原油価格と5年期待インフレ率

原油価格は中東地域の地政学に敏感なので、ここから数年間は常に注目しておきたい指標だ。
イスラエルとパレスティナの戦争がどう収束するかはまだ分からないが、そろそろ戦争の限界に近づいているように見える。
パレスティナの人々は北部から追い出され南部に集まっているが、人道的な状況も含めてこれ以上戦争を続ける意味が見えなくなっている。
もう勝敗は決まっているし、サンドバッグ状態のパレスティナをこれ以上攻撃する必要もない。
ゴラン高原にレバノンのヒズボラがロケット弾を撃ち込んだ。
今のところイスラエルによる大規模報復攻撃は見られていないが、いつ何が起ってもおかしくない。
でも意外と原油価格は冷静を保っている。
もちろん、まだまだ油断はできないが・・・
戦争後のパレスティナ地域の安定をどうするのか、パレスティナの自治はどうなるのか、崩壊させられた国土をどう再建するのか、戦後も見えない。
また、この地域にはイスラムの「目には目を」の考えが根付いているので、この戦争や犠牲者の恨みは簡単には晴れない。
パレスティナ人、アラブ人の対イスラエルへの感情が変わることはなさそうな気がする。
イランを中心とする勢力、ヒズボラ、フーシ派、ハマスはどこかで反撃を狙っているのだろう。
何が起るのか予想はつかないが、今年後半も来年も何か起こる可能性は高い。
そんな意味で原油価格を見ていくのは重要。
原油価格自体は期待インフレ率とほぼ連動して動く。
期待インフレ率は10年債利回りー実質金利で、現在2.3%程度とされている。
インフレ率は落ち着く方向で、それと連動する原油価格も80ドル/バレルを小幅に割り込んだ。
現段階では中東での大きな地政学リスクよりも期待インフレの落ち着きが原油価格を決めているように見える。
中東リスクが限定的で、インフレの落ち着きで原油価格は落ち着く方向と見ていいのだろうか?
でも難しいのは、原油が先か、インフレが先か、よく分からないことだ。
何か地政学リスクが起こり原油価格が上がるのが先でインフレが後から来るのか、あるいはインフレが先で原油価格が後から来るのか、これが「鶏と卵のような関係」かもしれない。
来年にかけて米大統領選挙があり、国際的な緊張がどう変化していくかも分からない。
インフレが落ち着いても、地政学リスクは大きいままだ。
原油価格を見ていくことは投資の上でも重要なのは変わらない。
相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本

https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y
PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S
過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5
正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本

https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0
ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD
需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM

にほんブログ村

原油価格は中東地域の地政学に敏感なので、ここから数年間は常に注目しておきたい指標だ。
イスラエルとパレスティナの戦争がどう収束するかはまだ分からないが、そろそろ戦争の限界に近づいているように見える。
パレスティナの人々は北部から追い出され南部に集まっているが、人道的な状況も含めてこれ以上戦争を続ける意味が見えなくなっている。
もう勝敗は決まっているし、サンドバッグ状態のパレスティナをこれ以上攻撃する必要もない。
ゴラン高原にレバノンのヒズボラがロケット弾を撃ち込んだ。
今のところイスラエルによる大規模報復攻撃は見られていないが、いつ何が起ってもおかしくない。
でも意外と原油価格は冷静を保っている。
もちろん、まだまだ油断はできないが・・・
戦争後のパレスティナ地域の安定をどうするのか、パレスティナの自治はどうなるのか、崩壊させられた国土をどう再建するのか、戦後も見えない。
また、この地域にはイスラムの「目には目を」の考えが根付いているので、この戦争や犠牲者の恨みは簡単には晴れない。
パレスティナ人、アラブ人の対イスラエルへの感情が変わることはなさそうな気がする。
イランを中心とする勢力、ヒズボラ、フーシ派、ハマスはどこかで反撃を狙っているのだろう。
何が起るのか予想はつかないが、今年後半も来年も何か起こる可能性は高い。
そんな意味で原油価格を見ていくのは重要。
原油価格自体は期待インフレ率とほぼ連動して動く。
期待インフレ率は10年債利回りー実質金利で、現在2.3%程度とされている。
インフレ率は落ち着く方向で、それと連動する原油価格も80ドル/バレルを小幅に割り込んだ。
現段階では中東での大きな地政学リスクよりも期待インフレの落ち着きが原油価格を決めているように見える。
中東リスクが限定的で、インフレの落ち着きで原油価格は落ち着く方向と見ていいのだろうか?
でも難しいのは、原油が先か、インフレが先か、よく分からないことだ。
何か地政学リスクが起こり原油価格が上がるのが先でインフレが後から来るのか、あるいはインフレが先で原油価格が後から来るのか、これが「鶏と卵のような関係」かもしれない。
来年にかけて米大統領選挙があり、国際的な緊張がどう変化していくかも分からない。
インフレが落ち着いても、地政学リスクは大きいままだ。
原油価格を見ていくことは投資の上でも重要なのは変わらない。
相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本

https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y
PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S
過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5
正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本

https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0
ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD
需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM

にほんブログ村