課税枠を使うことができる。

重要な事の一つは「自分のスタイルを明確にする」ことだ。
これは機関投資家の運用でも、年金基金の運用でも、ヘッジファンドの運用でも共通する。
スタイルがブレる、つまり、配当重視した運用スタイルなのに、次の日はグロース重視で材料が出た銘柄に飛びつく、こんなブレ方が収益機会を逃してしまう理由になることも多い。

「隣の芝生が青い」、ついつい儲かっている人を羨ましくてその人のやり方をマネする。
でも、こんな移り気な投資家はなかなか長期で安定した運用はできない。
市場には「作用と反作用」があり、一定のやり方は永遠に高収益を上げるなんてことはありえない。
良ければダメになり、ダメなところから良くなる。
スタイルを変えなければ、気長にしていればそのうち良くなることも多い。


もう一つの重要な事は「リスクを考える」ことだ。
リスクとは収益率のブレで、これには一定の法則がある。
年240万円の成長枠投資で、最大どのぐらいの損失が出る可能性があるのかを想定すること。

リスクは①個別銘柄も値動きの激しさを考えて銘柄を選ぶ、②投信やETFならば一般的に値動きは小さい、③外国投信の場合は株式の変動に加え為替の変動リスクを考える。

リスクとは投資家がどこまでの損失なら耐えられるかと言い換えてもいい。
新NISAの成長枠の損失を5%程度までに抑えたいのか、10%までの損失には耐えられるのかなど自問自答してみる。

10%損失が耐えられないという投資家は個別銘柄の集中投資には合わない、10銘柄程度のポートフォリオにを考えるべきだ。
5%の損失に耐えられないという投資家は個別銘柄よりも投信やETFなどの分散された金融商品を中心に考えるべきべきだろう。

自分のスタイルの明確化、リスクを考えること、この二つが新NISA運用のカギじゃないかと思う。  



相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM




にほんブログ村   

終活は長いマラソン(5)お墓をどうする?

墓












7年前に父親が亡くなり、その後筆者がお寺との関係、法事、お盆、お彼岸といったイベントに対応してきた。
別にメンドくさいわけではないが、この日本のお墓システムを不思議に思う所も多い。

基本的に「家」の発想から抜けていないこと。
「家」制度はとうのむかしに絶滅している、今時「長男なから・・・」「次男は家を出て分家・・・」「女の子は家を出る・・・」なんてない。

現代では「家を継ぐ」という発想そのものがない。
にもかかわらず、「お墓」だけはこの制度を踏襲している。
○○家の墓は長男が管理し、次男が結婚すれば別のお墓を建てなければならない。
どうもおかしいだろ??!!!


というわけで我が家では「家」の発想でないやり方をしたいと考えるようになった。
我が家には4人の子供がいて、さらに3人の孫がいる。
筆者と配偶者は現在の「○○家の墓」に入るつもりだが、子供以下は別の考えを持っているだろう。
その全員にとって一番良い方法はなんだろうか?

①一つは個々人で墓問題を処理すること。
まずは先祖代々の墓仕舞い、そして自分たちは永代供養の墓を探す。
子供たちはそれぞれ自分で決める、○○家の墓はないので個人で樹木葬や共同墓地に埋葬する。
でもさまざまな業者が」納骨堂で永代供養をビジネス化しているが、彼らがいつ倒産してしまうか分からないし、倒産した後遺骨がどうなるのかも分からない。

②従来のやり方を踏襲して長男の家族のみ○○家の墓に埋葬する。
先祖代々の墓を維持していくことになるので、長男一家が墓を見ていくことになる。
次男以下は分家して別の墓を購入するわけで、家族全体で最適なのかは不明だ。

③従来の発想にとらわれず、家族全員で墓を維持し全員が入る。
先祖代々の墓を家族兄弟たち全員で維持して、全員を同じ墓に埋葬する。
今までの慣習とは異なるのでお寺が認めるかどうかは分からないし、そもそも可能なのかは分からない。

この問題は難しい・・・???





相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM




にほんブログ村   

Gゼロ世界の株式投資(7) ウクライナ後の地政学

華夷思想













トランプ―プーチン電話会談はインフラ施設への攻撃停止だけで、本質的な領土や平和維持については何も決まらなかった。
それでも欧州各国はウクライナ戦争後をにらんで動き出している。
欧州特にドイツは財政規律を越えて防衛費の増額に動き、新たなウクライナ支援を議論し、英・仏・独で平和維持軍のウクライナ派遣が検討されている。

その後の世界では何が起るのだろうか?

トランプがディスってきた国をもう一回眺めてみよう。

①カナダ: 「アメリカの51番目の州」と発言し25%という高関税で脅かす。
②グリーンランド: 米国の所有にすべきと固執。
③中国: 追加関税10%を二回実施、パナマ運河管理会社を香港企業から取り返した。
④メキシコ: トランプ1.0で「壁」を作ったが、今回は25%の関税、メキシコ湾をアメリカ湾にする。
⑤EU:関税と安保・NATOで揺さぶりを掛ける。

欧州の安全保障は欧州各国が行い、米国は拠出を引き下げる、対ロシアの最前線はウクライナからそれを含めたNATOになってくる。
トランプは欧州の安全保障は欧州自身にやらせよう、その分米国の負担を大幅に減らす。

さらにトランプは北米大陸全体、カナダ(グリーンランド含む)とメキシコ(中米、パナマ運河まで)を一気通貫で牛耳ろうとしているように見える。
これで欧州から北米大陸に関してはトランプの思い通りに進んでいる、となるウクライナ後はアジア地域特に対中国にフォーカスしていく気なのだろうと思う。


日本は対中国の前線になる。

日本は中国と米国の中間にあるので、日本を対中国のフロントラインにするのが自然だ。
中国の主張する第一列島線の内側に中国を封じ込めるためには日本列島、沖縄諸島、八重山諸島、そこから続く台湾までのラインが重要になる。
トランプ政権は盛んに日本はGDPの3%を防衛費に当てろと主張しているが、これは一時的な話ではない、「本気で日本にやらせようとしている」と考えた方がいい。

ただし、台湾をどうするのかは明確じゃないかもしれない。

台湾には台湾セミコン(TSMC)と鴻海(フォックスコン)という重要な戦略企業があり、簡単に中国化を認めることはないだろう。
しかし、面と向かって「台湾防衛」を口にすることもできないという矛盾した状態が続く可能性が高いと思う。
したがって第一のオプションは「現状維持」、でも中国が台湾に侵攻したらどうするのかだろうか?
そうなればやらざるをえない。

中東地域の中核がイスラエルーサウジアラビア・ラインになる。

イスラエルはパレスティナを完全に破壊し、ハマスーヒズボラーフーシ派ーイランの枢軸を木っ端みじんに破壊しようとしている。
数年前、中国の仲介でサウジはイランと和解したが、再び米国の対イラン包囲に参加しているように見える。
やっぱりスンニ派とシーア派の歴史対立は根深かったのかもしれない。
人権・環境・多様性のバイデン政権はダメでも、DEIやWOKEを排除するトランプ政権とは組めるというのがサウジMBS氏の本音だろう。


欧州から北米はトランプの威圧感で抑え、中東地域(対イラン)はイスラエルとサウジを前線にし、アジア地域(対中国)は日本を中心に対立軸を作る。
これがトランプ政権の考え方のように感じる。

大きなリスクは「トランプの高年齢」と「政権内の分裂」だと思う。
トランプ1.0でのボルトン氏やペンス副大統領との不和が伝えられたが、トランプ2.0でも過度にトランプを持ち上げるバンス、テスラ暴落からのイーロンマスク、彼らのリスクが政権分裂につながるかもしれない。

まさに不確実なトランプ2.0時代という感じを持っている。



相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM




にほんブログ村    

終活は長いマラソン(4)資産売却リスト

IMG_2781


















終活では「持たない生活」をどう実践していくが問題だ。
ついつい思い出のある品々を手放すことを躊躇したり、後ろ髪をひかれる思いに駆られる。
でも資産売却は「持たない生活」の第一歩であることは間違いない。

我が家でもすでに多くの本や子供が買った漫画本、ゲーム機本体やソフトなどは相当処分した。
メルカリを使って自転車関連グッズや欧州のアンティーク小物などは処分してきた。
現在でもメリカリを頻繁に使い、断捨離を行っている。
それでもまだまだ「持たない生活」には程遠い。

現在持っているモノのうち、今後課題になるものをリストアップしてみた。

①別荘の売却、そのタイミングや条件など。
②趣味で買った絵画やシルクスクリーンの版画類。
③昔収集した食器類、英国ボーンチャイナ、欧州・食器など。
④自宅に置いてある家具類、別荘も含めて二軒分の家具の処分。
⑤ピアノやマッサージ機などの重く大きいモノの処分。

最終的に一番課題になるのが、おそらく別荘の売却だと思う。
建物や土地、さらに電化製品や家具などと幅広く処分すべき多くの品々があるからだ。
建物だけでなく家具や電化製品などすべてを、どのタイミングでどうのように処分していくかは考えておくべき問題だと考えている。


八ケ岳南麓、清里や大泉地区には多くの別荘があるが、そのうち過去のブーム時に建てられ放置された物件も多々ある。
こうした放置物件を見ていて、①家は誰も使わなくなるとどんどん廃墟化する、②一旦廃墟化すると近隣の人たちの迷惑になる、③そうなると処分のコストも高くなる、という印象を持っている。

この辺りはバブル期に人気になった場所で、1980年代~90年代に建てられたと思われる建物が多く残っている。
40年ぐらい経過した放置物件は草がボウボウ、木々が生い茂り、家の屋根や壁の劣化が激しい。
こうした物件は相続時にも放棄され、持ち主不明のまま放ったらかされているのも多いと聞く。
自分の別荘をこんな状態にはしたくない、これが一番の思いだ。


となると二つ考慮するべき点がありそうだ。

第一に自分で管理できる年齢・・・
自分が管理できる年齢までは問題ないが、自分で管理できなくなる時期のちょっと前までには売却するしかない。
平均的な健康寿命は73歳ぐらいと想定すると、筆者の年齢からしてあと5年ぐらいは健康でいられそうだが、その先は不明だ???
となると、売却するなら5年以内かもしれない。

次に周辺地域の環境を考慮すると・・・。
中部横断道の建設が予定されている。
現在、長野県の横断道が完成しているが、山梨県側、清里~長坂までの区間が未完成。
この建設が2028年ぐらいにかけて行なわれると、清里から長野・軽井沢への移動が速くなり、清里から焼津や沼津へ高速道路のみで移動できるようになる。


おそらく、この2028年頃には交通の便が良くなり、長野・軽井沢に行くのも1時間、逆に富士五湖や沼津方面に行くのも簡単になる、そうなると土地の買い需要が出てくる。
なので、その買い需要にぶつける形で売却するのがいいのかなと思っている。
とすると、あと3~4年ぐらいの期間で売却するのがタイミングとして良いのかもしれない。



相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM




にほんブログ村  

欧州の将来はバラ色か?

ドイツ国債利回り
ドイツ国債利回り202503

















ある評論家は日経SNBCの番組内で「欧州は8000億ユーロの再軍備計画を発表し、財政規律に厳しかったドイツも規律を緩め財政出動する、これでドイツ経済を復活する、だからドイツ株は買いだ!」と言う。

・・・マジか? 

ドイツDAX指数が急上昇したのは事実だが、このロジックにはちょっと違和感がある。
トランプの基本姿勢で見られるのはアメリカが欧州の安全保障から手を引く、なので欧州は自分で自分の地域を守らなければならない。
そして巨額の防衛支出計画を出してきたわけだが、これは欧州経済には実質的にプラスにならないと考えている。


①財政負担が拡大し、欧州各国の資金調達が困難になる。

上のグラフのドイツ国債利回りを見ると10年債利回り(上のグラフの赤線)が一気に3%水準まで上昇し、過去のピーク圏に入ってきた。
政策金利は引き下げ方向なので2年債(青線)は動きがない。
にもかかわらず長期金利だけ上昇し、長短金利差(グリーン線)が急速に拡大している。

景気良好で長期金利が上がる、または、財政ポジションの悪化で上がるどちらかだが、景気鈍化の欧州では明らかに財政ポジションの悪化懸念で長期金利が上昇していると見るべきだろう。

25%というトランプ関税が検討されている欧州地域で、景気が簡単に回復していくとは思えない。
というわけで、欧州の財政悪化によって国債の信用不安が起きる可能性を債券市場は見ている。


②軍備増強は経済にプラスにはならない。

1990年ベルリンの壁が壊れ東西ドイツが統一された時、「平和の配当」が欧州株式市場を大きく上昇させた。
軍備にかけてきたおカネを民間経済に使える、「平和の配当」が期待された。
欧州の再軍備は経済活性化ではなく「逆・平和の配当」として経済には重荷になる。

インフラに投資すれば道路が拡張され港湾が整備され、物流が活発化し交易量が増え経済は拡大する。
しかしいくら武器や弾薬に投資してもこれらは在庫であって、在庫を増やすだけでは経済効果が波及して行かない。

防衛費の増加は防衛関連会社の売上げに貢献するが、最大の防衛産業は米国にあり、多くは米国企業を潤すことになるだろう。
欧州や日本の防衛関連会社には限定的な発注になるだろう。


さらに欧州政治も岐路にあるような気がする。
フランスでもドイツでも自国ファーストな右派が台頭し、「欧州統合の理想」よりも「移民問題」などの現実的な国民の利益を重視する勢力が増加している。
こうした政治の変化はトランプに似ている感じもするが、政治の不安定は続きそうだ。


それじゃ、なんでドイツ株が上昇したのか?

ここ2年ぐらい世界の投機資金が米国株に集中し、GAFAM、NVDAなどを爆買いしたが、その一方で欧州株や中国株は資金流出に見舞われた。
この状況下、多くのグローバルファンドが欧州や中国をアンダーウェートし米国株をオーバーウェートにしていたはずだ。
そして、ユーロが底入れしドイツ株が反発に入り、中国でディープシークが開発された時、このポジションが大きくアンワインドにむかった。
その結果、ドイツ株が急上昇し、ドイツ国債が強烈に売られ、ユーロが急速に買い戻された。
また中国株も急上昇した。

このドイツのトリプル高(株高、金利高、通貨高)は需給の逆流によるものだと考えている。
ファンダメンタルを素直に見てドイツ株は買えるかを判断すべきだろう。



相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM




にほんブログ村  



 

2年目の新NISA、どうする?(7)含み損どうする?

ETF








トランプ政策の大きな波風が世界の株式市場を震撼とさせている。
新NISAで投資を始めた人たちもこの荒波に揉まれていいるだろう。
当然ながら含み損を抱えて「どうしようか???」と悩んでいる人もいるだろうし、毎日毎日不安で過ごすならば「投げ売りたい」と思っている人もいるだろう。

投資であるならば損するリスクは常にある、損をしないで毎日毎日プラスになるなんて事は普通ない。
そうであるならば、損をうまくマネージしていく事が投資家としての成功の道になる。
特に新NISA口座で含み損が出た場合、損切りするのか、長期保有するのか、その判断基準が大切だと思う。
筆者は三つの基準を持っている、①リターンの再現性、②平均リターンへの回帰、③リターン源泉の信頼性、の三つだ。


今回は「リターン源泉の信頼性」を考えてみたい。
「リターンの源泉」とは、投資対象のどこが投資家にリターンをもたらすのかというポイントだ。
株式のリターン源泉は結局のところ「成長性」「割安性」「利回り」の三つの集約される。

「成長性」はEPSの増加が基調的に続くかを判断すること、「割安性」は企業価値に対して株価が割安かどうか、「利回り」は配当や分配金が株価に対して十分かどうかだ。
「リターン源泉」が安定している投資対象ほど、一時的に損失を被っても長期的に報われる。
逆に不安定な源泉を持つ場合、報われるかどうかは・・・運次第だ。


そのうち、成長性を見抜くのは一番難しい。
たとえば、GAFAM。
パソコンのiMacからiPad、iPhoneと進化している時期は長期に渡る成長を達成できたが、次の製品がどうなるなか、筆者は理解してない。
スマホの成熟化とともに、小さなイノベーション(AI搭載など)は起こるにしても、次の大きなトレンドは見えていない。

10年後、もしかしたらバリュエーションが低下し、割安株として評価される銘柄になっている可能性も否定できない。
他のGAFAMやNVDAも同じで、イノベーションが起こる時は成長性がリターンを決めるが、イノベーションが停滞すればバリュエーションが低下しバリュー株になっていく。


たとえば、高配当株、これは成長性に比べて比較的簡単に理解できる。
JT日本たばこ、タバコ自体は年々喫煙者が減少するが、逆に競争相手が去り、タバコ市場での残存者利益を十分に享受する銘柄でもある。
さらにロシアや新興国では相変わらず喫煙人口が多い、その分で成長性はないものの業績は安定している。
経営者の株主還元姿勢も安定し、業績や配当金額も安定し、配当利回りは5%程度は期待できる。
経営者の姿勢が変われば大きなリスクだが、当面、安定した配当と利回りという「リターン源泉の信頼性」は株主とって魅力的だ。


リターン源泉として最も安定しているのがJリートだ。
オフィス、商業、物流、住宅、様々な分野で不動産賃貸を行っているが、この不動産賃貸はもっともキャッシュフローが安定したビジネスといえる。
新型コロナでオフィス空室率が急上昇し商業施設が閑古鳥が鳴いた状態になったことはあるが、通常の経済状態では極めて安定した業績、分配金を記録してきた。


新NISAで自分の投資した商品や銘柄の「リターン源泉」をよく考えてみる。
「リターン源泉」が不安定になっていると感じた銘柄や商品はためらうことなく売る!!
これが重要で、ダラダラと保有するだけの長期投資は意味がない。




PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM




にほんブログ村    

2年目の新NISA、どうする?(6)オルカン、S&P500

ETF









新NISAのような長期投資ツールでも「損切り」が必要な場合はあるし、「ガマン」して保有するべきな場合もある。
年初からの株式市場の波乱は新NISA投資家の最初の試練となったが、この際、含み損にどう対処するかは重要なスキルになるだろう。

前回、含み損への対処ポイントとして、①リターンの再現性、②平均リターンへの回帰、③リターン源泉の安定性の三点を挙げた。
今回は「平均リターンへの回帰」を考えてみたい。

株価は上がったり下がったりするのが常だが、この平均への回帰があればいずれ「あるべき水準」に戻ってくる、これが「平均リターンへの回帰」という現象だ。
個別銘柄ではなかなか見ることは少ないが、広範な銘柄をカバーするインデックスにはこうした傾向がよく見られる。


まずは、年初からのパフォーマンスを見てみよう。
          24年12月末  3月14日  下落率      
eMAXIS オルカン   27686   25136   -9.2%
MSCI Acwi     841.33  821.59   -2.3%

eMAXIS SP500    25792   22407  -13.1%
S&P500     5881.63 5521.52 - 6.1%

eMAXIS ナスダック  25306   21271  -15.9%
NASDAQ100     21473.02 19704.64 - 8.2%
(eMAXISは基準価額、米株価指数は3/13現在、基準価額は3/14現在、一日遅れて計算される)

eMAXIS投信の基準価額には信託報酬や為替・売買手数料などの運用コストが差し引かれ、海外株投信は為替の評価損益が加わる。
これが基準価額とベンチマークのリターンの差につながらる。
年初来リターンでも7%程度、基準価額がベンチマークを下回っているが、これが様々なコストと為替評価損益で説明できる。

新NISA投資家は年初に投資枠ができるので、年初に買うことが多い。
そこを米株価の調整とドル円の円高というダブルパンチを食らった感じだ。
わずか2カ月半で10%以上のマイナスで含み損になった投資家もいるような状況だが、どう考えたらいいのだろうか?


さて今回のテーマ「平均リターンへの回帰」だが、この三つの投信を比べてみたい。

まずはオルカンはMSCIーAcwiという世界株指数を元にしているが、この指数は世界経済の名目成長を連動してパフォーマンスが出る。
世界実質成長が長期に渡って3%程度で安定し、インフレ期待が2%とすれば、年率5%程度の平均的なリターンが期待できる。
ここ2年がそれを上回るリターンだったが、長期的には5%程度の安定成長に戻ると期待できる。

S&P500は米国の大型銘柄で構成される指数で米国経済の名目成長率程度のパフォーマンスは長期的に期待できる。
長期投資では世界全体よりは成長率の上下変動は大きくなり、その分期待リターンは低いかもしれないい。

NASDAQ100だが、ハイテク株のトップ100で構成されPERも割高で取引されてる。
「平均リターンの回帰」という点から考えると、経済構造やリーディング業種が交替する可能性もあり、過去の平均リターンに戻るかは曖昧だ。

最も「平均リターンへの回帰」が期待できるのは、やっぱりオルカンなのだろうと思う。
次には可能性が高いのがS&P500、NASDAQ100はやや慎重に見るというところだろう。


でも問題は為替レートで「平均への回帰」が起こるかもしれないことだ。
もし円ドルが過去平均に戻るとすれば、過去50年の為替変動幅は消費者物価の購買力平価を中心に上下50%、これがが長期的なレンジになる。
現在消費者物価ベースの購買力平価は109円/ドルであり、過去の振れ幅を考えると163円を上限、110円が中心と考えるべきだろう。
とすると、現在110~160円/ドルが今後10年の平均レンジとなる可能性が高い。
日米金利差の長期的な縮小を考えると120円程度への円高を見ておく方がいいと思う。

「平均リターンへの回帰」が起こる確率は高い、でも為替レートも平均への回帰を考慮しておくべきかもしれない。




PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM




にほんブログ村    

2年目の新NISA、どうする?(5)含み損どうする?

ETF









トランプの関税政策を懸念した米国株式市場が大きく不安定化してきた。
新NISAで評論家が「長期投資、長期投資」と念仏のように繰り返しているが、新NISAで投資を始めた投資家が含み損を抱えるとビビッてしまうかもしれない。

「ほったらかし投資」と簡単に言うが、含み損を毎日毎日横目に見ながら働くのは厳しい。
ついつい、新NISAの画面ばかり見てしまい仕事に集中できない人も出てくるだろう。
意外と「ほったらかし投資」は難しい、それができる人は「どうでもいい」と思えるぐらいのリスクしか取っていない人だ。

たとえば、100万円を持っている人が50万円を投資して、一日に5%変動したら2万5000円の変動リスクを持っている。
これが毎日下落して20%下落したら10万円の損失(資金の10%)で「ガッカリ」する。
でも、1000万円を持っている人が同じように50万円投資して一日5%の変動リスクを取っても一日2万5000円の変動、わずか0.25%にすぎない、ほぼ何の影響もないレベルだ。
累積で20万円損しても保有資金の2%にすぎないので「全然平気」だ。


新NISAで運用して老後資金を確保しようなんて言うが「政治家の詭弁」でしかない。
重要なのは自分で投資リスクをコントロールすることだ。
リターンはコントロールできないが、「リスクはコントロール」できる!!!

実際の含み損を被ったらどうするのか?
三つのポイントが考えられる、①リターンの再現性、②平均リターンの回帰、③リターン源泉の安定性、の三つだ。
この三点を考えて売却判断や継続判断を行うことを薦めたい。

①投資した商品のリターンの再現性を考える

「リターンの再現性」とは、その株式や投信商品が一時的に下落してもまたいつか戻ってくると信じることができるかという問題だ。
ちょっと古い例えだが、新型コロナ禍の頃、ワクチンへの期待が高まり創薬会社のアンジェス株が暴騰した、2000円以上に上昇しピークを打ったと思う。
でもワクチンを開発できずに新型コロナ禍は終息、株価は10分の1以下に下落、未だに低迷している。

これはワクチン開発という材料が「リターンの再現性」を持っていないということだ。
例えば、半導体関連株、レーザーテック株でも投資家は酷い目にあった、一時4万円まで上昇した株価が2万円を割れたからだ。
でも半導体は世の中には不可欠な製品で、しかも5~6年という大きな周期性がある。
これは一過性の新型コロナ禍よりもずっと「リターンの再現性」が高いといえる。
今後5~6年投資する人にはいずれ高値を取ってくる期待がありえる。

株式投資は甘くない!
リターンの再現性がないと判断する場合、「即売り」を勧めたい。

こうした「リターンの再現性」を考えることは、新NISAで含み損を抱えた場合最初に考えておくべきポイントだ。

次回に続く・・・・



相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM




にほんブログ村   

Jリートの不動産売却(2)日本都市ファンドの事例研究

大阪城とツイン21










不動産投信といってもJリートとUSリートでは大きな違いがある。
USリートは会社型投信で、運用の指図から運用ポートフォリオの管理まで一元的に行われる。
しかし、Jリートはスポンサーを頂点として、傘下の運用会社が運用指図行い、リートは運用ポートフォリオの管理を行うという分業体制、ここが一番違うところだ

なのでJリートにはスポンサーが100%所有する運用会社にスポンサー物件を高値でJリートに買わせるのではないかという疑念がつきまとった。
しかし現実にはその反対で、むしろ、Jリートの競争力はスポンサーの強さ(良い物件を開発する能力)によって決まってきたといえる。


今回は日本都市ファンド(8953)の事例を見てみよう。

このリートはKKRがスポンサーで、商業用不動産を中心にオフィスビル(上の写真の大阪ツイン21を所有)を保有している。
昨年より価格がNAV(ネットアセットバリュー)を下回り、「総資産の最大化」よりも「物件売却して再投資」中心に成長を指向している。

譲渡物件をみて見ると・・・

①イオンモール札幌
取得価格:74.08億円、鑑定価格:74.08億円、帳簿価格:46.11億円(有報の数字)
この物件を3回に渡り譲渡・・・25/2に譲渡価格18.6億円(実現益7億円)、25/8譲渡価格18.6億円(実現益7.14億円)、26/2譲渡価格37.9億円(実現益14億円)

おそらくこの物件は損失処理で取得価格約74億円を帳簿価格46億円にまで引き下げたと思われる。
そして合計の譲渡価格74.4億円、鑑定価格74.08億円を若干上回った。
保有期間で含み損が出た物件を最終的に取得価格を上回る価格で売却できたのは大きなプラスだろう。
28.29億円の譲渡益を手にする(利益率は38%)、使い道は自社口買いと新規投資としている。

②コナミスポーツクラブ京橋
取得価格:34.2億円、鑑定価格:30.3億円、帳簿価格:33.39億円(有報)
25/9譲渡価格37.25億円、26/3に37.25億円と二回に分けて譲渡する予定。

取得価格に対して帳簿価格は若干低いが、譲渡価格は74.5億円とメチャクチャ高い。
譲渡益も40億円と取得価格の2倍以上の大儲けとなった。
26/2と26/8に投資家へ全額還元する予定。

③イトーヨーカ堂綱島
取得価格:50億円、鑑定価格:51.3億円、帳簿価格:43.09億円(有報)
25/2に譲渡価格:54億円、25/3に36億円で売却予定、合計90億円。

取得価格に対して帳簿価格が43億円まで減額されているので含み損が出た物件だったと思われる。
それをトータル90億円で売却し、譲渡益を46億円も計上する(利益率は51%)。
譲渡益は分配金として株主還元する予定。


商業施設は新型コロナ禍でボロボロになりその時点で評価損を計上したのだろう。
そのため帳簿価格が引き下げられた物件も多い。
しかし、最近の建築費の高騰、建築資材の上昇で商業施設の新規開発は滞っているため、既存の商業施設への需要が拡大し価格が大きく上昇している。


日本都市ファンドは3件の物件譲渡で110億円以上の譲渡益をあげている。
おそるべし、商業施設!!
リート全体の総資産は1兆3731億円で前期から1461億円増加し、鑑定価格ベースの含み益は2067億円に上る。
価格上昇によって措定以上に売却できる物件が数多くある。
今後、物件を売却しその譲渡益で分配金をあげたり、自己口取得をする場合が増えていくだろう。




相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM




にほんブログ村    




「トランプ・プットはない」って

S&P500益回りと米10年債利回り
S&P500益回りと10年金利202503
















「トランププットはない」と明言した財務長官ベッセント氏、一時的には景気悪化があっても「デトックス期間だ」として中毒状態から脱出する必要な期間だとした。
米国の一時的な景気後退はありえると発言した。

そもそもこのトランプ政策は最終的に近隣窮乏化政策だ。
高関税とドル安政策により米国企業を刺激し、脱退をほのめかし国際機関への負担を劇的に縮小させる、パウエルFRBに圧力を掛けて低金利を実現する、と同時に各国には各地域で自分のおカネで全部やれと言う。
近隣各国では増える財政負担で長期金利が高止まりするし、その金利負担が近隣国の景気にはマイナスになるだろう。
ドイツ株を買っている場合じゃないのかもしれない。


上のグラフはいつも使っているS&P500の益回りと10年債利回りだが、ここまで両者がカラミ合うよう状態から変化し、益回りが上昇し(PERが低下)10年債が下落(利回りが低下)している。
益回りと長期金利の差が開き「両者関係の正常化」が始まっているようだ。
その正常化のプロセス=バリュエーションの調整で株価は下落する。


問題は単なるバリュエーション調整なのか、リセッションに向けた本格調整なのか?

下の表は株式指数のEPSを比較したものだが、米企業決算はすでに終了しているので、この3月数字はアナリストの予想変更が反映されている。
この3月の数字ではNYダウこそ3カ月前比∔12%と堅調だったが、S&P500は∔1%と伸び率が停滞、NASDAQもラッセル2000も伸び率が下方修正されている。

アナリスト予想の停滞感が反映されているとしたらトランプ懸念が投影された数字といえなくもない。
それでも3か月のEPS変化はまだまだプラス!
景気後退というのは早すぎる!

株式のバリュエーション調整はS&P500のPER20倍割れで一巡するだろう。
その後のEPS低下(景気悪化)が起こるかどうかだが、現段階ではまだまだ「懸念」の段階で全く起こってはいない。
それがなければ、S&P500のPER20倍は一度買ってみる株価水準だろう。
それにしても今後のEPS推移をよく見ていく必要があるのは言うまでもない。


米株価指数の1年先予想EPS推移
NYダウ Q/Q S&P500 Q/Q NASDAQ Q/Q R2000 Q/Q
2025年3月 2181.54 12.0% 272.82 1.0% 802.6 4.9% 89.38 13.7%
2025年2月 2156.93 9.3% 268.66 11.4% 778.95 15.2% 92.11 35.2%
2025年1月 1961.99 -2.8% 277.43 13.5% 808.73 20.3% 86.55 23.1%
2024年12月 1948.6 -3.9% 270.2 12.8% 764.85 19.4% 78.6 13.2%
2024年11月 1973.35 -1.9% 241.21 0.0% 676.11 2.4% 68.11 -5.9%
2024年10月 2017.76 -1.9% 244.52 -0.5% 672.4 -2.7% 70.31 -10.7%
2024年9月 2028.43 -1.5% 239.63 -2.7% 640.74 -5.4% 69.41 -15.1%
2024年8月 2012.01 -4.2% 241.16 -2.7% 660.49 -4.1% 72.36 -15.6%
2024年7月 2056.18 -1.0% 245.79 -0.3% 691.02 2.3% 78.71 -12.4%
2024年6月 2058.3 -1.3% 246.18 0.5% 677.4 12.3% 81.75 -3.0%
伸び率は3カ月前比



相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM




にほんブログ村     

オンラインカジノで捕まる人たち

カジノ








オンラインカジノって悪い事なのだろうか?
お笑い芸人から野球選手や卓球選手がオンラインカジノで警察に逮捕された。

カジノは楽しい!!!

ロンドンに住んでいた頃、カジノにはけっこう通った。
ロンドンにはパームビーチやクロックフォードというカジノ(他にもあるが)が人気で大人の遊び場といった感じでアラブ人・日本人・中国人などが主要な客だった(何故か地元のイギリス人は少ない)。

パームビーチは体育館のような広さでルーレット、ブラックジャック、バカラなどのプレーができる。
筆者はブラックジャックばかりで4~5名でテーブルを囲み、2枚あるいは3枚のカードの合計が21に近づけば「勝ち」となり掛けたチップの2倍をもらえ、さらに21ピッタリだと「ブラックジャック」となり3倍のチップがもらえる。

ブラックジャックはディーラーとプレーヤーの戦いで、ディーラーのカード合計を22以上にしてしまえばプレーヤー全員が勝てる。
プレーヤー同士がコミュニケーションを取りながらディーラーを翻弄していく、うまくできればプレーヤー全員が大勝ち!!
これがとても楽しい。

山っ気のある友人は最大36倍の大勝ちができるルーレットにハマっていた。
これはけっこうリスキーで一晩で百万円ぐらいのボラティリティがあり勝つと数十万円、負けると数十万円のマイナスという感じだ。
でも楽しいらしく、毎晩通う奴もいた。

カジノの良い所は好きな時にプレーして好きな時に止められる、つまり勝ち逃げOK!!
筆者は大勝ちというより、負けるのがキライな性分なので必ず「勝ち逃げ」しようと心がけていた。
だから大きく勝つことも大きく負けることもなかった。


その後出張で多くの国に行ったが、香港から船で行くマカオも有名だし、シンガポールはホテルにカジノがあり、ソウルにもカジノはある。
もちろん、ラスベガス!!これは巨大なカジノシティだ。
なので、カジノ自体が「悪」であるとは思えない。

国内では賭博は禁止事項なのでダメだが、海外に行けばいくらでもカジノで遊べる。
オンラインカジノはその中間的な存在で、国内にいながら海外でカジノをやるよなうなもの。
カジノの経営主体は海外にあり、賭場が国内にある業者は国内法に制限されるが、海外業者には及ばない。

日本には340万人のオンラインカジノ愛好者がいるらしい。
大阪IR(統合リゾート計画)で国内カジノを合法化するならば、オンラインカジノがダメという理由はよくわからない。
その意味で軽い気持ちでオンラインカジノにハマってしまう人が続出しているのも頷ける。
それでも法律の違反行為であることには違いなく余程の注意が必要だろう。

結局のところ・・・
競馬も競輪もボートも公営ギャンブル、政府がギャンブルを独占したいだけだ。



相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM




にほんブログ村    

債券も為替も市場は走りすぎ?

10年債利回りの長期チャート
日10年金利長期202503
















日本10年国債利回りの上昇に加速がかかり、1.5%を超え1.57%にまで上がった。
上のチャートは10年債利回りの長期チャートだが、1.5%越えて2007年のピーク2%に近づいてきている。
この時のピークはリーマン危機の前だった。

国債利回りの急上昇は日銀のタカ派スタンスが要因だが、トランプ後の市場混乱を見れば3月日銀決定会合での利上げは難しそうなのに長期金利の上昇が止まらない。
これは国債を大量に保有している地銀などの金融機関が債券価格の下落で損失拡大し、慌てて国債を売り急いでいる状況を反映しているかもしれない。
だとしたら3月末の決算で国債投資の損失を計上する金融機関が出てくると想定され、今年度末の地銀決算には注意が必要だと思う。

しかし、それにしてもやや走りすぎではないだろうか?


次に日米金利差と為替相場の動きをチェックしてみよう。

日米10年金利差
日米10年金利差とドル円202503
















上のグラフは日米の10年債利回り差だが、今年に入り急速に低下していている。
米国債利回りが4.2%にまで低下し、日本10年債利回りが1.5%にまで上昇したことで、日米金利差は2.7%と3%以下にまで縮小してきた。

この日米金利差縮小がドル円を徐々に円高に動かした。
この金利差の縮小は、トランプの不透明感で景気縮小懸念が出てきた米国、日銀のタカ派スタンスの続く日本の両面の影響があるが、そちらにしても不安定な市場心理によるところが大きいと思う。


もし、日本10年債利回りが走りすぎだとしたら、円高も走りすぎじゃないのだろうか?

今後は二つのポイントがある。
短期的には3月日銀の決定会合で利上げが見送り(FOMCでの利下げも見送り)ならば、利回りは1.5%以下に下がると見込まれる。
当然そうなればドル円も150円台に戻ると想定される。

もう一つはトランプ政権がしきりに「ドルの過大評価」を指摘していることだ。
過去2年間のGAFAMへの集中投資が起こり、グローバル資金が米国に一極集中したことで、ドルは相当過大評価されていると主張されている。
トランプ政権はこの「ドル安」「高関税」で是正を図ろうとしているわけだ。

金利差と為替のグラフでも、金利差水準とドル円は「ワニの口」のように開いている。
中期的にトランプのドル高是正が進むと、この「ワニの口」が閉じることも考えられる。
そうなればドル円は一段と下落し140円/ドル水準へ向かう可能性もある。

「トランプ・プットはない」=トランプは株式市場を支える気がない。

市場心理が急激に悪化し、NASDAQが4%、S&P500が2.7%も下落した。
これはファンダメンタルではなく市場心理の要因であり、バリュエーション調整が起こったといえる。
筆者は10%程度のバリュエーション調整を想定していたが、S&P500で5500ポイント台で10%調整、PERも20倍以下になる。

その意味ではバリュエーション調整は一つのメドに来ていると見ている。
しかし、この水準は割高感はなくなるが、割安ではない、中立水準であり「買い」とはいえない。




相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM




にほんブログ村   

Jリートの不動産売却(1)平和不リートの事例研究

公募増資








Jリート市場の過去5年間の成長は以下の表のとおり。


REIT指数 利回り 分配金 成長率 NAV倍率 NAV 成長率
Dec-20 1783.9 4.15% 74.0 -4.2% 1.01 1766.2 -1.2%
Dec-21 2066.33 3.62% 74.8 1.0% 1.14 1812.6 2.6%
Dec-22 1894.06 4.06% 76.9 2.8% 0.97 1952.6 7.7%
Dec-23 1806.96 4.36% 78.8 2.5% 0.89 2030.3 4.0%
Dec-24 1652.94 5.15% 85.1 7.9% 0.8 2066.2 1.7%

市場全体では指数の平均分配金は20年末74ポイントかた85ポイントまで15%程度増加し、時価純資産である平均NAVは17%も増加した。
新型コロナ後土地や建物の価格が上昇し、1億円を超えるマンションが販売される時代になったが、Jリート市場でもこの不動産高の影響を受け、NAV(時価純資産)は5年間で17%増加した。

NAVの増加は地価上昇が大きな要因だが、ビルや施設の収益性回復も大きな原動力だ。
一方、分配金はオフィス空室率の改善もプラスだが、それとともにJリートの資産売却により実現益を貯めこみ、その一部を投資主に分配金や自己口買いで還元していることも大きい。


代表的な事例として平和不動産リート(8966)を見てみよう。

この平和不リートは運営方針として①投資主還元、②内部成長の強化、③資産回転型ビジネスの三つをあげているちょっと変わったリート法人だ。
多くのリートが内部成長と外部成長という「総資産を増やす」方針なのに対し、この平和不リートは投資主還元を最大の運営方針にしているところに特徴がある。

特に資産回転型ビジネスは、将来収益性に懸念がある保有物件をどんどん売却し、将来収益性が高い物件へと積極的に入れ替えることで将来の分配金を安定させる。
住居(マンション)と中型オフィスを投資対象としているので、物件あたりの投資額が小さく回転が効きやすいというポートフォリオの特徴があるからできるのことだろう。

バランスシートを見ると、内部留保(一時差異調整金+繰り越し利益+圧縮積立金)は55億円あり、さらに物件の含み益が600億円もある。
この含み益を実現益化し分配金を引き上げると同時に、豊富な内部留保を使って将来への投資を行う。

物件売却の事例を見てみよう。

①麹町HFビル
譲渡価格:26億円、鑑定価格:21.1億円、帳簿価格13.45億円 譲渡益11.22億円
物件譲渡の利益率=譲渡益÷譲渡価格=43%

②HF市川レジデンス
譲渡価格:6.7億円、鑑定価格:6.1億円、帳簿価格:3.65億円、譲渡益:2.65億円
物件譲渡の利益率=39%

③HF日本橋浜町ビル
譲渡価格:35.2億円、鑑定価格:26.6億円、帳簿価格:19.94億円、譲渡益:14.41億円
物件譲渡の利益率=40%

物件譲渡時に40%程度の利益を上げているのが分かる。
リートの保有物件は有利な条件で売却できることを立証していると同時に、含み益でより将来性の高い物件を買う、さらに譲渡益で分配金を増やし、場合によっては自己口買いに使う。

こうした戦略はリート価格がNAVを下回っている状況では非常に有効だ。
大型ビルを中心に保有するリートは物件の回転率を上げるのは難しいが、平和不リートのような中型物件を中心とする場合は、この資産回転型ビジネスがとても有効だといえる。



相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM




にほんブログ村     

2年目の新NISA、どうする?(4)短期キャピタル狙い

新NISA









短期キャピタルゲイン狙いで成長枠を使う、これが最もリターンが高い方法かもしれない。
もし優秀な投資家がいて、毎年きちんとキャピタルゲインをあげられるとしたら・・・

まずは、新NISA成長枠の基本を確認しておこう。
①投資金額は1年240万円で5年で合計1200万円まで可能。
②投資対象はETFを含む上場銘柄のすべてで、プライムでもグロースでも買付可能。
③年240万円の枠だが、売却した分は次の年に復活する。

多くの評論家が長期投資!長期投資!の大合唱だが、実は新NISAの条件は短期売買にとても有利だといえる。

①年間の買い注文は240万円まで1回だけだが、成長枠を細かく分けて売買できる。
たとえば20万円の買い分ければ1年に12回の買いチャンスを得る。

②売りは金額もタイミングに自由で、投資家は好きなタイミングで利食いができる。
買い付けた合計240万円に達するまでの株式を買付け、売却はその年内に全部売却してもいいし、一部を利食いして残りは次年に回してもいい。

③買い付けた240万円の株式は、年内の売却分も含めて成長枠は次年初に復活し240万円となる。
つまり次の年も同じように最大240万円買付けることができる。

④売却時のキャピタルゲインは非課税でマルマル利益になる。
通常の売却益におよそ20%の課税がかかるが新NISAは非課税。

⑤決算期末で保有すれば、売却したとしても配当も非課税でマルマル受け取れる。

こうやって考えると、毎年240万円の投資額を年1回転、しかも売買益も配当も非課税って・・・まさに短期売買の天国のようなシステムだ。


ではこの条件で最適な売買手法を考えると・・・・

①自分で銘柄をいくつか選び、成長枠で「240万円分の株式を買い」付ける。
②買い付けた銘柄をできれば決算期を越えて保有して「配当を確保」する。
③買い付けた銘柄のうち、価格が上昇し儲かった銘柄を「利食い」売却する。
④価格が下落した銘柄は配当や株主優待をもらい、そのまま「塩漬け」にして非課税枠1200万円までは累積投資できる。

前年利食えなかった分はそのまま「塩漬け」にしておけばいい、何年間経てば何かの拍子に上昇することもある。
利食いできるかは運次第にしても、トータルリターンはバイ&ホールドよりも良いかもしれない。

それにしても、長期投資だけが絶対ではない。
投資家は工夫して成長枠を使えば、より高い効率的な運用も可能だ。



相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM




にほんブログ村   

セブン&ⅰは株主の方を向いているか?

IMG_3400

















セブン&ⅰが成長戦略を打ち出したが、株主にとってどうなのだろうか?
配信されたニュースで確認してみよう。

まずは井坂社長のコメント
カナダの小売大手アリマンタシォン・クシュタールからの買収提案に関し、米独禁法関連の課題解決に向けた具体策が見いだせていない点に触れ、「現時点で株主やステークホルダーにとって最善の選択になる保証はない」と述べた。

要するにクシュタールの買収提案は米独禁法をクリアーできなから提案を却下するということだが、クシュタールはカナダの会社で米独禁法への対応はセブンよりも長けているだろう。
提案を拒否する口実にしか聞こえない。


セブンの創業家と伊藤忠が組んだMBOは失敗した。
セブン創業家が主導していた経営陣が参加する買収(MBO)計画が頓挫し選択肢が狭まる中、セブンは自ら企業価値を高める道を選んだ。ただ株主に利益のある選択だと納得させる必要があり、今後難局が予想される。クシュタールは昨年、買収額として1株18.19ドル(約2700円)を提示していた。

伊藤忠傘下にはローソンがあり、それこそ日本の独禁法に抵触するかもしれないと思ったのか、それともMBO後の収益と借金返済の計算が合わなかったのかは分からない。
でも普通ならばMBOを断念した段階でカナダのクシュタールの買収を受けることが株主には最高のオプションになったはずだけど・・・


そして井坂社長は逃げ出し、社外取締役のデイカス氏を新社長にする予定。
デイカス氏は「株主還元を忘れてはいけない。過去に十分な注意を払ってこなかった反省があり、今後は変わっていく」と、株主重視の姿勢を強調した。

株主還元って言葉遣いは違うって思う。
今後3年間で2兆円の自社株買いって「やるやる詐欺」で終わる可能性も残っているからだ。

要はスーパーなどのまとめたヨークホールディングを8000億円以上で売却し、北米セブンを子会社上場させ、さらにセブン銀行を部分的に売却する、これらの譲渡益を元に2兆円の自己株買いを行うというものだが・・・
最初に資産売却をしてその譲渡益で自己株買いをするというわけだが、その売却や子会社IPOがうまく行かなければ自己株買いの元手が不足してしまう。
さらに米セブンイレブンのIPOは、親会社の持ち分減少で株主価値が棄損する。

よくよく考えてみれば、2兆円の資産売却して2兆円の自己株買いをするのは株主にとってはチャラであって何の得にもならない。
2兆円の資産売却で企業価値が2兆円減少する、そこで2兆円の自己株買いをすると発行株数が2兆円分減少する、一株当たりの価値は2兆円の資産価値減少と2兆円分の発行株減少で横ばい、つまりチャラでしかない。

この成長戦略じゃ株主価値は上がらない、クシュタールの買収提案の方がいい。



相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM




にほんブログ村     

貧乏人は来るな、金持ちは500万ドル払って来いって?!

トランプ










この人の差別発言は酷いな。
トランプの一般教書演説では差別発言がテンコ盛りだった。
アフリカの小国レソトに対して「誰も知らない国」でのLGBTQの広報にアメリカ人の税金を800万ドルも使っているって発言した。
「誰も知らない国」て小さくとも一つの独立した国家であるレソトに対して侮辱以外の何物でもない。
この差別発言に共和党議員がスタンディングオベーションで「USA」「USA]と叫ぶ、ちょっと異様な光景だった。


でも一番に気になったのが移民に対する発言だった。
トランプはすべての不法移民がギャングやドラッグ常習犯であるかのように言う。
彼らにレイプされたり暴力を受けた女性を議事場に招待し、不法移民は犯罪者で被害者は白人のかわいい少女たちだという演出だ。

不法移民がすべて犯罪者というのはウソだし、移民でないアメリカ白人も常習的なレイプ犯はいる。
白人のドラッグ漬けの人も数えきれないほどいるはずだ。
あまりに極端な移民差別発言だと感じた。
アメリカ人の大半が原住民ではない移民で、その国で大統領のこの発言は許されるとはね。


その返す刀で、米国居住権を与えるゴールドカードを導入し、1枚500万ドルで1000万枚を販売すると言った。
1000万人の富裕層が米国に大挙して殺到し、税金をバンバン払ってくれるって・・・マジか?
トランプのアメリカに居住することにそんな魅力があるのだろうか?

要するに「貧乏人はアメリカに来るな!、金持ちはアメリカに500万ドル払って来い!」ということなのだが・・・
貧乏人が移民で来ると犯罪をする、金持ちが移民で来ると税金を払うって、これも完全に差別的だ。
昔、小学校で「人を見た目で差別してはいけない」「職業で判断してはいけない」「おカネで差別してはいけない」と習ったが、トランプはまともな小学校を卒業していないようだ。

なんか、トランプのアメリカには興ざめする。



相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM




にほんブログ村     

高配当ファンドは出遅れ(3)利回り比較

Jリート分配金利回り、10年国債利回り
Jリート利回りと10年金利202502
















高利回り投資をするのは、二つの視点が必要になる。
一つは利回り水準、もう一つはボラティリティ

投資家にとって利回りが良い方がいいに決まっているが、気をつけるべきなのはその高い金利・配当・分配金が続くのかどうかだろう。
利回りが高くでも価格のボラティリティが高く、たとえば5%の配当をもらっても10%値下がりしたら実質的に5%の損失になってしまうからだ。

この意味でボラティリティにも2種類ある。
一つは価格ボラティリティで、利回りが高くでも価格が大きく下がるようなら損失が出る。
この価格ボラティリティが重要なのは直感的に分かるが、もう一つのボラティリティはもっと重要だ。

それは原資産の収益ボラティリティだ。
いくつか例を挙げると・・・

債券ならば金利は決まっているので、原資産の収益ボラティリティは非常に低い。
一方、株式は一定期間の純利益から配分されるので、その純利益次第では大きく変化する。
不動産投信は不動産の賃貸料から分配金が決まるので、株式よりもずっと安定している。
インフラファンドは太陽光発電などで得た電力は売却して分配金を出すのでかなり安定度は高いが、売電価格が政治的に決まるのでそこにボラティリティがある。

まずは代表的な資産・商品の利回りを上から順に並べると・・・・
                  年利回り    収益ボラティリティ
・カナディアンソーラー(9284) 8.75%   中程度(短期) やや高い(長期)
・商船三井(9104)       6.11%   高い
・日本都市ファンド(8953)   5.90%   中程度(短期、長期)
・JFE(5411)        5.56%   やや高い
・大和ハウスリート(8984)   5.46%   中程度
・JT(2914)         5.21%   中程度
・INPEX(1605)      4.78%   やや高い
・日経高配当50          3.36%   中程度
・日本高配当アクティブ       3.14%   中程度
・日本40年国債          2.63%   低い
・日本30年国債          2.34%   低い
・日本10年国債          1.42%   低い
・日本5年国債           1.05%   低い
・日本2年国債           0.81%   低い

こうして利回り水準を並べると、0.8%から8.7%まで様々だ。
ここからの銘柄選択は個人の自由だが、基本は利回り水準とボラティリティを組み合せで選択すべきだろう。




相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM




にほんブログ村    

東京都物価、コメの高騰、どうする?

9C2F1FAC-DC47-41C1-9478-C727C10CA5E1

・・・美味しい寿司が食べたい。でも値上がりが厳しい・・・











2月の東京都都区部の消費者物価は総合で+2.9%と、前年比では少し落ち着いた。
でも相変わらず食料品の価格高騰が都民の生活を直撃し厳しい。

     2月(前年比) 前月比  1月
CPI総合  +2.9% -0.3% +3.4%
除く生鮮 +2.2% -0.1% +2.5%

食品   ∔7.1%
 うち生鮮品 ∔18.4%・・・キャベツ+9.2%、コメ+79.4%、みかん+3.2%
住居費 +1.0%・・・家賃+0.7%  
光熱費 +5.4%・・・電気+9.0%
その他・・・ガソリン+6.2%、宿泊費+5.2%など

食料品がぶっちぎりで値上がりしている。
コメの値段も流通段階で買い占めが起こっているとか、農家の売りしぶりとか、こうなると日本人はすぐに「犯人捜し」する。
テレビのニュースでも中国人が買い占めしているとか、コメに関係なかった業者が買い占めているとか「犯人捜し」に忙しい。

まず基本的に生産・物流コストの増加がコメ価格上昇の基本的な要因だと思う。
東京の数字でも、生産・物流費に直結するガソリンが∔6.2%・電気料金が+9%と上昇している。
さらに人件費の高騰も考えれば10%ぐらいはコスト増加で説明できそう。

それでもコメが7割高って、とてもコスト高では全く説明できない。

普通の家庭でも値上がりに備えて少し買いだめをする、それが全家庭が同様のことをすればすぐに20万トンぐらいの需要に積み上がるかもしれない。
その結果として昨年よりも収穫が19万トン増加したのに、人口が減る日本でアリエナイ供給不足10万トン以上が起こっている。

政府の備蓄米が放出される3月は価格は少し下がるかもしれないけど、電気料金は補助金がなくなり上昇するし、ガソリンも暫定税率の廃止をやめたみたいだし、生産・物流コストが一段と上昇する。
これを考えると、コメ価格は元の水準に戻ることはない。

しかし消費者が買いだめした白米は数か月で傷んだり劣化してしまう。
買いだめした家庭は早く食べてしまわないと、米コメが相当量無駄になってしまうかもしれない。
そうなると、コメが足りないと言いながら食品ロスが増えるというおバカな状態になる。


いずれにしても年金生活者にはチョー厳しい世の中が続く。

光熱費は東京都区部で前年比+5.4%だが、我が家の光熱費は前年比で∔13.8%と東京都の増加率を大きく上回った・・・ガックシ!!!
前年よりも今年の2月は寒く、その分暖房費が上がったのかもしれない。

数量で前年比を比べると・・・
昨年2月のガス使用量は163m3で今年2月も同じだったが、電気は昨年212kwhだったが、今年2月267kwhで25%の増えてしまった。
寒いのでエアコンなどの電気暖房の使用量が増えたのが原因かな???・・・たまらん!!!


ガス


電力


使用量 料金 単価 前年比 使用量 料金 単価 前年比
Jan-25 163 19327 118.6 6.2% 267 10881 40.8 -7.3%
Dec-24 192 24104 125.5 12.0% 155 7467 48.2 1.2%
Nov-24 141 18317 129.9 -3.9% 125 6248 50.0 23.8%
Oct-24 68 10126 148.9 5.7% 189 7789 41.2 42.5%
Sep-24 49 7191 146.8 13.4% 525 19384 36.9 25.0%
Aug-24 58 9292 160.2 17.1% 256 10651 41.6 19.3%
Jul-24 65 10377 159.6 12.5% 137 6737 49.2 2.0%
Jun-24 69 10660 154.5 2.4% 124 6161 49.7 4.8%
May-24 79 11532 146.0 -2.8% 156 6723 43.1 -10.7%
Apr-24 124 15157 122.2 -11.6% 228 8575 37.6 -24.9%
ガスはm3、電気はkwh




相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM




にほんブログ村    

証券セールスとファンドマネージャーの会話(31)株価調整の見方

SOX指数202503
















証券セールス(以下、S): 米国市場が波乱展開だけど、これってトランプのせい?

ファンドマネージャー(以下、F): トランプの政策やその意図はいろいろ考えてきたけど、一番の懸念は米国よりも世界経済全体を縮小させるかもしれないという懸念だろ。

S: まぁね。関税を掛け合って世界全体の貿易が縮小すれば、確かにヤバい!!

F: 記憶では米・加・墨の間では「北米自由貿易協定」を元にした「米国・メキシコ・カナダ協定」が生きているはずなのに、トランプが勝手に両国からの輸入に25%の関税を掛けるという。メキシコはそれを避けるために中国からの輸入品に同程度の関税を課すかもしれない。一体どうなっているのか? 協定って無視してもいいの?

S: 昔、韓国がゴチャゴチャ言って日本海を「東海」にしようとしたが、国際機関に訴えても結局変更できなかった。それ以来、公式名称は分裂し、日本は「日本海」と呼び、韓国人はしつこく「東海」と呼んでいるのかもしれない。メキシコ湾も米国は「アメリカ湾」と呼び、メキシコは「メキシコ湾」と呼ぶだけかな?

F: それにしても長い時間を掛けて合意した多国間の自由貿易協定を簡単に無視するって問題だね。日本が主導したTPP(環太平洋パートナーシップ)もトランプ1.0で米国が勝手に抜けた。日本は残りの国との自由貿易を維持・拡大させることに一層注力し、アジアパシフィック地域の自由貿易を主導すべきだろう。

S: ここまでくるとトランプ政権というよりも「トラップ政権」と呼ぶ方がいい。でも、株式市場の波乱はトランプのせいもあるけど、株式のバリュエーションが高すぎたからじゃない?

F: 長期金利4.3%に対してS&P500の益回りが4.4%と、本来の長期金利<益回りという関係がくずれ、長期金利=益回りになっている。つまり、現在のS&P500のPER22.5倍は割高だということ。EPSの高成長期待が高いバリュエーションの根拠だが、このEPS高成長期待に疑問符が付くとバリュエーション調整が起こる。

S: 株価の下落がバリュエーション調整だけなら、高値から10%も下げれば十分なんじゃない?EPSが数%でも伸びるかぎり、S&P500PERで20倍割れぐらいで相場は相当安定してくる。

F: トランプが「マールアラーゴの合意」のように国際秩序自体を変えようとしていると見ると、かなり長期に渡って構造変化が起こる。その場合、株式市場も単なるバリュエーション調整ではなく、構造的な変化が起こる可能性がある。よく見て行かないと・・・

S: それってどうなるの?

F: たとえば、アップル。トランプにスリスリして75兆円の国内投資を決めたが、ホンネを言えば、中国FOXCONで作っているiPhoneの輸入関税を回避したいだけだ。それが認められるかがアップルの経営にとっては非常に大きい。NVDAにしても台湾のTSMCでGPUなど半導体を製造しているわけで、あわてて米国内に1000億ドル投資すると発表したが、その関税を回避できるかは分からない。

S: ということは今後中国からのiPhoneの輸入、台湾からのNVDA半導体の輸入が関税回避できるならば、米国株は買いになるっていうこと?

F: そうだな。トランプは米国企業をつぶしたいとは思っていないだろうから、このスタンスが明確になれば、米国株だけでなく、日本株も台湾株に対しても投資家は安心してくるだろうね。




相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM




にほんブログ村    

高配当ファンドは出遅れ(2)インフラファンドは底入れ?

東証インフラファンド指数
東証インフラファンド指数202502















東証インフラファンド指数は、最も高い配当を得られる投資対象だ。
時価総額が小さく機関投資家には向かないが、その分、圧倒的に高い利回りが魅力だ。
大手ファンドの利回りは、カナディアンソーラー(9284)で8%利回り、第二位のエネクス(9286)でも8.5%の利回りだ。

昨年後半にこのインフラファンドが大崩れしたことで、高利回り株に対する警戒感が市場に広がったように思う。
この時期、世界中のリートが下落したり高配当株がダラダラとしたり、高利回りに対する投資家意識が大きく低下してしまった。
そのバローメーターがインフラファンド指数だったのかなと思う。

当ブログでも何回か取り上げたが、そのフォローアップも含めて再度見てみたい。

インフレファンドは太陽光発電設備などに投資し、発電した電力を大手の電力会社に売却することで得たリターンを投資家に配分する。
二つのネガティブ要因があったと考えている。

一つは当初40円/kwhでスタートした売電価格がどんどん下がり10円台に引き下げられたことだ。
この売電契約は20年という長期なので2030年初頭までは過去の好条件の契約が残っているが、年数が経過するのにつれて平均売電価格がどんどん低下し、業績にはマイナス要因となってくること。

もう一つはトランプ政権の登場で環境投資への期待が低下し、関連の自然エネルギーへの投資も減ってきそうなことだ。
これはトランプ政権の4年間は続きそうで、日本でも太陽光発電への投資は熱が冷めた状態になるかもしれない。

ちょうど最大手のカナディアンソーラーが決算を発表したので、その決算数字を見てみたい。
現段階は比較的堅調な分配金予想になっている。

            純利益   分配金
24年12月期    14.5億円 3301円
25年 6月期    13.1億円 3281円
25年12月期(予) 14.1億円 3227円
26年 6月期(予) 14.5億円 3309円


昨年の自社株買いで11575口を取得し発行株数を2.5%減少させたので、その分一口あたりの分配金は増加している。
ここ2年程度の短期では分配金レベルは維持されているので、短期的に9%の利回りを確保することはできそうだ。
しかし、新NISAのような10年~30年という期間で投資しようとすると、2030年以降は分配金に不安感が消せない。

いずれにしてもここまで売られたインフラファンドは短期的には買いなのではないかと思う。
インフラファンドが下落しているような状況では高配当株を買いにくいといえる。
インフレファンドの底入れが高配当株への投資家意識を変えると思う。



相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM




にほんブログ村    

Gゼロ世界の株式投資(6)一寸の虫にも五分の魂

ウクライナ









「虫」という言葉を使うのは一国の大統領に対して失礼極まりないが、ゼレンスキー・トランプ会談を見てこの言葉を感じた。
進行するGゼロ世界の主役の一人が米国トランプ大統領であることは間違いない。
多国間の交渉を無視し、各国首脳との1対1のタイマン勝負をする。

ゼレンスキー・トランプ会談は決裂し、トランプは「出直してこい!」と言った。
ゼレンスキー氏は、多くの有力リーダーは「スリスリ」して媚びへつらうトランプに対して、自分の主張を展開した。
言うべき事は言うというゼレンスキー氏に「一寸の虫にも五分の魂」を感じた。


このロシアのウクライナ軍事侵攻を「ロシアの戦争犯罪」と位置付けるか「スラブ民族内のケンカ」と見るかに両者の大きな相違がある。

「ロシアの戦争犯罪」ならば、ロシアが絶対的悪で取引できるような相手ではないということになる。
一方、「スラブ民族国家内のケンカ」ならばケンカ両成敗を原則としてお互いに譲歩すること(=取引)で停戦できるかもしれない。
しかし、ゼレンスキー氏にとっては「ロシアの戦争犯罪」であり犯罪者を利するような停戦はできないとうことだろう。
一方、トランプ氏はディールメーカーでありゼレンスキー氏に譲歩を求める、妥協がなければ交渉はできないからだ。

ゼレンシスキー氏を「選挙のない独裁者」と呼び圧力を強めるトランプ氏は、交渉のテーブルにウクライナとロシアを引きずり出すことを最優先にしたのだろう。
ゼレンスキー氏には「脅し」をプーチン氏には「甘い誘い」をした。
すべてトランプ氏の計算だったように思える。

この会談の決裂は欧州に大きく影響するのではないかと思う。
欧州首脳は「ロシアの戦争犯罪」と主張するだろうし、その点ではゼレンスキー氏と同じ考え方だ。
ロシアの戦争犯罪を止めない限り次はポーランドかもしれないし、フィンランドかもしれない、またバルト三国かもしれない。
ロシアの脅威に直面する欧州はウクライナを放り出すことはできない。


でもトランプ政権が望むように「欧州の安全保障は欧州でやる」という決意が示されるとしたら、米国はNATO、北大西洋地域の安全保障から一歩引くだろう。
欧州から平和維持軍を派遣したり、戦争終結後のNATO加盟を認める発言が出てくると・・・ちょっとヤバいことになるかもしれない。
いずれにしても欧州首脳、EU首脳、あるいはNATO首脳がウクライナと米国の間をどう仲裁するかが安全保障のカギだろう。

And trust me, I say this with all humor—if American democracy can survive 10 years of Greta Thunberg’s scolding, you guys can survive a few months of Elon Musk. 

バンス副大統領のミュンヘン会議での演説・・・米国民主主義がグレタ・トゥンベリのお叱りに10年も耐えたなら、お前らもイーロンマスクに数か月は生き残れるだろう。
環境やら移民やらの硬直した欧州の民主主義を暗に非難し、ロシア・中国からではなく、自分ちの内部から壊れると主張した。
これがトランプのホンネなのだろう。

何か重大なことが起これば、必ず欧州株価が反応する。
現在、トランプの停戦が進む可能性を見て欧州株は上昇しているが、もし、「欧州の安全保障は欧州で」ということになれば欧州株価が下落するだろう。
当面、欧州株、ドイツDAX、フランスCAC40、イギリスFT100の動きからは目が離せない。



相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM




にほんブログ村   
最新コメント
読者登録
LINE読者登録QRコード
楽天市場
プロフィール

kabusanjin

株式需給の達人(おもしろ相場格言)
「酒田五法」などの相場テクニックに直結する相場格言をより多く取り上げました。 当ブログでも使った「最後の抱き線は心中もの」、「遊びの放れは大相場」、「放れて十字は捨て子線」など、実戦で使える格言を多く解説しています。 ケイ線に興味のある方、テクニカル分析に興味のある方、是非一読をお勧めします。
株式需給の達人(バリュエーション)
PERやPBRなどバリュエーションを理解し割安/割高の実践的判断の基に理論的な株式投資を解説します。 割安とは将来のリータンを示すのか、単に成長性がないというだけなのか、事例をもとに解説します。 株式投資の基礎として大切なもので、是非一読をおすすめします。
カテゴリー
RSS
  • ライブドアブログ