株山人の投資徒然草

大手運用会社をリタイアし、八ヶ岳に住む株山人の日記

大手運用会社をリタイアし、八ヶ岳に住む株山人の日記

株を職業にして38年、株式投資の楽しさを個人投資家に伝えたい。
Kindle版の「株式需給の達人(おもしろ相場格言編)」を出版しました。
既刊の「株式需給の達人(実践的バリュエーション編)」「チャートの達人」「個人投資家の最強運用」「株式需給の達人(基礎編)」「株式需給の達人(投資家編)」とともに一読をおすすめします。

2023年09月

ぴょんぴょん舎に圧倒された日

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ぴょんぴょん舎は盛岡冷麺の名店で、以前にも盛岡に行った時冷麺を食べた。
でも岩手牛の焼肉も絶対に食べたいと思い再び訪問した。
超人気店なのでだいたい30分ほど店外で待ち、その後席に着くというのが普通のランチタイムだったが、今回は焼肉席なのでちょっと遅い午後1時に予約し行ってみた。

これだけの人気店なので焼肉も美味しいだろうと思ったからだ。
店内に入り、まずはじめに「特選5種盛り合わせ3850円」を注文した。
この下の写真が特選5種盛りで、右の上から「特選ミスジ」「特選霜降りハラミ」「「いわて短角牛」左の二番目から「特選カルビ」「特選霜降りタン」と並んでいる。

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コンロの温度を気にしながら、まずは「特選カルビ」を焼いた。
たしかにこの岩手牛のカルビは脂がのって美味しい。
でも、カルビの美味しい店はたくさんあるので、特別うまいかと問われると・・・う~ん
「普通に美味しい」といえる。

というわけで次に「特選霜降りタン」を食べてみる。
タンの霜降りってあまり経験ないな・・・牛の舌まで霜降りになるってことはデブデブのウシから取った舌なのかな・・・???などと考えながら、タンを口に入れた。
霜降りとはいえタンの特有のコリコリした舌触りはある。
しかも脂がのっているのが分かる味わいで、今まで食べたタンの中でもかなり上位にくる。

食べたことがなかった「いわて短角牛」を焼く。
短角牛というぐらいなので角が短いということなのだろうが、普通の赤身肉とちょっと違った感じ。
脂がのってジューシーな感じの霜降りに比べ、赤身肉はパサパサな感じだが、この短角牛の赤身は違う。
けっこう肉厚なのに脂ものっていて、パサパサした感じは全くない。
あまり脂に強くない人にはおすすめできる味だ。
カルビよりもずっとすっきりした後味が残る。

「特選ハラミ」はウシの横隔膜の部位だが、独特の食感がある。
筆者の自宅の近くに「和田」という焼き肉店があり、そこの「ハラミ」は一番美味しいとずっと思ってきた。
でも、この岩手牛の「ハラミ」も負けず劣らずという感じだ。

そして「特選ミスジ」。
ウシの肩甲骨からウデの運動量の多い部位で筋が入り硬そうに思うが、これがほどよい硬さで臭みもない。
見た目が赤っぽいが、とても美味しい部位だった。

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でも焼肉には「白飯」という信念があるので「焼き肉中」はごはんを食べていたが、焼肉を終了し、いよいよ冷麺だ。
冷麺のゴムのような弾力とキムチスープの相性は抜群だった。

今回は冷麺に加えて「しらすのチヂミ」を食べた。
初めて食べる「しらすチヂミ」はすごくいい、しらすが焼かれた香ばしい臭いとチジミの食感、また食べたくなる。

というわけで、ぴょんぴょん舎は「盛岡冷麺」だけの店ではなかった。
岩手牛の特選焼肉は最高だったし、「冷麺との組み合わせ」も「しらすチヂミ」も最高だった。



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相場雑感(8) 株価下落の読み方

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米国市場、特に金利上昇に弱いNASDAQ市場が調整含みの動きになってきた。
チャーチストは「三尊天井」だと言っているが、トレンドの変調が見られるのかもしれない。

過去の株価下落の経験則から、今後の株式市場にどう対応すべきかを考えてみたい。
基本的な事だが、下落相場には三つのパターンがある。

①通常の短期調整で、5~10%以内の軽い株価下落

相場が永遠に上げ続けることはできない、ところどころ株価が反落する場面が見られる。
これは投資家の利食いが集中し予想以上に下がってしまったとか、信用残の損切りで売りが増えて下落したとか、期末で法人が持ち合い株を売却したとか・・・こうした短期の需給要因で起こる下落だ。

②経済循環上の起こる、大体10~20%の株価下落

好景気が過熱すると金融当局が引き締めを開始し過熱を防ごうとする(1)、その後金利上昇によって株価が下落を始める(2)、同時に経済活動が停滞し企業業績が低下する(3)、そして、景気悪化を見て金融当局が金融緩和を始める(4)というパターンが典型的だ。
この4つの局面のうち(2)が逆金融相場と呼ばれる株価下落、そして(3)が逆業績相場と呼ばれる株価下落だ。

③金融危機による株価暴落で、20%以上、大きい時は40%以上の大幅な株価下落になる。

金融危機の前には必ず「債務の膨張」がある。
日本のバブル崩壊時は、不動産融資が膨張し300兆円規模の不動産融資が焦げ付いたことで株価暴落が始まった。
米サブプライム危機でも返済確率の低い住宅ローンが数兆ドル規模で膨れ上がり、その焦げ付きがリーマンブラザーズなどの金融機関の破たんにつながり株価が大暴落した。

現在の株価下落は「債務膨張」によるものではなく、「短期需給」というにはファンダメンタルの変化を伴っているので、「経済循環の中の一局面」による株価下落だと見ている。
という意味では株価下落は10~20%程度、その場合7月高値から10%調整(13000ポイント)~20%調整(11600ポイント)がメドになる。
NSADQは9/27までにちょうど10%下落を記録しているので、この13000ポイント水準以下は下値を探る場面になるのではないかと考えている。

気を付けたいのは、現在の米国には「債務の膨張」は見られていないが、中国には巨大な「債務の膨張」があることだ。
中国の不動産融資、全体で53兆元、1000兆円以上の規模があり、住宅ローン残高も38兆元、750兆円の規模に達している。
中国は国家主義の国であり、こうした債務膨張に地方政府やその傘下の融資平台が関与してきた。
習近平がどうするかで債務処理が決まる国で外部からはよく分からないが、「債務の膨張」には限界があるのは民主主義だろうが国家主義だろうが一緒だ。

もし株価が20%を越えて大きく下落するとしたら、米国発の金融危機よりも中国発の金融危機に注意だろう。



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地価上昇はうれしくない!

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基準地価が国土交通省から発表された。
これは都道府県地価調査と呼ばれるもので、公示地価から半年後の全国主要都市の調査地点での地価を調査するものだ。

全体観を見ると、東京と周辺の地価が上昇しているのが目立つ。
全用途平均で東京は∔3.1%、それに対して大阪は∔1.8%、名古屋は∔2.6%だった。
マンション価格やオフィス空室率など統計では大阪がけっこう人気だと思っていたが、地価上昇は東京よりも鈍かった。
大阪万博の準備が遅れ、パビリオンの建設が進んでいないことが、大阪地区の需要に影響しているのかもしれない。

ちなみに東京はちょっと異常になってきている。
近所の住宅用地の売り出しがあったが、なんと、18坪で9900万円で売り出された。
1年前に自宅の真ん前の土地が売り出された時、16坪で7000万円だった。
この土地には住宅が建築され、すでに入居している、我が家の孫たちとこの住宅の子供たちが毎日のように遊んでいる。
坪単価でみると、このわずか1年の間に437万円から550万円に・・・なんと25%も上昇してしまった。
これはいくらなんでも異常だろう。

ちなみに近所の基準地価は前年比∔4.7%だった。
坪単価は255万円、実勢の販売単価とはずいぶんと違いがある。

でも地価が上昇するのはうれしくない。
固定資産税もどんどん上昇してしまうからだ。
固定資産税評価は路線価から計算されているが、ここ数年で固定資産税はかなり上昇している。
確か数年前には1期7万円程度だったのが、今年は1期7万5000円に値上がりしている。
取引価格と路線価や公示価格のズレや遅行性を考えると、まだまだ固定資産税が上がっていくだろう。

地価上昇は全然れしくない!!





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移住でハッピー(9)あるUターン移住者

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地元で生まれ育ったが、東京の大学を卒業しそのまま東京で就職した人たち・・・彼らも定年退職したりまた親の介護などの理由で「Uターン」する。
山梨県は特急あずさに乗ればたったの2時間で東京に行ける、日帰りも可能な地域だ。
帰ろうと思えば「いつでも帰れる」はずだ。
それでもUターン移住をする。

そのUターン移住者は家の屋根を自分で吹き替えしていた時、犬の散歩をしていた筆者と話をしたのがきっかけで知り合った。
かなり年季の入った家だったが、親が住んでいた家を受け継いだという。
本人は東京の大学を卒業後、当然のように自衛隊に入隊した元自衛隊員。
日本全国にある様々な基地に勤務してきたため、山梨の実家に帰ることはほとんどなかったという。

その彼が自衛隊を定年退職後、山梨にUターンした。
甲府にマンションを購入し、普段は甲府に住み再就職先で働いている。
働くなら八ケ岳に住むよりも甲府に住んだ方がずっと条件が良いからだ。
ここまでして家族の了解を取りながら、親の家を受け継ぎ守る。
八ケ岳にはたまに来るだけなのに、雑草刈り、家の風通し、冬の水抜きなどマメに仕事する。

やっぱり自分が生まれ育った場所は特別なのだろう。
自衛隊のパイロットをしていた時、この八ケ岳周辺をよく飛んでいたという。
その時からいずれ地元に戻ることを考えていたらしい。
そこで家族のために甲府のマンションを買い、自分は一人で親の田舎家の手入れや雑草刈りに一生懸命やっている。
隣の家の周辺まで草刈りをしてあげている。
やさしい元自衛隊員だ。

生まれ育った場所には特別の思い入れがあるのだろう。
誰しも地元に執着があるのだろう。




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矛盾だらけの日銀政策、岸田政策

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先週は日銀決定会合が行われ「金融政策の据え置き」が発表された。
その後の植田総裁の記者会見でも「賃金の動向に不確実性がある」「マイナス金利解除、YCCの解除がいつになるかも不確実だ」・・・と「不確実性」と繰り返し、結局、物価が3%伸びている経済状態で「マイナス金利」を継続した。

一方、岸田首相は物価高に対応するため追加経済政策を出す予定だという。
予算規模はかなり大きくなるかもしれないし、電力やガソリンといったエネルギー価格への補助、収入の低い家計へ補助金など、物価高で困っている家計を支援することが議論されるという。

なんじゃ、これは???

日銀は過剰な金融緩和を継続し、結果的に過剰な円安を誘導している。
その円安によって輸入物価が上昇し、国内インフレの一つの原因になっているのは間違いない。
一方、財務省は「行き過ぎた円安」は経済にマイナスになるとして、為替市場をけん制している。
さらに岸田政権は物価高を理由に「バラマキ」財政政策を行おうとしている。
財政赤字がGDPの2倍もある日本では「バラマキ」は円安要因になる。

政策として、物価を上げる(日銀)VS 物価に「バラマキ」で対応する(政府)、
さらに円安を一段と進める(日銀)VS 円安をけん制する(財務省)が対立している。
円安の大きな要因の一つ(最大要因は米FRBだが・・・)が「日銀の過剰な緩和」なのは間違いない。
日銀の過剰緩和による円安と物価上昇を抑えるために、国民の税金を使って物価対策をするってどこか矛盾を感じないのだろうか?

この矛盾した政策で誰が利益を得るのか、物価支援で国民の投票を買う岸田首相なのか? 円安で一部の企業に為替利益の「バラマキ」をする日銀なのか?
いずれにしろ矛盾した政策の結果、日本は迷走状態に入る、何をしたいのか「政策の方向性」が見えないからだ。

個人的には・・・FRBのあと1回の利上げ+利上げ打ち止めのタイミングで、日銀はマイナス金利を解除し、財務省が強烈な為替介入をする。
これで過剰な円安は修正局面に入り、購買力平価120円/ドル前後に向えば良い。
少なくとも国富の流出・縮小を止め、国民の貧乏化が避けられる。
為替が安定すれば異常な物価高を止めることができ、ここを政策の起点として成長政策を実行していけばいい。
岸田氏のチョロチョロとした対症療法的「場当たり政策」よりはずっとマシだろう。



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恐山の宿坊に圧倒された日(3)

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6時に起床の館内放送が入る。
6時半までに宿坊の玄関を出て右側にある回廊を進んでいく。
長い回廊の先に住職さんが立って待っている。

まずは住職さんと一緒に薬師殿にお参りする。
薬師如来は病気や苦痛から解放させてくれる、住職さんはどこか悪い所を意識して手を合わせて拝むといいと言う。
薬師殿から地蔵殿に移動し、威厳を感じる地蔵尊を見上げrる。
住職さんは「故人に思いを馳せることが供養」だという。

住職さんの話を聞いたあと、3人の和尚さんによる読経が始まる。
住職さんのいうと通り、亡くなった父母や義父母を思い浮かべて祈る。
太鼓がどんどんとなり、3人の読経が合唱のように地蔵殿内を響き渡る。
かなりの迫力がある。

ホントは地蔵様の周辺は立ち入り禁止だが、「朝のお勤め」の間だけ本尊の地蔵大士を近くに寄って手を合わせて拝むことができる。
その後、「本堂」に移動する。
そこで思ったのが「この立派な地蔵殿は本殿ではなかった」ということだ。
山門を越えて一直線上にあるのが地蔵殿なので、こっちが本殿だと思っていた。

本堂は質素な感じの木造平屋で釈迦如来像が安置され、この場所でイタコが「口寄せ」をするらしい。その周辺には多くの人形、故人の写真や思い出の品が奉納されている。
「口寄せ」で死者と対話した後、その代わりの人形や個人の写真などを置いていく。
ここ本堂でも3人の和尚さんによる読経が行われる。

病の部分をなでると治るといわれる「びんずる様」が左手に立っている。
住職さんによるとお釈迦様よりずっと霊力が強く、そのためにムチャクチャした「びんずる様」だが、最後はお釈迦様の下で人々の病気を治癒するようになったそうだ。
善光寺の「びんずる様」が有名だが、恐山にもあったとは驚きだ。

宿坊に泊ると不便だが・・・いい温泉に浸かり、住職さんの読経を聞き、地蔵殿内部に入れる。
しかも、薬師殿、本堂を和尚さんたちと参拝できる、興味深い「霊場、恐山」の有意義なツアーだった。
和尚さんたちに感謝!!



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お笑い芸人は「社会的責任」を理解すべき

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日本で起こっている問題は、ビッグモーターの不正事件にしろ、ジャニーズ「未成年セクハラ」事件にしろ、未上場・オーナー企業の身勝手な不祥事だ。
でも、未上場企業だろうがなんだろうが世界の企業社会は繋がっているため、グローバル資本主義のルールが適用される。

ビッグモーターは保険金の不正受給で儲けたが、その相手の保険会社もビッグモーターからの顧客紹介で保険契約数と伸ばした。
結局、損したのは保険料を上乗せられた一般の顧客だが、誰も文句を言えない。
顧客一人一人の被害額がよく分からないからだ。

ジャニーズ「性加害」事件でも儲けたのは「異常性欲を満たしたジャニー氏自身」、これを隠したことで稼いだのが「ジャニーズ事務所」、見て見ぬふりで視聴率を稼いだのが「メディア、放送会社」だろう。
一方、一番損したのは300人以上といわれる「セクハラ被害者」のうちブレークできなかった人たちだろう。
今後は・・・怪物ジャニー氏に魂を売り渡し、ブレークしたジャニーズ人気タレントが「その真実」を問われることになるかもしれない。

こうした社会的責任に関した事件は、加害者は明確なのに被害者が不明確で一般にはよく分からない。
だからこそ、その社会的責任は重く、社会全体で管理していく必要がある。
現代社会は「ESG」でつながっている。
ビッグモーターは未上場だが、その不正取引の相手である保険会社は上場企業で、その背後には株主がいる。

ジャニーズ事務所も未上場だが、その背後には放送会社、スポンサー企業、彼らの株主がいる。
企業はすべてグローバル資本主義システムの中にあり「ESG]でつながっている。
現代社会は人権や組織的な不正を簡単に許せる環境にはない。
ジャニーズ事務所の「社長交代」「タレントのギャラ還元」「社名変更」は全く本質論とは関係ない。
問題の本質はESG、特に社会的責任にどう対応するかだからだ。


お笑い芸人の太田氏が・・・
「企業が注視しているのは「被害者の声」ではなく「海外の声」だといい「国際的にどう思われるかですよね。企業は海外だけを見てる。企業が言っている〝人権〟って一体なんなんだろう?」
・・・とテレビ番組で発言したが、明らかに勉強不足だ。
というかグローバル資本主義を全く理解していない。
お笑い芸人にテレビで意見を言う機会を与えるべきではないかもしれない・・・というのは視聴者が正しく世界を理解するのを邪魔しているからだ。
もちろん、ブログなどで勝手な発言することは「言論の自由」だ。

タレントに責任はないというがジャニーズ事務所というセクハラ「社会悪」企業に所属し仕事をもらい収入を得ている。
それ自体が彼らタレントが社会的責任の一端を担っている証拠だ。
心あるタレントはジャニーズ事務所を退社し、他の芸能プロに移籍すればいい。
TOKIOみたいに「独立した」と言いながら、ジャニーズ社長が資本金を出し代表取締役で、ジャニーズの下っ端みたいな会社はジャニーズ事務所と同罪だ。




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設備投資が日本のキーワード!!

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国交省が今年7月1日時点での都道府県地価調査を公表した。
日本の地価は2年連続で上昇したが、その調査結果には非常に興味深い点が含まれていた。
過去30年の経済停滞局面には見られなかった地価上昇が目立ってきたことだ。

具体的に見てみよう。

①北海道千歳市
住宅地である千歳3地点では地価78000円/㎡で前年比+30.7%、商業地である千歳5.3地点でも162000円/㎡で前年比+30.8%を記録した。

千歳といえば北海道のメイン玄関である千歳空港、さらに自衛隊の駐屯地、さらに大都市・札幌が近く住宅地として開発されてきた。
でも今年2月に大手半導体メーカー(ラピダス)の新半導体工場の建設が決定され、すでに関連する投資がスタートしている。
新規の半導体・設備投資が関連企業の誘致や従業員の住宅需要を生み出し、商業地も住宅地も大幅上昇につながった。

②九州熊本の菊池・大津市
言わずと知れたTSMC(台湾セミコン)の大型投資の先だが、菊池市の工業地は15500円/㎡で+29.2%、同じく大津市は90000円/㎡で+32.4%を記録した。

2021年4月にTSMCが子会社JASMを通じて新工場の建設の決定し、その後、周辺の商業地や住宅地も含めて地価が大きく上昇した。
世界最大のファウンドリーが日本の進出したことが大きな刺激となり、地域の活性化が進んでいる証拠なのだろう。

③岐阜県高山市
商業地である高山5・1の地価159000円/㎡で+5.5%、高山5・4も303000円/㎡で+9.8%

飛騨高山の古い町並みや陣屋がコロナ後の観客に受けて人流が回復するとともに地価も上昇した。
飛騨高山は高山ラーメンでも有名、さらに合掌造りで有名な白川郷や五箇山にも近く、インバウンドの回復で大きなプラスを受けているのだろう。

今まで国内投資、設備投資に消極的な日本企業とは対照的に、設備投資に積極的なTSMCなどの海外企業が起点となって投資が復活している。
競争の激しい半導体産業でも投資競争が行われようとしている。
これが日本の産業を変えるきっかけになるかもしれない。

さらにインバウンドの回復が単に目先の売上げの問題だけではなく、日本の秀逸な観光資源をいかに保護し、観光収入との両立を図るのかも重要な視点になってきているといえる。
白川郷や五箇山まで含めた飛騨高山地域の観光資源に対してさらに投資が実行されていることは今後の日本の観光業のあり方を示唆しているのかもしれない。

個人的には高山ラーメンが大好きで、清里から3時間弱クルマを飛ばして「麵屋しらかわのラーメン」を食べに行くのが楽しみ、帰りに平湯の「ひらゆの森」で日帰り温泉に浸かり、松本で「御代田のとうじ蕎麦」を食べて帰るというコースがおすすめだ。
最高の日帰りコースだと思う。



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FOMC、時間軸効果の問題だろ!

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9月のFOMCが終了し、大方の予想通りに金利は据え置きと発表された。
でも翌朝の東京市場では波乱に見舞われ日経平均は452円の下落を記録した。
大方の予想通りなのに評論家は株価が下がったのを見て「FRBのタカ派」で「あと1回の利上げ」が株安の原因とした。
不思議だ・・・FOMCの結果は多くの想定の範囲内だったはずだ。

では、何故、株価は神経質になっているのだろうか?

筆者が一番に気になったのは「時間軸効果」だ。
今回のドットチャートを見てみよう。

     23年末  24年末   25年末
上限   5.625%   6.125%   5.625%
中央値  5.625%   5.125%   3.875%
下限   5.375%   4.375%   2.375%

中央値は24年末まで5%以上の高金利を示唆している。
6月末のドットチャートでは、23年末5.625%は同じだが、24年末は4.625%と5%以下に利下げされることを見ていた。
この意味はFRBは「来年中の景気後退はない」という前提を持っていることだ。

25年末では今回の予想が3.875%だったのに対し、6月ドットチャートでは3.375%だった。
つまり、あと1回の利上げで終了というのは6月ドットチャートでも9月ドットチャートでも同じだが、24年~25年にかけて高金利が継続する予想に変更された。

これは「時間軸効果」を考える必要があるということを意味する。

①FRBの利下げ期待が「あとズレ」したこと。
これによって先の予想で低下していた長期金利が高止まりする、場合によっては一段と上昇する。

②高金利が継続することで市場の期待が変わり、ある意味利上げと同じ効果を生むこと。
「景気後退が来るぞ」という「オオカミ少年」効果は消えた。
「近い将来、利下げがある」という期待が長期金利をあるべき水準よりも低くしてしまう。
この期待が薄くなることで、長期金利は本来あるべき水準に上がる。

つまり、短期金利はもうすでに天井圏にあるにしても、長期金利は「時間軸効果」によって一段と上昇する可能性がある。
だとしたら、このFOMC結果は長期金利に影響し、株式のバリュエーションに影響する・・・ということになる。

重要なのは2点。

①株式益回りと長期債利回りの関係。
株式益回りは株主に属する最終利益率で、この利益率から配当利回りや株主還元率が決まるものだ。
現在S&P500の益回りは4.93%、10年国債利回りは約4.5%でまだ若干余裕があるが、もしこれが逆転したら・・・
米投資家は10年国債を買えば、今後10年間株式よりも高いリターンが得られることになり、資金は株式から国債に移動する。

②インフレ率と長期債利回りの関係。
長期債利回りがインフレ率よりも高くなると、投資家は国債を買うだけで「インフレヘッジ」ができる。
現在米コアインフレは4%水準にあり、4.5%の10年債利回りはインフレ率を若干上回る。
この関係も米国債へのシフトを助長する。

というわけで、FRBの時間軸効果が長期債利回りを引き上げ、株式需給にはマイナスになる。



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恐山の宿坊に圧倒された日(2)

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恐山には四つの温泉、女性用が二つ、男性用が一つ、混浴が一つある。
さらに宿坊に男女別に大浴場がある。
この場所は硫黄泉の噴出する場所であり、当然ながら温泉も硫黄の強い臭いがする温泉だ。
さらに強い酸性で、顔を洗う時に目に入ると目がつぶれる可能性があると言われた強酸性温泉だ。

宿坊にある大浴場は広くで気持ちがいい。
しばらく湯に浸かり、温泉を楽しんだ。
そして夕食後に真っ暗な夜道を歩き、恐山の山門内にある温泉に行った。
夜の恐山はかなりの迫力と不気味さがある。

温泉は掘っ立て小屋のような造りで、洗い場もなく、ただ浴槽があるだけ。
しかも温泉の回りは真っ暗。
戸を開けて中に入ると、中も真っ暗。
不気味さが増す。
手探りでスイッチを探し、電灯を点ける。
一部分は明るくなるが、周りは暗く、見えない所も多い。

何とか服を脱ぎ、浴槽に手を入れてみると・・・ムチャクチャ熱い。
体感では45℃ぐらいありそうだ。
でもせっかく来たので、ガマンして足を入れる、ムチャクチャ熱い。
ガマンして身体全体を浴槽に入れる・・・身体がヤケドしてしまうかもしれないと思うぐらい熱い。
数秒だけ浴槽に浸かり、アッという間に飛び出す。
限界だった。
熱い温泉が好きな人は挑戦して見てほしい。

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住職さんの他に3人の和尚さんが居住していて、「食事の前」、「朝のお勤め」が行われる。

食事前には和尚さんが来て・・・
1.功の多少を計り、彼の来所を量る
2.己が徳行の、全快を忖って供に応ず
3.心を防ぎ過を離るることは貪等を宗とす
4.将に良薬を事とするは、形枯を療ぜんがためなり
5.成道のため故に、いまこの食を受く

よく意味も分からないが、この後に「いただきます」で食事が始まる。

「願わくはこの功徳をもって、あまねく一切に及ぼし、我等と衆生と、皆共に仏道の成ぜんことを」と言ってから「ごちそうさま」となる。


朝のお勤めについては次回に書きたい。



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移住でハッピー(8)タイニーハウスの住人

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この写真の黄色の家は、筆者の自宅を建てた設計事務所が建てた家だ。
自宅の設計中の時、この家は建築がほど終了していたので、設計事務所の担当者が参考に内部を見せてくれた。
流行の「タイニーハウス」でおそらく床面積30㎡以下の小さな家だ。

でもジャングルジムのような小さなスペースが重なり合う、いかにも子供が遊ぶツリーハウスような楽しそうな内部だった。
ロープが天井からつるされ、そのロープをつたって部屋から部屋に移動できる。

設計的には完全にスペースの無駄を排除した合理的な造り、廊下や階段もない、キッチンも最小限、寝室もザコ寝を前提としたような家だ。
小さくても機能を重視して、生活には十分なスペースを確保しているところが素晴らしい。
設計者の強い思いが詰まったともいえるし、建て主の意欲も感じる。

この家は老祖父母が幼い孫たちへのプレゼントとして建てられたらしい。
子供たちはこのツリーハウスのような内部を持った家を楽しんでいた。
最初の数年は小さい子供3人と両親とたまに来てタイニーハウス生活で、子供が笑い声が絶えない生活をしていた。
庭やバルコニーでBBQをしていたり、庭を大声で走り回る子供の姿をよくみかけた。

しかし、子供はどんどん大きくなる。
4~5年も経つと、この家に遊びに来ることはほとんどなくなった。
夏の季節は雑草がボーボーになり、冬は閑散とした寒さを感じる家になってしまった。
住人がいなくなったタイニーハウスは寂しそうな家に見える。

家族は数年も経つと大きく変化し、その時その時で必要なものも変わる。
生活パターンも変わり、塾やスポーツで忙しくなり、タイニーハウスで遊ぶ時間もなくなる。
これは仕方がないことだ。

現在はご主人の友人たちなのだろう、週末に大人が数人でやって来て宴会騒ぎ、翌日には帰っていくという短期パターンで年に1~2回程度遊びに来るぐらいだ。
家を建てるのは簡単だが、長期間に渡って利用していくには家族の変化とそれにどうやって対応するかなどを考えていく必要がある。
一時的な楽しみや欲望のために移住したり別荘を建てるのは、あまり意味がないような気がする。



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「イラっとくる」コメント集(2)

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株式コメンテーター平野氏:
「インフレなら株価が上がるんです。理屈はともかく、インフレですべてのモノの価値が上がり、株価も上がるんです!!」

マイルドなインフレは株式にプラスだが、単純すぎるのではないかと思う。
マイルドなインフレ(たとえば、1~2%程度の物価上昇)なら、金融引き締めは起こらないし、インフレがある分企業業績は伸びる、といいトコ取りができるからだ。

でも現在の欧米のインフレのように4~6%のインフレとなると、当然、当局は急激な金融引き締めをするし、原材料価格のインフレで利益率が圧縮されるし、消費者もインフレ防衛で消費金額を減らし、消費全体が鈍くなる。
企業業績は抑制され、金利高で資金コストが上昇し、インフレ防衛で売上げも伸びにくくなる。

平野氏は1980年代前半のインフレ局面を経験している年齢なのに、この単純な発想はどこから来るのだろうか?
とても理解できない。


日経CNBCのコメンテーター某氏:
株価が上昇すると「強いですね~」とコメントし、株価が下落すると「○○のわりに強いですね~」と言う人。

もちろん、視聴者が投資家なので「株は上がる」と言う方が受けがいいのは分かる。
でも上がっても下がっても「強いですね~」はないだろ!!
大体、「株価が強い」と「株価が上昇している」との区別がついていないのもイラっとくる。

「株価が強い」とはどういう意味なのか?
単に株価の上昇だけではない、「強い」とは何か基準に対して「それよりも強い」という意味だ。
英語で言う「アウトパフォーム」を「強い」と表現している。
何か標準的な株価変動に対して「強い」、株価指数に対して「強い」、業種指数に対して「強い」・・・いろいろな「強い」があっていいとは思うが・・・

イラっと来るのは、株価が上昇すれば「強い」というその株式への感覚だ。
下がって損するのは「投資家」、上がってギャラが上がるのが「評論家」だ。
上がる、上がる・・・と言い続ければ、自分の仕事も増えるのが「評論家」だ。




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恐山の宿坊に圧倒された日(1)

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この上の写真が「恐山の宿坊」だが、比較的近代的な、ちょっと恐山に似合わない感じの建物だ。
中は宿泊者しか入れないが、きれいな玄関を入ると木造の仏像と対面する、やっぱり霊場にふさわしい感じになる。
受付に行くと、いきなり「ここは旅館ではありません」と言われ、一枚の紙を渡される。
これには、注意事項が書かれている。

夕食は6時で宿泊者全員がそろって、和尚さんの訓示があり、その後、全員で「いただきます」をして和尚さんは退出。
およそ20分後に和尚さんが再び来て、全員で「ごちぞうさま」をする。
時間を厳守しろと言われた。

その後、10時に消灯、その後は玄関にカギがかけられてしまうので気を付けろと言われる。
朝は6時に起床、その後、地蔵殿で「朝のお勤め」をした後、7時半に朝食で夕食と同じように和尚さんの話を聞いてから「いただきます」、20分後に「ごちそうさま」となる。

部屋に通されて気が付いたが、テレビもない、ラジオもない、インターネットもない、4Gも5Gもつながらない。
これじゃ、長い夜、何もすることがない。
現代人はテレビとラジオとインターネットがないと生きられないのかと情けなくもあるが・・・それでもスマホも使えない場所では時間を持て余してしまう。

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さらに食事も肉もない、魚もない、あるのは山菜、海藻、豆類だけだ(上の写真は夕ご飯)。
ハッキリ言ってうまくもなんともない。
でも宿坊では残すことはよろしくない(与えられた食べ物はすべて食すのが基本)。
無理やり口の中に入れる。
しかも20分ですべて完食しなければならない。
食事も味わって食べるというよりも、胃の中に「ブチ込む」だけだ。
なんとか、20分で完食できた。

その後は部屋に戻るが、テレビもラジオもインターネットもない部屋だ。
というわけで、やる事がなく、温泉でも行くかという話になる。

・・・次回は恐山の温泉の話。



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「国民の命を軽んじる」国(2)

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国家が国民の命を大切にしない国が増えている。
前回見てみたのは、①日本、少子高齢化が加速する国なのに政治家は有効な対策を取れない国、②ロシア、悲惨に国民の命を犠牲にしている国、③ウクライナ、ロシアによる侵略戦争で人口が失われている国、のデータを検討してきた。

今回は世界の二大大国を見てみたい。

民主主義陣営の中心、アメリカ。

1000人あたりの死亡者数は9.3人、と予想以上に高い。(出生率は11人)
アメリカは他の欧州先進国と違い、人口が依然として人口が増えている国で出生率11人と他の先進国に比べて高い。

白人の出生率は他の欧州先進国と同様に低下しているが、ヒスパニック系の人口増加(出生と移民)が米国人口を増やしているためだ。
このままのトレンドをたどると、支配層の白人(WASP)人口が全体の半分以下の少数派に転落するのは間違いない。
その頃、アメリカは歴史と伝統のある民主主義を維持できるかのだろうか?

さらに銃社会のアメリカでは通常の死因以外に銃で死亡する人も多い。
ドラマ「イエローストーン」を見ても分かるが「自分の命は自分で守る」を原則としている社会であり、「正当防衛の殺人はOK」の銃中心社会だ。
正当である限りなんの感情もなく殺人ができる、国民の命の価値を低く見ている国かもしれない。

言わずと知れた人権のない国、中国

中国の死亡率7.4人、出生率7.5人。
新疆ウィグルなどの漢人以外に対する迫害も凄いし、香港の状況を見ても悲惨というべき、政治的な弾圧で躊躇なく国民を殺せる国だ。
国家や政府が従わない国民を弾圧し、国家の都合で国民を断罪できる国だ。
国民の命が政治家よりも軽い国で、人口減少のトレンドは加速するしかない。

人口動態からは日本に次ぐ高齢化先進国で、すでに人口はピーク期を過ぎようとしている。
さらに「一人っ子政策」により若年層では男性人口は女性を20%上回り、先進国に共通の晩婚化だけでなく、絶対的に婚姻数が減っていく。
2030年頃からは巨大人口の高齢化、死亡者数の急増が予想されている。

これらを視野に入れると、21世紀の世界は大きな人口変化を目撃するだろう。
次に欧州の先進国や新興国の「国民の命」を見てみたい。



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米国CPI、反転の可能性

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評論家は8月の米CPI発表を無難に通過したことで、株価の上昇に弾みがついていると解説している。
コアCPIが4.3%と徐々に低下してきているので、この数字を見て「9月のFOMCでの利上げはない」と判断していいかもしれない。

今までコアCPIの上昇が抑えられ、平均時給の伸びと同程度になってきた。
これは現在の米国のインフレ実態、「4%インフレ経済」といえる。
4%で物価と賃金の上昇が均衡してきたとはいえ、FRBからすれば「目標2%を大幅に上回る」のが事実で引き締め基調が続く。

いつもの定点観測表を見てみよう。

消費者物価指数 平均時給 原油価格
CPI コアCPI CPI-コア 前年比 前年比  WTI
2023年8月 3.70 4.30 -0.60 4.30 -11.11 81.4
2023年7月 3.20 4.70 -1.50 4.40 -23.49 76.39
2023年6月 3.00 4.80 -1.80 4.40 -38.71 70.23
2023年5月 4.00 5.30 -1.30 4.30 -34.68 71.59
2023年4月 4.90 5.50 -0.60 4.40 -21.95 79.44
2023年3月 5.00 5.60 -0.60 4.20 -32.36 73.37
2023年2月 6.00 5.50 0.50 4.60 -16.24 76.84
2023年1月 6.40 5.60 0.80 4.40 -6.03 78.11
2022年12月 6.50 5.70 0.80 4.60 6.98 76.52
2022年11月 7.10 6.00 1.10 5.10 7.1% 84.78
2022年10月 7.70 6.30 1.40 4.70 7.3% 87.26
2022年9月 8.20 6.60 1.60 5.00 17.2% 83.87
2202年8月 8.30 6.30 2.00 5.20 35.2% 91.57
消費者物価は前年比伸び率。

いくつかの気になる点がある。

①ヘッドラインCPIとコアCPIの関係に変化が見られること。
いままでヘッドラインCPIの低下が、インフレ全般の落ち着きをリードしてきたが、すでにヘッドラインCPIが少しづつ上昇し始め、両者の差も6月-1.8%から8月-0.6%に縮小した。
このヘッドラインCPIがリードするインフレ鎮静トレンドに変化が生じている。

②原油WTIが不気味な上昇傾向を見せていること。
中国の景気停滞などから原油需要の先行き鈍化期待から、ウクライナ戦争の長期化、サウジの減産継続、リビアの洪水と原油価格上昇要因が増えている。

足元のWTIは90ドル/バレルまで上がってきたのを見ると、前年の9~11月水準が80ドル台で、前年比の原油価格が予想より早く「プラ転」してくる。
今年に10~12月期には原油価格がインフレ率に影響し始めるだろう。

ウクライナの戦火拡大で原油や一次産品の供給不安が広がるとしたら、ヘッドラインCPIが再び上昇する展開もありえる。
となると、FRBの、もう一段の引き締めが起こる可能性も否定できない。
年末へ向けて不安材料になつつつある。
よくウォッチしていきたい。



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恐山、恐るべし(2)

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恐山の至るところに硫黄泉が噴出している。
そのため硫黄の臭いが恐山全体を包んでいる。
上の絵は昔々の恐山を描いたものだが、複数の場所で火が燃え盛っている。

昔の人たちは硫黄泉が噴き出している場所を「地獄」と称したのかもしれない。
箱根の大涌谷も「地獄」と称され、別府にはいくつもの「地獄」がある。
硫黄泉の噴き出した「地獄」のような場所は日本には多くあるが、何故、ここ恐山だけが「霊山」となったのはだろうか?

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開山は862年、開祖は円仁(慈覚大師)。円仁が留学中、「汝、国に帰り、東方行程30余日の所に至れば霊山あり。地蔵大士一体を刻しその地に仏道を広めよ」という夢告を受けた。円仁はすぐに帰国し、夢で告げられた霊山を探し歩いた。苦労の末、恐山にたどり着いたと言われている

この恐山を開山した慈覚大師は上の写真の地蔵様だ。
多くの小さな地蔵とともにいる。
お告げの通り霊山を探し歩き、ここ「恐山」にたどり着き開山したというわけだ。
この慈覚大師がいなかったら、ここ恐山も「霊場」ではなく、箱根や別府と同じような「地獄」のある温泉場でしかなかったかもしれない。

でも、この慈覚大師の地蔵様が小さい事に驚いた。
エライ人はそんなものなのかもしれない。
自分を大きく見せるような人は本物ではないのかもしれない。

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この写真は、恐山の宿坊からほど近い場所から撮影した「恐山の全景」だ。
一見して分かるには白いボロボロとした岩石に覆われた場所であることだ。
この写真の右に「宇曾利(うそりこ)湖」があり、そこも白い砂の「極楽浜」と呼ばれる湖畔になっている。
全体は白くボロボロの脆い岩石に覆われ、これが恐山の異様さを目立たせている。

硫黄泉が噴出する、白くボロボロの岩石に覆われた場所の「霊山」だからこそ、他の場所にない「死者との接点」として人々に求められたのだろう。

この恐山の宿坊に泊った。
その話は次回・・・・


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恐山、恐るべし(1)

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人は死んだらどこにいく?
東北の下北地方では「お山に行く」と答える人が多い。
その「お山」が「恐山」だ。

筆者はずっと行ってみたいと思っていたが、初めて「恐山、菩提寺」に行ってみた。
上の写真は恐山の山門だが、ある意味、死者と生存者をつなぐゲートだといえる。
このゲートを通過すると、死者はとても近くに感じられる場所だ。

死者には様々な物語があり、その死者の一人一人のストーリーを辿っていく場所でもある。
恐山はとても広く、グルっと一周するだけで小一時間は最低かかる。
その一周ルートの間に、多くの死者のストーリーが登場する。

この右の写真は水子供養の場所だが・・・・
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この場所で一組の中年夫婦と出会った。
おそらく中学生ぐらいの息子を亡くした夫婦だと思われた。
息子が使っていた学生服やスニーカー、リュックサックなどを持ち込み、六角堂というお堂に奉納していた。
若くして亡くなった息子に普段使っていた服や身の回り品を持ってきたように見えた。
死後の世界と恐山がつながっているかのように、死後の世界で困らないように身の回りの品を持ってきたという。
中年夫婦の目から涙が流れ落ち、こちらにも若い息子を失った無念さが伝わってくる瞬間だった。

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またある場所には、「英霊地蔵尊」が立っている。
ここは太平洋戦争で命を落とした若い兵士が祀られている。
東京の靖国神社に英霊は祀られていると思っていたが、死者との接点は個々恐山にあったのかもしれない。
戦争で息子を失った高齢者たちはここに来る。
イタコを通じて亡くなった人たちとの会話ができると言われているが、イタコを通じなくても死者との接点を考える場所でもある。

その他、東北大震災で亡くなっ人たちたを供養する塔もあった。
そこには慰霊碑とともに二つの鐘があり、一つは「鎮魂の鐘」、もう一つは「希望の鐘」だった。
極楽浜に面した場所で「鎮魂」と「希望」を祈ることができる。

続く・・・・



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絶好調!日経高配当50の「配当株の運命」

ETF








高配当株が絶好調だ。
代表的な高配当指数の日経平均高配当50は今年30%を越えるパフォーマンスをたたき出した。
これは圧倒的なパフォーマンスで、年初来で高配当50は+30%、TOPIXは+24.2%、日経平均+25.4%を大きくアウトパフォームしている。

さらに日経高配当50のパフォーマンスは世界でも突出している。
S&P500の+17.6%を大きく上まわり、NASDAQの+34%に匹敵している。
ここ5年間の日経高配当50のパフォーマンスと配当利回りの推移だ。


高配当50 変化率 配当利回り
Aug-23 56560 30.2% 3.87%
Dec-22 43450 17.8% 5.81%
Dec-21 36880 22.9% 4.69%
Dec-20 30000 -14.0% 3.32%
Dec-19 34900 6.7% 4.09%
Dec-18 32700 -20.8% 3.03%

興味深いのは「パフォーマンスと配当利回りの関係

例えば、2020年は高配当株のパフォーマンスが悪く、結果として2021年の配当利回りが4.69%と高くなった。
驚異的だったのは22年で指数のパフォーマンスが+17%と高く、さらに配当利回りも5.8%と過去最高利回りを出した。(21年も同様だが、この年はコロナ禍からの立ち上がりの特殊な年)
逆算すると配当額が45%も急増したことになる。
企業業績が良かったことに加え、株主還元の高まりで配当性向も引き上げられたことによる。

こんな2022年みたいな年は例外で、通常、指数が上昇すると配当利回りが低下する。
この指数の魅力は配当利回りにあるはずだが、「指数が上昇すると配当利回りが低下する」という運命にある。

では2023年をどう考えたらいいのだろうか?

パフォーマンスは年初来+30%と絶好調なのは間違いない。
でも、配当利回りは2022年末の5.8%から直近値3.7%と2%以上の大きな低下となった。
採用企業の増配が一巡してしまい、指数の配当額自体は13%低下したことと株価の上昇で利回りが低下したことが要因だ。
高配当を買うというよりも、人気の銀行・海運・卸売り・鉄鋼のモメンタム投資が中心になってしまっている。

これは投資家の期待が行き過ぎている可能性がある。
高配当株は長期的に魅力的な投資対象だが、今年は上がりすぎかもしれない。
本来の理屈では日経高配当50のパフォーマンスを決定するのは「採用銘柄の増配」だからだ。
高配当株の高パフォーマンスは配当利回りの低下という「運命」から逃れられない。



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移住でハッピー(7)ある画家の移住

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フランスに長く住んで絵を書いてきたK氏は、年を取ってから生まれた国である日本に戻ってきた。
そして選んだ住み家は山深い八ケ岳の南麓だった。
画家にとっては東京は物価が高く住みにくい一方、山間部は自然の中で落ち着いた暮らしができるからだと言う。

パステル画が得意で淡い色を積み重ねた美しい絵を書く。
画家というよりもパステル画の職人と言った感じで、その作風は完全に出来上がっている。
いつも同じ作風、同じ絵を何枚でも書ける、完成した技量を持っているような気がする。
個展などを開いてパステル画を販売して生計を立てている。
でも画家の暮らしは楽じゃないらしい。

絵画は「号」で価格が決まる。
「号」とは絵画の長辺で(短辺はF/P/M/Sで測られる)、この長さで絵画の「号数」が決まり、その「号数」でおよその値段が決まる。
たとえば、1号=8万円の画家ならば、8号の絵画の値段は8×8=64万円となる。
画家の評価はおよそ決まっていて、その画家の絵ならば「号」単位で取引される。

有名な評価の高い画家ならばプレミアムが付き値段は青天井となるが、普通の画家の場合プレミアムというよりも「号」単位の値段で決まる。
1号の絵画を完成させるのに1日かかるとしたら、号8万円の画家は日給8万円だといえる。
でも実際には号3万円程度の画家も多くいるらしいので、画家の生活は楽じゃない。

画家の活動拠点は、コストを考えた上で決められているのだろう。
自然がふんだんにあって生活がしやすい、住居費や生活費が安いなどが重要な条件になるのかもしれない。
八ケ岳南麓には多くの芸術家が居を構えているのは、いろいろな条件を考えた上での判断なのだろう。
北杜市には「長春芸術村」があったり、多くの芸術家がの拠点が点在している。




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相場雑感(7)低ボラ相場の考え方

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日経VIの日次チャート









これは日経VIの過去1年間のチャートだ。
日経VIの水準がここ数か月切り下がってきてるのが分かる。
インプライド・ボラティリティはオプション価格に内包する価格変動で、通常、大きな価格変動が予想された時にオプションが買われ、ボラティリティが上昇する。
今年5月にはコールオプションの売りが次々と踏み上げられ買い戻されたために、日経VIが23ポイントまで急上昇したことが記憶に新しい。
でも現在は全く逆で、ボラティリティが低く日経VIは17台の水準にいる。

この低ボラは何を意味しているのだろうか?

日経CNBCの岡崎氏は「低ボラはゴルディーロックスに入ったことを意味する」と言う。
ゴルディーロックスとは少女の名前で、熱くなく冷たくない「ちょうど良い」適温のおかゆを選んだ物語から来ている。
相場用語としては2000年代央に「ほどよい経済成長、ほどよい金利、ほどよいカネ余り」というほどよい相場=低ボラ相場が続いた頃から使われるようになった。
現在の相場の位置は米欧の高インフレ・高金利、その割には景気は持ちこたえている状況で、安定成長+低金利+ソコソコの緩和と言う状況ではないが、何故か低ボラ状況が続いている。

ボラティリティの低い、低ボラ相場にどう対応すればいいのだろうか?

岡崎さんは「この低ボラ相場で重要なのは売らない事」と言う。
値動きが緩慢なためついつい利食いたくなるが、一旦売ってしまうとなかなか買い戻すチャンスがなくなる。

確かにその通りで、低ボラ局面では「コール・プットのオプションの売り」が中心になり、相場の変動を抑え込む、そのため株価は安定してじり高することが多い。
でも、今回の低ボラ相場が「どこまで続くか」は不明だ。
インフレ数字が急に変化したり、FRB高官の不規則な発言したり、為替も長期債も不意に急変する可能性があるからだ。

急変する場合は、今までの反対の事が起こるかもしれない。
つまり、金利のピークアウト感、長期金利の急低下、為替のドル高からドル安への急変というコースも考えられる。
でも反対にインフレ指標の急上昇、一段の引き締めで長期金利の急騰というコースも警戒を怠れない。
低ボラながら次の展開が読みにくい相場だと見ている。




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FRBの量的引き締め加速化

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FRBの引き締めが最終局面に来ているが、バランスシートの動き=量的引き締めがこれから本格化しそうな感じになっている。
昨年の4-6月期まで年率10%以上の量的緩和を実行してきたFRBだが、その後は利上げとともに量的引き締めに転じている。

今年3月には米地銀の破たんという金融不安が生じ、一時的に流動性供給を増やして対応した。
でもその後は着実な量的引き締め路線に戻っている。
バランスシートの変化を前年比で見ると、今年6月以降、量的引き締めのペースが引き上がってきた感じがする。
それまで前年比2%台の縮小ペースから、6月に6%の縮小、8月直近値では7%台の縮小ペースに早まっているからだ。

FRB 前年比 日銀 前年比
直近値 8.101 -7.9% 748.5 9.2%
Jun-23 8.346 -6.4% 732.8 0.0%
Mar-23 8.705 -2.6% 734.8 -0.1%
Dec-22 8.551 -2.4% 703.9 -2.7%
Sep-22 8.795 4.1% 684.9 -5.4%
Jun-22 8.913 10.3% 732.7 2.2%
Mar-22 8.937 16.2% 735.8 3.0%
Dec-21 8.757 18.9% 723.7 3.0%
Sep-21 8.447 19.7% 723.7 4.9%
Jun-21 8.078 14.0% 716.9 10.5%
単位:兆ドル(FRB)、兆円(日銀) 直近値:米国は9月6日、日本は8月末

米国ではこのFRBの量的引き締めの加速化が時間とともに市場の流動性を抑えてくるだろう。
FRBのBSが8兆ドルを割り込み、このペースで進んでいくと7兆ドルへと縮小する来年前半は流動性の低下が顕著になってくる。
年内は金利のピークを巡って市場が動くが、来年になると市場の流動性縮小を巡って市場が動くことになる。
当ブログでは長期的にウォッチしていくつもりだ。

一方、日銀は10年債利回りの上限を1%まで許容したが、その途中途中で「国債買い入れ」を行っているので、バランスシートは拡大傾向にある。
植田総裁は緩和継続を証明しているような感じだが、現段階では10年債利回りで1%までを許容しているので特に量的介入する必要はない。

この日米の量的スタンスの違いは円安要因になり、市場のドル不足を進めてしまう。
ここで重要なのは、①日銀のゼロ金利の解除、FRBの引き締め終了、③円高への為替介入のトリプル政策だ。
この三点があれば、市場は一気に変化する、10~12月期のどこかで起こる可能性があると思う。




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ジャニーズは「ESG」を理解してる?

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大セクハラ疑獄となったジャニーズ事件、事務所の会見を見た。
引っ掛かったのは二点だ。
一つはジャニーズ社長が辞任したのは正解だが、株式を100%保有し代表取締役に残るので強い影響力をキープできる・・・ってありえない。
もう一つは新社長のはなった東山氏の一言「社名変更はしません」、これもありえない。

グローバル資本主義社会の基本を理解していないんじゃないの?

資本主義は多くの人が利益追求をすることで社会は成長するというのを前提にしているが、自分勝手に利益追求できるわけではなくそこに明確なルールがある。
現代グローバル資本主義では「ESG」が基本だ。

「ESG」はE(環境)、S(社会的責任)、G(ガバナンス=企業統治の仕組み)の三つだが、今回のジャニーズ会見は社会的責任(S)とガバナンス(G)に問題がある。

これはどういうことか?

ジャニ―氏のやった「性加害=異常セクハラ」は、子供を対象にした怪物の仕業のような「絶対的な社会悪」だ。
これに対して、マスメディア、そのスポンサーである日本企業、そのスポンサー企業の製品を買う一般消費者、さらにはそのスポンサー企業の株主やステークホールダー・・・まで含めて「社会的責任」を全うする義務が生じる。

簡単にいえば、ジャニーズ事務所のタレントを起用すること自体が「社会悪」として認定されてしまうわけだ。
そうなるとジャニーズ事務所のタレントはギャラを得るためには事務所を離れなければならない。
そしてタレントがいなくなった芸能プロダクションは消滅するしかない。
これで社会が浄化される。

重要なことは、①新会社を作りすべてのタレントは新会社で活動する、②残るジャニーズ事務所は「性加害の被害者」に対する謝罪・賠償の活動に特化する、③謝罪・賠償が終わった段階でジャニーズを解散することだろう。
ここまで明確にできるかどうかは分からないが、スポンサー企業は厳しく見ているはずだ。

ジャニーズ旧社長が代表取締役で残ることはG(ガバナンス)の大問題だ。
芸能プロとして活動するなら今までと何も変わらない、院政を敷くだけだからだ。
芸能プロと被害者救済を分けて、旧社長は被害者救済に特化すべきだと思う。
ジャニーズの株式保有は、被害者の救済に当てる資金確保ならば社会に理解される。

東山氏の発言もS(社会的責任)を何も考えていないように見える。
東山氏がジャニーズ社長になるならば、被害者への謝罪と賠償が主な仕事になるはずだ。
株式を保有していない東山氏には極めて限られているかもしれない。

テレビ局の社会的責任も大きい。
まずはジャニーズ事務所と明確に決別すべきで、その後、過去にジャニー氏の性加害をほう助した責任を取らなければならない。
過去の清算をきちんとしないと社会的に理解されない。

ESGを理解しない組織は現代社会では生きられない。



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「国民の命を軽んじる」国(1)

ウクライナ









2020~21年は新型コロナ禍で死亡者数が増え、2022~23年はロシアによるウクライナ戦争で死亡者数が増えた。
世界の各国で人間の命の価値が軽く扱われている気がする。
そこで2022年の統計で、租死亡率(人口1000人当たりの死亡者数)を比べてみたい。

①イメージ通り、戦争犯罪国・ロシアはアッと驚くほど「国民の命を軽んじている国」だ。

まずは数字が凄い。
欧州各国などは1000人あたりの死者数が7~10人程度だが、ロシアの死亡率はなんと死亡率24.8人に達している。
一方の出生率は不明だが、平均的な9人程度だとすると1000人当たり15人の人口減少が起こっている計算になってしまう。
この数字は高齢国家・日本の2倍ぐらいで、長引けば長引くほどロシア民族の減少につながる。

さらに驚くのは男性の死亡率35.0人に達している(女性は14.1人)
ウクライナ戦争の影響だが、ロシアという一国が消滅しそうな戦争を始めてしまった。
プーチンの致命的な判断ミスで、これが続くとロシア民族は消滅の危機に陥る。

プーチンはウクライナを「ネオナチ」と呼んで戦争を正当化しだが、ヒットラー並みの自国民の粛清をしているのはプーチンの方だ
ロシアは国民の命を全くかえりみない国だといえるが、この死亡統計をプーチンはどう見ているにだろうか?

②一方、戦争の被害国のウクライナ。

ロシア軍の侵攻にウクライナ人は勇気をもって抵抗しているが、やはり人的損害が大き。
昨年のウクライナ人の死亡率21.4人とロシアに次いで高い。出生率7.7人。
国民の多くが国外に避難している影響もあるだろうが、出生率も7.7人と低い。

悲惨な戦争による被害者だが、人口が1年で―14%と最大の人口減少を記録した。
戦争が終わればウクライナ人は戦後の復興に入り、人口も急速に増えるだろう。
だけど、問題は何年戦争が続くかで、その期間によっては民族の消滅危機も考えられる。
一刻も早く、戦争が終結させるべきだ。

③我が日本も戦争しているロシアやウクライナほどではないが、多くの死者を出し人口が激減している。

日本は死亡率12.9.人、対して出生率はわずか6.6人。
イーロン・マスクが「いずれ存在しなくなる国」と表現したが、国民消滅の危機的な状況にあるのは間違いない。
日本の場合は戦争や疫病が原因ではなく世界最速の高齢化が原因なので政府政策の問題だ。
政府の無能な政策は「政治家が国民の命を軽く見ている」を証明している。

・・・続く。



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世の中、たいていの事は時間が解決してくれる

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クローズアップ現代では「モヤモヤする力」を取り上げていた。
非常に興味深いテーマだ。
「モヤモヤする力」とは、すぐに結論を出す必要はない、モヤモヤとしながら議論したり勉強したり、時間をかけて納得できる結論を出す方がいい、という考え方だ。

「結論から言え」「お前は俺の時間を無駄にしている」「スピード、効率がすべてだ」「ライバルに遅れを取るな」・・・
証券業界にいる人だけでなく、現在のサラリーマンならこれらの言葉を言われた経験があるだろう。

どうもラップが出てきてから歌手がどんどん早口になって歌詞を聞き取れなくなっていったが、世の中全体も同じようにどんどん早口になってきた気がする。
効率重視、スピード重視の社会の動きに対して、もっとじっくりと物事を考えてもいいんだ、と逆に主張し始めたのが「モヤモヤする力」なのだと思う。
それは焦っている人たちに「迷ってもいい」「悩んでもいい」「結論が出なくてもいい」と問いかけてくれる。

このクロースアップ現代の番組を見た時、小学生の頃に母に言われた言葉を思い出した。
友だちに嫌な奴がいて母に相談した時の言葉だ。
「世の中、たいていの事は時間が解決してくれる。お前は自分のやるべき事をやってればいい。」
この母の言葉で救われた。
悩む必要はない、自分のやるべき事を毎日毎日やっているだけでいいんだ、と思えた。

確かにその時は悩んでいても、時間が経つと何かしらソリューションが見つかる。
証券市場が大暴落した時もじっくりと考えて対応すれば、時間が解決してくれる。
暴落が永遠に続くわけではない、どこかで必ず底入れし、次の上昇トレンドを形成する。
そこまで耐える力があれば、どんな大暴落でも乗り越えられる。

60年以上生きてきたが、確かに母の言う通り、たいていの事は時間が解決してくれた。
これは事実だ。
スピードも必要だし、一早く情報を掴むことで証券市場を生き抜けるのも事実だ。
でも、時にはスローダウンしてじっくりと考える事も必要なのだろう。





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NHK「どうする、家康」と中国清朝ドラマ「康熙帝」

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NHKの大河ドラマ「どうする、家康」は歴史を無視したエンタメ・ドラマだが、「家康の歴史認識」にも違和感を持つ視聴者も多いと思う。
家康が「自殺に追い込まれた(殺害された?)瀬名」の恨みで「信長と秀吉の殺害」を決心したというのには違和感が止まらない。
一人の女性とのメロドラマではなく、もっと戦略的に長期的な視点で「天下取り」を家康は計画したと思う。
だから、この長期戦略で家康は「鳴くまで待とう、ホトトギス」と言われたのだろう。
歴史好きの視聴者ほど違和感を持つ、エンタメ重視の「奇をてらった」脚本といえるかもしれない。
エンタメとして楽しんで見るのがいい。

一方、中国で放映された「康熙帝~大河を統べる王~」」は歴史に忠実に描かれている、中国では高い人気を誇ったドラマだ。
でも、そこは共産党中国なので「共産党プロパガンダ」の感じがぬぐえない。
この「康熙帝」は中国で高視聴率を集めたドラマという前フリでWOWOWで放映されているが、おそらく共産党の意図があるかのようなタイミングでの日本放映だ。

「康熙帝」の主要なテーマは清朝の全盛期となる時代、その中国本土統一の「三藩平定」と「台湾収復」と、国内の農業生産を高める「黄河治水」の三つだ。
でも、このタイミングで放映された意図は、やはり「台湾収復」と「中国全土統一」というところにあるのだろう。
中国統一の志を立てる康熙帝が考えた事は、①西洋型の海軍力の強化、②西洋から砲撃技術の獲得、③国土統一=台湾侵攻、④内政の強化=黄河治水。
時は欧州列強の大航海時代で西洋の最新技術の習得・・・そして、その先に反清復明を目指した「台湾の鄭成功」を打倒することだ。

ある意味、現代の中国とよく似ている。
習近平は東・南シナ海の九段線の支配に向けて海軍力を強化し艦船や空母・潜水艦を拡充している。
さらに「中国の夢」を宣言し、清朝時代にアヘン戦争で取られた香港・マカオを取り戻し、蒋介石が逃げ込み分離統治した台湾を取り戻そうとしている。

康熙帝は清朝の最盛期を作った人物だが、習近平は共産党政権末期の国家主席になるかもしれない。
習近平にとって、失われた領土を取り返した「康熙帝の清朝」は「中国の夢」に通じるところがある。
だから、「康熙帝~大河統べる王~」で、中国国民に台湾侵攻と中国統一をイメージさせることに意味があったのかもしれない。

ちなみにこのドラマでは政権内の満州人やモンゴル人など大陸内部の民族が台湾侵攻に大反対をする。
大陸系の民族は海洋に出ていく気がないからだ。
前時代の明の残党が奪還した台湾を収得しなければ中国統一はないと、康熙帝が反対を押し切って進める、ここも習近平に重なる感じがある。

台湾との統一は習近平にとって「反対を押し切って実現すべき事」ということかもしれない、それとも考えすぎなのだろうか?



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マンションの「価格」と「賃料」の不思議な関係

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最近不思議に思うのは、1億円を越える高額・新築マンションが次々と登場してきていることだ。
1億円のマンションを買うってどんな金持ちなのだろうと思っていると、意外や意外、30歳台とも見られる普通の家族連れが買っている。
自宅の近くの3棟の高層マンションが建ったが、70㎡台の3LDKで9000万円~1億円だ。
1億円の借金って返済がキツイだろうけど、若い家族もリッチなんだなと感心する。

でも、価格上昇したマンションを買うのか、賃貸に入るのか、どっちが有利なのだろう?

不動産研究所のマンション指数(首都圏)と分譲マンションの賃料(首都圏)を比べてみた。
木造アパートではなく、分譲マンションの価格と賃料の比較だ。

      マンション価格指数   分譲マンション賃料
2019/12  92.88 +1.4%   2936円/㎡ +6.8%
2020/12  95.77 +3.1%   3168   +7.9%
2021/12 106.84 +11.5%    3303   +4.2%
2022/12 114.72 +7.3%   3337   +1.0%
2023/06 115.39 +2.9%   3518   +2.8%
マンション価格は不動産研究所の指数、賃料は1㎡あたりの賃料

2019年末から2023年6月までの上昇率は、既存マンション+24%、一方賃料は+19%。
不思議なのだが、既存マンションの方が価格上昇が激しい。
マンション価格が上がれば当然賃料も上がる、と言う意味では両者はパラレルに上昇しても何らおかしくない。
でも、賃料の伸びは過去3年半で5%も小さい。

ということは、「分譲マンションを買って賃貸に回す」不動産サイドビジネスは意外と割に合わないといえる。
多くの不動産業者がワンルームマンション投資を薦めてきたが、意外なところに落とし穴があったというわけだ。

そういえば、会社の同僚でワンルーム・マンション投資に入れ込んできた「サラリーマン不動産屋」と呼ばれた男がいた。
マンション価格の上昇で高い価格で買っているので、賃料の伸びが小さく割に合わないかもしれない。
しかし利益率は抑えられるものの、買ったマンションの時価が上昇しているので評価益は上がっているはずだ。

ワンルームマンション投資には、管理費、修繕積立金、共有部分の費用、室内設備の更新や維持など様々なコストがかかる。
これらの費用を負担してどれだけのリターンが残るのかが最終的な問題だ。
リターンが割に合わなければ、売却して利食うということも選択肢になる。

高額マンションブームを反映して住宅専業リートはJリート指数を大きく上回るパフォーマンスを出し、分配金利回りも3%台前半と低い。
たが、意外と盲点なのは住宅を半分程度組入れている総合型リートかもしれない。
積水ハウスや平和不動産などの総合型は、パフォーマンスが住宅専業よりも全然低く、分配金利回りが4%台前半と1%も高いからだ。
相当な含み益が溜まっているはずなので、割安なリート投資かもしれない。



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NASDAQのEPSが再加速、新高値の可能性は?

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4-6月期決算が終わり、1年先予想EPSにも変化が出てきた。
小型株ラッセル2000以外の株価指数のEPS水準が8月初に比べ上昇している。
3か月前(1-3月期決算後の予想EPS)に比べてみると、NASDAQ100のEPSだけが+7.6%と増加したが、NYダウは-4.8%、S&P500は-1%と小幅マイナスだった。
ラッセル2000は-4.7%、しかも今年3月のEPSのピーク91ドルから低下傾向を脱せず、9月初では77ドル台。

NYDOW   S&P500   NASDAQ   R2000  
9月1日 1838.41 -4.87% 223.89 -1.08% 566.39 7.66% 77.61 -4.75%
8月4日 1809.34 -4.74% 215.81 -3.58% 524.01 1.77% 77.99 -2.68%
7月7日 1851.53 -1.52% 218.85 -1.16% 519.95 2.38% 79.62 -1.62%
6月2日 1932.61 0.24% 226.34 0.76% 526.1 2.56% 81.48 -10.63%
5月5日 1899.29 0.32% 223.82 0.21% 514.92 2.06% 80.14 -5.27%
4月6日 1880.14 1.36% 221.41 -3.82% 507.88 -2.25% 80.93 -3.67%
3月3日 1927.89 5.44% 224.63 1.29% 512.97 -0.99% 91.17 14.35%
2月3日 1893.19 4.70% 223.35 0.22% 504.55 -3.01% 84.6 5.35%
1月6日 1854.97 0.74% 230.21 3.10% 519.55 -1.97% 84.01 3.74%
12月2日 1828.46 -2.33% 221.77 -0.68% 518.11 -4.46% 79.73 -3.74%
11月4日 1808.22 -4.03% 222.85 -2.05% 520.22 -9.17% 80.3 -5.44%
10月7日 1841.41 -4.49% 223.29 -2.58% 530 -4.12% 80.98 -7.43%
伸び率%は3か月前比の変化を示す。

最大の関心はEPSが再び増加し始めたNASDAQが高値を抜いていくのか?と言う点だ。

7月22日に「NASDAQ、新高値の条件」というブログを書いたが、その中でPER30倍が高値時の限界点と指摘した。
NASDAQ100の予想EPSは566ドルと、昨年8月の572ドル以来の水準に上昇している。
限界PERを30倍とするとEPS×30=16980となり、2022年11月高値16573を一応越える。
でもこれだけでは「二番天井形成」の可能性を残してしまう。

ここからNASDAQのEPSが継続的に増加するトレンドに入っているのかが最大のポイントで、特に7~9月期決算が明らかになる11月の予想EPSの数字が重要だろう。
もし11月にEPSが600ドルに向けて増加すれば、新高値を更新する相場に入るかもしれない。

それにしても政策金利5%台に高金利経済で、NASDAQの主要大型銘柄(GAFAMなど)が業績拡大するって驚きを隠せない。
高金利下での業績拡大への期待も生じる。

一方、優良株のNYダウや主力大型株のS&P500は安定しているものの、成長力に欠けている感じ。
この1年間、両者のEPSはほとんど横ばいだった。
短期金利が5%台にあることを考えれば十分に安定性を見せたといえるけど、新高値を取っていく力強さには欠けている。




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日本の制度矛盾(8)税金を払うな

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お金持ちと一般人の決定的な違いは、国の仕組みを理解しているかどうかではないかと思う。
それが一番端的に現れているのが「天引き」という言葉ではないかと思う。

一般サラリーマンの給料明細には給料―控除ー手取りと示されているが、ほとんどの人は手取り金額にしか興味がない。
実際に手に入る金額が「手取り」であり、実際に毎月使える金額でもあるからだ。
いくら引かれているか、配偶者控除や家族控除がいくらあるのか、所得税はいくら払っているのか、生命保険等にいくら払っているのか、地方税にいくら払っているのか、細かく考える必要はない。
毎月の生活は「手取り」を基にして考えればいいだけだ。

こうして多くの一般サラリーマンが「思考停止」に陥る。
でもお金持ちは全く違う。
収入から差し引かれる経費・控除・公租公課などが「実質金額」を決めることを理解している。

最終利益は収入(売上げ)から原材料・経費を差し引き、金利や営業外費用を差し引き、最後に税金を支払い後に残った金額だ。
これは個人でも同じいかにして多くの経費を計上するか、いかに控除を有効に使い、課税ベースを減らすか、これが税金規模を決め、最終的な「実質金額」を決める。
つまり、いかに税金を払わないかが「実質金額」を決め、それを最大にした人たちがお金持ちと呼ばれる人たちだ。

単にケチケチして経費を削減してもその分税金が増えたら何の効果もない。
この事は投資を行う上でも全く同じだ。
配当や分配金は「天引き」で税金を引かれてしまう。
だけど、配当や分配金は総合課税を選択して他の所得を合算で税金を払うことができる。
高額所得者には20%強の分離課税は有利だが、所得税率が20%以下の一般層は総合課税した方が税金が少なくなる可能性もある。

キャピタルゲインも20%の分離課税だが、これは総合課税を選択できない。
したがって、保有ポジションの含み益として保有するのか、実現益にしてキャピタルゲイン課税を払うのかは十分に吟味する必要がある。

含み益のまま保有すれば税金はかからない、でも、将来の価格変動でマイナスになる可能性が残る。
一方、実現益にすれば税金を払うが、利益を確定できる安心感がある。
どう選択するかはそれぞれの投資家のフトコロ事情による。

いずれにしても「税金を払うな」はお金持ちになるための必要条件だと思う。
もちろん十分条件は「投資リターンを最大化する」ことだけど・・・




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移住でハッピー(6)ある長期移住者の決断

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18年の移住生活を終えて、神奈川県の自宅に戻った後期高齢の紳士(I氏)がいた。
I氏とは地元のゴルフ愛好会でよく一緒にラウンドした。
移住生活の経験が長く、植物の世話、草刈り、芝刈り、野菜の育成など田舎生活の極意をいろいろ勉強させてもらった。
18年の間移住生活していたので、移住の超ベテランでもある。

そのI氏がどんな理由で家を売却し、出身地の神奈川に戻ったのだろう。
いくつかの理由が考えられる。

①年齢が進むとともに健康上の不安が増し、病院設備の整った都会が良いと考えたこと。
②北杜市などでの移住者の流入によって家屋や土地を売却できたこと。
③自動車の運転など、高齢になると様々な問題が生じること。

①の健康上の理由は十分に考えられるが、「今」急に移住生活をやめる理由になるは分からない。
③の自動車の運転も高齢者には切実な問題で、田舎ではクルマがないと生活が成り立たない。
でもこれも「今」かどうかは分からない。
もちろん、家族に運転禁止を迫られたとかもありえるかもしれない。

おそらく最大の理由は「家屋・土地が売却できたこと」なのだろうと思う。
今、清里では駅前の再開発が進んでいる。
バブル期の象徴でもあった「ミルクポット」が再建され、いくつかの店が再オープンした。
移住者も増えるし、二拠点生活者も増え、自宅や別荘への需要も増える。
今まで売れなかったような家でも、リフォーム需要が増えるとともに購入者も出てくる。

売れなかった家が売れるとなれば、移住者にも出身地の戻るという選択肢が出てくる。
新しい移住家族が流入するとともに、自宅を売却して都会の戻る移住者も増える。
こうした人の動きが活発化することでビジネスチャンスが増える。
ビジネスチャンスを期待してさらに業者が集まる、好循環ができ始めている。

北杜市のリフォーム業者はすでに手持ち案件で手一杯の状況で、諏訪や松本の業者が北杜市の案件を手掛けるようになったとも聞く。
清里の復活をじっくりと見ていきたい。




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楽天グループ、「ポイ活」の裏側で・・・

らくてん












ある日、娘が実家に来て言う「楽天スパーセール、何か買うモノない?」
「特に買いたいモノはないけど、なんで?」と答えると・・・
「もう少しでポイント獲得の目標を達成できるから」と言う。
「何? それ?」

娘は毎年楽天のポイントを集めていて、毎年20万円以上のポイントを獲得しているらしい。
ポイントってそんなに貯まるんだ!
「もう5年以上、毎年20万円以上のポイントをもらっているよ」と言う。

へえ~、そんなにポイントって貯まるんだ・・・だから、若い人たちは「ポイ活、ポイ活」って大騒ぎしているんだ。
・・・と、やっと理解した。

でも、ポイントを付与している楽天の方はどうなんだろう?

素人ながら調べてみると、新基準で「ポイント」は売上げ時の契約負債として認識されている。
売上げから負債を差し引き、売上げ金額を計上するようだ。
つまり、ポイントは付与される時点(販売時)に負債として計上されているわけだ。

ではこの契約負債は損益計算書(PL)やバランスシート(BS)でどう計上されているのだろうか?

楽天のPLには特に契約負債という項目はない。
おそらく売上げ数字から契約負債が控除され、PL上では控除された後の売上げ金額が計上されているためだろう。
というわけでBSを見ると、契約負債に該当しそうな項目はない。
おそらくその他の負債とまとめて「その他金融負債」に計上しているのかもしれない。
注釈がないのではっきりしないが、その負債額の大きさから相当な部分がポイント負債だと推測する。

この「その他金融負債」の推移を見てみよう。

ハッキリ言ってビックリ!!!

2019/12期   8204億円
2020/12期 1兆1315億円 +37.9%
2021/12期 1兆4153億円 +25.1%
2022/12期 1兆6273億円 +15.0%

「その他金融負債」のうちどのぐらいがポイント付与による「契約負債」なのかどうかは不明だが、何かが異常なスピードで膨れ上がっているのが分かる。
注釈にあるのはLyft株を使った資金調達スキームで1581億円が「その他金融負債」に計上されていると書かれている。
ただ、1兆円を越える「その他金融負債」の中の1581億円というと、この項目の10%程度にすぎない。

問題は2022/12期の連結売上げ収益は1兆9278億円だった楽天グループ、そのバランスシートに1兆6273億円の「その他金融負債」が計上されていることだ。

今期無理やりな公募増資をやり、自己資本は前期末の8710億円から1兆1722億円まで増えた。
よく分からない「その他金融負債」が年間売上額に近く、自己資本と同レベルに膨張しているのは事実だ。

この隠れ「負債」がある限り、楽天グループには投資する気になれない。




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「酒田五法」などの相場テクニックに直結する相場格言をより多く取り上げました。 当ブログでも使った「最後の抱き線は心中もの」、「遊びの放れは大相場」、「放れて十字は捨て子線」など、実戦で使える格言を多く解説しています。 ケイ線に興味のある方、テクニカル分析に興味のある方、是非一読をお勧めします。
株式需給の達人(バリュエーション)
PERやPBRなどバリュエーションを理解し割安/割高の実践的判断の基に理論的な株式投資を解説します。 割安とは将来のリータンを示すのか、単に成長性がないというだけなのか、事例をもとに解説します。 株式投資の基礎として大切なもので、是非一読をおすすめします。
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