株山人の投資徒然草

大手運用会社をリタイアし、八ヶ岳に住む株山人の日記

大手運用会社をリタイアし、八ヶ岳に住む株山人の日記

株を職業にして38年、株式投資の楽しさを個人投資家に伝えたい。
Kindle版の「株式需給の達人(おもしろ相場格言編)」を出版しました。
既刊の「株式需給の達人(実践的バリュエーション編)」「チャートの達人」「個人投資家の最強運用」「株式需給の達人(基礎編)」「株式需給の達人(投資家編)」とともに一読をおすすめします。

2023年04月

「日銀トレード」のアンワインド祭り!!(1)

日銀植田

















上はブルームバーグが報じた日銀決定会合の「政策運営方針」だが、けっこう見所満載という感じだ。
黒田さんの異次元緩和を継続すると表明してきた植田日銀だが、ここまでとは思わなかった。

政策金利はマイナス0.1%、長期金利は0.5%を上限として10年国債を買い入れる、ETFは上限12兆円、リートは上限1800億円として必要に応じて買い入れる、CPは2兆円残高を社債は3兆円を維持した。
国債もETFもリートも買い入れを続けるという、まさに満額回答だ。
さらに付け加えたのは1年から1年半かけて多面的レビューを実施することだ。
今までに黒田日銀もレビューをしてきたが・・・
エーっ!!何も変わらばないどころか、今後1年~1年半の多角的レビュー期間は現状維持と表明したのに等しい。

昨年12月のYCCの拡大から、銀行株ロング、円ロング、Jリートのショートという「日銀トレード」を積み上げてきた海外投資家は完全にハシゴを外された。
これが一気にアンワインドしたのが、4月28日の午後だったのだろう。

国内の評論家や一般投資家からすれば「なんだ、予想通りで織り込み済み」と思っただろうが、「日銀トレード」を積み上げた海外投資家からすれば「ギブアップのアンワインド」だ。
それでヘッジファンドのアンワインド祭りが始まった。
円ドルは133円から136円に2%も急落し、日経平均は389円高、東証リート指数は31ポイント、1.69%の急上昇となった。

来週は日本はGWに入るため、5月1日と2日しか立ち合いがない。
そこに「日銀トレード」のアンワインドが集中することになる。
当然そのアンワインドを目掛けて反対の売買をする投資家も増えてくる。
特に激しい相場が展開されるかもしれない。

「日銀トレード」、銀行株ロング、円ロング、Jリートショートのうち、銀行株も大型で流動性があり、円ドル市場も巨大な流動性がある。
その一方Jリート市場だけは流動性が少なく、需給の急激な変化の影響を受けやすい。
というわけでJリート市場需給をもう少し考えてみたい。




 相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを使って実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村  

「海外旅行」は遠くなりにけり

8AC652B0-BE63-4D1B-95B3-D0F918C6C1C3
























ちょっと前だが観光庁が今年3月の訪日観光客数を181万人と推計し、コロナ前2019年の65%まで回復した。
関係者は強気で中国の団体旅行が解禁されれば、中国からの観光客の増加でコロナ前の水準も回復可能と見ている。

でも一方、日本人の出国、海外旅行はコロナ規制が撤廃されても低迷している。
2019年には3188万人も出国していたのに、2022年には383万人と十分の一程度に激減してしまった。

今年のゴールデンウィークではおよそ50万人の出入国だというが、そのうち入国は26万人、出国は30万人だという。
GWは多くの日本人が海外旅行をする最大の機会でもあるが、50万~70万人も海外旅行をしていた時期がなつかしい。
GWに限れば出国者の方が多いが、海外旅行者にはGWはどこでも混雑するのでむしろ避ける時期なのだろう。

この入国者急増+出国者停滞という状況に大きな問題がある。

第一に、世界の国々に比べ日本は貧乏になっていることだ。
一人当たりの名目GDP(2022年)で比べると、日本は3万3821ドルでなんと世界30位という体たらくだ。
ほとんどすべての欧米先進国、中東の金持ち国に負け、欧州では経済の弱いイタリアにも負けた。
高度成長期の末期1995年の一人当たりGDPは4万4210ドルと今よりも6000ドルも高かったが、2022年現在、円安もあって3万3000ドル台まで一段と低下してしまった。
国際比較では日本人は明らかに貧乏になっている。

日本人の出国者数は2018~2019年に年間3000万人を記録したが、その時の一人当たりGDPは4万ドル程度だった。
新型コロナ禍で海外との往来が制限されたが、それだけが理由ではない。
根本的な問題は日本人が貧しくなったことで、海外旅行は昭和時代のような「高嶺の花」に戻ってしまったということだ。

もう一つ、内外物価差の影響も大きい。
2019年の円建ての一人当たりGDPは442万円で為替1ドル=110円程度の換算だった。
2022年は円建てで444万円なので、為替換算レートは1ドル=131円になる。
円安が日本人を貧乏にしている。
さらにこの為替の違いに加えて、急激に上昇する海外物価との違いも大きく影響している。

面白いのは、物価差が反映された購買力平価で換算すると日本の一人当たりGDPはずっと増加傾向になることだ。
購買力平価で換算した日本の一人当たりGDPは5万ドルになり、ランキングも18位ぐらい(欧州の平均レベル)に上がる。
簡単に言えば「国内物価が安い」ので、物価を考慮した購買力平価ではそんなに貧乏になっていない。
これは日本人の海外旅行が敬遠される理由になるし、逆に海外からの旅行者から見れば「日本は安い」ということになる。

インバウンドはこの円安環境が続く限り活況を続ける一方、日本人は予算制約で海外旅行をできない。
つまり、旅行収支は大幅な黒字となり、これは円高要因になる。
インバウンドの増加とアウトバウンドの低迷、これが今後数年にわたり続くことになるだろう。

上の写真はアブダビにあるカスール・アル・ワタン宮殿の内部シャンデリアだが、日本人からはリッチで豪華で圧倒され、もう行けないかもしれない。
いずれにしても「海外旅行は遠くなりにけり」




相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを使って実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村      

バフェットが買ったから「買い」なのか?

2AB84132-F1F3-49F0-9086-6CF2C899E5DA

















このところ、多くの評論家が日本株を強気になってきている。
その根拠は二つ・・・①ウォーレンバフェット氏が商社株を買ったこと、②東証がPBR1倍割れ企業に改善策を要請したことだ。

そのうち②の東証の「バリュエーション改革」はすぐに何か変化するわけではない。
ずっとずっと長期的な話で今後10年ぐらいの時間軸の話だ。
それを短期的な「株買い要因」にするのはちょっと無理がある。

①のバフェット氏の商社株買いはどう考えたらいいのだろう?
どこかのアクティビストが買ったとか、米キャピタル社が買ったとか、バフェット氏のバークシャーが買ったとか、こうした売買情報で株価は動くことがある。
でも個人投資家がこうした売買情報に追随買いをしてもいいのかは微妙だろう。

日経CNBCでは「バフェット氏が次に買う日本株は?」というアンケートを行い、バフェット氏の日本株投資で盛り上げようとしているが、何の意味があるのか全く理解できない。

バフェット氏は言う・・・
「潮が引くと、誰が裸で泳いでいたかが分かる。銀行がいたるところでそのようなことをしているという点では、我々はここでヌーディストコロニーに出くわしたのだ
これは銀行に懸念しているわけだが、相場全般にも通じる。
潮が引く=過熱した相場が終わると、真実が現れる、その過熱した状況には一定の距離を保った方がいい・・・というわけだ。
日経CNBCは「潮が引く」前に煽っているわけで、バフェット氏をきちんと理解した方がいい。

いくつかの視点がある。

第一に、どんな世界の大手投資家でもこうしたも売買情報は「ハイリー・コンフィデンシャル」で、買う前にバラす事は絶対にない。
こうした情報が出てくるのは予定株数を買った後になる。
有名な投資家は「そんなにお人好し」ではない。
バフェット氏が「日本株の買いを検討する」と言った時には「買い終わっている」はずだ。

第二に、こうした売買情報から株価は上昇し続けるかは「ランダムウォーカー」。
バフェット氏が買ったからといって株価が上がるかどうか・・・上がるかもしれないし下がるかもしれないという「ランダムウォーカー」だと考えた方がいい。

第三に、買った投資家はいずれ「売る」ことだ。
バフェット氏が20年長期保有するというが、必ずしも言葉通りにするとは限らない。
「ウソ」だったとしても誰もバフェット氏に文句は言えない。
もちろん、いつ売却するかは分からないが、買った株はいつか売ることになる。
日銀だって保有する50兆円のETFを売る可能性は十分にあるし、バフェット氏だって将来気に入らない状況になれば売却するだろう。

バフェット氏は誰にも注目されず割安だから商社株を買ったわけで、みんなに注目される商社株だったら買わなかった。
人気のない株を買うことの意味は、人気になり株価が上昇している株は買わないという事に通じる。
人気になった商社株は買わない・・・という意味になる。




相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを使って実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村      

マンション価格が平均で1億円を越えたって?

IMG_0580

















これは、個人的には衝撃のニュースだった。

「不動産経済研究所によると、3月に東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県で発売された新築マンション1戸当たりの平均価格は1億4360万円で、去年の同じ月と比べておよそ2.2倍に上昇」

たまたま港区などの高額新築マンションが相次いで売り出されたのかもしれないが、近所の高層マンションでも70㎡程度で9000万円~1億円で販売されていたのでありえると思った。
1億円以上の高額マンションがバンバン売れる状況って何なのだろう?
1億円の借金となると、金利が低いとはいえ返済もたいへんなはずだが・・・
誰でもできる借金ではないし、自分でも1億円の借金を抱えるのは無理だ。

新築マンション価格が上昇しているなら、当然中古マンション価格も上昇している。
と思っていると、平和不リートがマンション売却を発表した。

HF八丁堀レジデンスⅢという物件で、築年2004年なので築19年の古い、延べ床1756㎡の中規模のマンションなのだが・・・
帳簿価格6億7193万円に対して譲渡価格がなんと13億円と、2倍近い価格で6億200万円の大儲けとなった。
2010年の合併時に総戸数37戸、築年数6年のマンションを時価で取得し、その後13年で2倍の価格で売却・・・って凄すぎる!

中古マンションの建物部分は減価償却があるので、毎年毎年建物価値は減っていく。
土地は減価償却しないが、その時々の地価で変動していく。
普通に考えれば、建物価値が減っていくので中古マンション価格は下がっていくと思う。
その中古マンション価格が13年で2倍になるというのは、土地の値段の上昇に加えてマンション需給がタイトで高い価格がついたということだ。

新築マンションが高額化するとともに中古マンション価格も相当上昇しているのは、マンション需給がタイトな証拠だ。
つまり、この物件だけではなく、多くの既存マンションで起こっているだろうし、他の住宅系リートも同じ需給環境にある。
ちなみに平和不リートは住宅51%、オフィス45%の総合型だが、住宅専業のリートだけでなく住宅のウェートの高い総合型の含み益に注目が集まる。



相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを使って実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村   

運用ゴールの決め方(3 配当込みで考える)

JPX











個人投資家にも様々なタイプがいると思うが、大半の投資家はNISAやiDeCoなどの積立投資スキームを使って老後の資産形成をしたいと考えているだろう。
前回の「運用ゴールの決め方」では厚生年金や国民年金の不足分を補うためにNISAやiDeCoを使う場合の運用目標の設定を考えてみた。

毎月10万円を20年間積み立て年収益率2%で運用できれば、45~65歳までの20年間で2945万円の資金が得られる。
この積立資金を65~85歳までの20年間で取りくずすと、毎月14万円が手に入り国民年金と合計で毎月20万円を生活費に充てられる。
この水準が一つの目標、個人の運用ゴールになるのではないかと思う。

でも国債利回りが0.5%以下という日本で20年の長期に渡って毎年平均2%のリターンを得るのは簡単なことではない。
この年2%という運用利回りを目標として、TOPIXとJリートのトータルリターンを比べたのが下の表だ。
2005年に100の資金で運用開始、その後5年毎の配当込みトータルリターンを示したものだ。
2005 2010 2015 2020 2023
運用目標 100 112.6 124.3 137.2 145.6
TOPIX 1277.55 1075.83 1851.51 2429.94 3127.02
100.0 84.2 144.9 190.2 244.8
REIT指数 1593.56 1239.89 3260.64 4608.85 4204.73
100.0 77.8 204.6 289.2 263.9
2023年は3月末。

一番上の運用目標は資金100を年2%で運用した時の5年毎の資金額になる。
期初100の資金が5年後に112になり、10年後に124になり、15年後に137になる。

TOPIXは配当を含めたトータルリターンで5年後の2010年に約15%のマイナスになるが、10年後の2015年に144で4割ぐらいプラスに転じ、15年後に190と2倍近くに成長した。

さらにJリートで運用すれば5年後には77と2割強のマイナスだが、10年後に2倍を越え、15年後には3倍近いリターンになる。
株式やJリートでも10年後には運用目標の年2%リターンを優に越えて行った。

なぜこんなに高いリターンが出るのか?
もちろん、TOPIXでもJリートでも5年程度の期間ではマイナスになることもあるが、長期で保有すれば配当の複利効果が出て十分高いリターンが取れる。
つまり、長期で安定的にリターンを上げたい場合は、株式配当やリート分配金をしっかり再投資していくことが最も重要だといえる。

高配当指数、配当貴族指数、Jリート指数などの高配当指数に分散投資することで20年や30年という超長期のリターンを安定化することができる。
将来も続くかは誰にも分からないが、少なくとも高配当の複利運用は個人投資家の資産形成の大きな味方になるのは間違いないだろう。
これが長期投資の教訓だ。



 相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを使って実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村     

米国はCRE不況に突入?(3 商業不動産指数を考える)

米銀預金2304















「CRE不況に突入?」で書いた通り、今回の金融不安は今までの経験的な感じとちょっと違う。
今回は価格の急落というより米地方銀行の預金流出と不動産ファンドの解約が原因だからだ。
上のグラフは米銀の預金量だが、ピークの18兆ドルから現在17.1兆ドルを大きく減少している。
預金者や出資者の心理が影響している可能性がある。
ただし心理的悪化とはいっても実際に預金者が預金を引き出せば、銀行は資産売却に追い込まれ、貸出し態度が厳しくなり、その結果として金融不安が広がる可能性もある。

まずは、商業不動産市場の価格動向を確認しておきたい。
CCPIとはコマーシャル・プロパティ・プライス・インデックスの略、全米商業用不動産の価格指数でグリーンストリート・アドバイザーズ社が算出している。
指数のウェートは、商業施設20%、オフィス用17%、住宅用15%、ヘルスケア15%、産業用10%という内訳になっている。

長期的な価格動向を見るために、前年比だけではなく、2年前比・3年前比上昇率も計算してみた。

CPPI 3年前比 2年前比 前年比
2023 1Q 131.4 -1.6% 3.0% -15.2%
2022 4Q 134.3 -0.8% 8.0% -13.2%
3Q 145.7 8.7% 19.7% -0.5%
2Q 147.4 10.5% 22.7% 10.2%
1Q 155 16.8% 16.1% 21.5%
2021 4Q 154.7 17.1% 14.3% 24.4%
3Q 146.4 11.2% 9.3% 20.3%
2Q 133.7 2.1% 0.2% 11.3%
1Q 127.6 -1.2% -3.8% -4.4%
2020 4Q 124.4 -4.0% -5.8% -8.1%
3Q 121.7 -6.2% -7.6% -9.2%
2Q 120.1 -6.2% -8.3% -10.0%
1Q 133.5 4.1% 3.3% 0.6%
2019 4Q 135.4 5.5% 4.5% 2.5%
3Q 134 4.7% 3.3% 1.7%
2Q 133.4 5.0% 4.1% 1.8%
1Q 132.7 5.9% 3.5% 2.7%
2018 4Q 132.1 5.2% 3.0% 1.9%
3Q 131.7 6.3% 2.9% 1.5%
2Q 131 7.6% 3.1% 2.3%
1Q 129.2 8.9% 3.1% 0.8%

新型コロナ禍からの量的緩和期に商業不動産価格も前年比二けたで上昇してきた。
2022年初からの急激な金融引き締めで不動産価格も失速し、7-9月期に横ばい、10-12月期から2期連続で13~15%下落した。

これが不動産ファンドの不安を招いたのかもしれないが・・・もうちょっと長期のトレンドを見ると、2年前比でも3年前比でも2021年~2022年の上昇分が大きく、現在でも大きな下落はない。
年新型コロナ禍(2020年)は確かにマイナスだったが、その後の金融緩和で不動産価格が大きく上昇したのが長期のパフォーマンスに効いている。
長期的に見れば不動産ファンドに大きな損失が出ている状態とは思えない。

それでもファンドの解約が続くとファンドが保有する不動産が売却され厳しい状況も考えられる。
FRBは投資家や預金者の心理悪化を考えてそろそろ金融引き締めを終わらせた方がいい。
そうでないと、心理から来る不動産不況に入ることも否定できない。
反対に心理的側面が大きいだけでにFRBの変化(引き締めの終わり)で状況は一変するかもしれない。




相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを使って実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村      

3月の特殊月の事後検証

JPX











3月の特殊月については2月時点から警戒感を持って見ていた。
2/20に「日銀トレード、3月特殊需給で波乱あり?」を書いた。
3月の市場は途中でシリコンバレー銀行やシグネチャー銀行の破たんがあり、日米市場ともに大荒れになった。
銀行不安から来る海外投資家の売りだけではなく、銀行の保合い解消売り、投信の年度末売りなども重なったように思う。

もう終わった事だが、それをきちんと事後検証することで投資家は経験を積むことができる。
事後検証は重要なステップになるわけだ。

まずは東証の投資家売買動向を見てみよう。

        東証一部     Jリート
海外投資家 -2兆0330億円  +101億円 
個人投資家 +  2496    + 88
投信    +   186    -287   
事業法人  +  3022    - 19
生損保   -   819    - 67
金融機関  -  3943    + 50  

東証一部では海外投資家が2兆円を越える売り越しとなり、米国発の金融不安が大きく影響した。
海外投資家が2兆円も売り越せば日本市場が急落したのはうなずける。
ただ、一方Jリート市場では海外投資家は100億円の買い越しだった。
これは昨年12月のYCC枠拡大のニュースで空売りを拡大させた海外投資家が買戻しに入ったためと思われる。
基本的にはまだずべて買い戻したわけではなく、今後も海外投資家のJリート買いは続くだろう。

恒常的な買い越し主体である事業法人を除いて、投信から金融機関が年度末の特殊需給を形成した。
①銀行と生損保で4700億円以上の株式の売り越しをしている。
これらの多くは株式持ち合いの解消売りだったと思われる。
東証からの圧力もあっただろうが、毎年毎年金融機関は保合い解消を継続して実施している。
これが特殊需給の一つの理由だ。

②投信は個人投資家の動きを示す場合が多いが、Jリート市場では地方金融機関も法人向け投信を通じて運用している。
貸し出し先が少ない地方金融がJリートを運用手段として使っているが、Jリート価格の下落で年度末に処分売りを強めたとみられる。

③個人投資家は株式もJリートも買い越し。
個人投資家の存在感が増している。
逆張り投資家というだけでなく、長期投資家としての面が強く出ている。
Jリートや高配当株は買い越しが続いていくのだろう。

いずれにしても3月特殊需給は終了した。
相場は普通に戻った。



相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを使って実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村      

希望退職の損得勘定

80ACFEA0-828F-43AF-80F8-46EC834D7594

















産経新聞社が2019年に続き、120人のリストラをすると報じられている。
新聞社の経営は厳しく、表向きは120人の希望退職といいながら実際には数百人規模のリストラに膨れ上がると見られている。

普通の個人でもネット経由で官公庁データや各種研究機関のデータに簡単にアクセスできる時代では、単に事実を報道するだけではニュースバリューがない。
そうなるとデータの読み方や考え方が価値を決めるのだろうが、新聞記者ではレベルの高い分析はできない。
したがって新聞は「時間の無駄」と考える人が増えている。
実は筆者もその一人で、サラリーマンの時は日経新聞を取っていたが退職と同時にやめた。

というわけで新聞社のリストラは避けられない。
でも産経新聞社のリストラは大きな意図を持っている。
それは年齢に応じて早期退職の割り増し金が違い、経営のリストラ方針が見え隠れしているからだ。

割り増し退職金は・・・48歳で∔1600万円、50歳で+1900万円、51~54歳で+2000万円、55歳+1600万円、57歳+840万円、58歳+680万円、59歳+560万円。
この割増退職金の多寡に経営者の意図がある。

①産経新聞の経営者は管理職の比率が非常に高い51歳~55歳の雇用を真っ先に減らしたいと考えていること。

②通常リストラなら58~59歳の社員は自然減少するので対象外だが、産経新聞の経営者は60歳定年前の社員も辞めさせたいと考えている。

つまり、50歳台前半は管理職が多く、現場の戦力にはならない。
口だけ出してうるさく、仕事をしないくせに給料が高い層であり、真っ先にリストラしたいという考え方だろう。
この管理職の多い世代をリストラしてスリムにすることで現場の効率を上げようとしているように見える。

また、定年まで短い57~59歳の社員をリストラしたい理由は、定年後の再雇用を減らしたいということだろう。
定年後の再雇用は政府の方針でもあり、各社逃げられない。
それでも再雇用社員は給料を大幅に引き下げられるとはいえ、全く戦力にはならないだけでなく、給料を半分以下にされ社員のモチベーションも仕事への意欲も全くない。
わずか500~600万円の割り増し退職金でその後5年間の再雇用を減らせるのなら十分に採算に合うはずだ。

社員個人個人にとっては、50歳台前半で2000万円の割増退職金をもらっても年収の2年強でしかなく、転職先でどんな処遇になるのかは分からない。
彼らが今後受け取れる年収合計(平均800万円として)は5000万円以上になり逸失利益が大きく、社員個人個人にとっては魅力的とは思えない。
50歳台前半の社員も、定年間近の社員も、もうちょっと粘って新聞社の高い年収をもらい続けた方が良いように見える。
会社に粘ってしがみ付いた方が結局は得だった・・・ということになる。



 相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを使って実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村     

地方民主主義の高いコスト

5F18F629-1F8B-4B2E-B82C-D5E0DE36721A

















現在、統一地方選挙の最中だが、住宅街をうるさいほどの音量で街宣車が走り回っている。
その中には、ある下請け工場の社長もいる。
彼の工場ではとうに仕事がなくなり、社長自身が区議会議員に当選したことで倒産を免れ何とか生き残っている。
若い女性の候補者もかなり増えている感じだ。
選挙用のポスターも写真を修正したのか異様に大きな目をした女性もいる。
さながらAKB48の選挙みたいな状態になっている。

こうした地方選挙は何の意味があるのだろうか?

区議会議員に当選すれば、報酬年1040万円+政務調査費228万円+海外調査費70万円をゲットできる。
さらに議長・副議長・委員長・委員などの役職が付くと増額され、最大400万円の年収アップになる。
議会で居眠りしているしてても年1200万円程度を受け取れる区議会議員は、多くの政治を目指す人たちの憧れなのだろう。

区議会議員は本業を持ち、片手間で議員活動をする人たちが大半だ。
工務店や喫茶店主の普通のオッサン、市民活動家、町会の重鎮、不動産屋さん・・・・などなど。
本来ならばボランティアでやるべき地域活動の延長線にある。
でも現実には手弁当で地域のために仕事するボランティアとはいかない。
本来のボランティアと年収1200万円の議員・・・やることは大して変わらない。
このギャップが地方民主主義の高いコストだ。

議員定数は区の条例で決まり、品川区は40名、目黒区は36名とされている。
品川区の数字を調べてみると、有権者33万人、投票者数11万人で、前回の区議選では1898票で当選した人もいる。
40万人の人口、33万人の有権者の代表がわずか1898人に支持されただけで当選してしまう。
とても民意を代表しているとは思えない。
2000人ぐらいの支持者を持てば当選できる。
簡単にいえば、2000人の地元社員を持つ社長ならば、部下に命じるだけで当選してしまう。

議員一人一人が議会でどんな発言をして、任期中に何を成し遂げたか、こうした情報は全く公開されていないし、一般区民が得ることができない。
選挙向けの演説でも・・・子供一人におカネを配るとか、地元を愛するとか、区民の暮らしを守るとか・・・きれいごとを並べているだけで、具体的な提案や実績については何もない。

民主主義にはコストがかかる。
コストを区民が負担してでも区民のための政策を実行してほしいというのが地方自治だが、選挙のたびにこの議員や議会のコストに何の意味があるのかを考えさせられる。




 相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを使って実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村     

運用ゴールの決め方(2 将来の必要資金)

ETF








儲かれば儲かるほど良い・・・あたりまえの話だ。
でも投資についてはこれは当てはまらない。
大儲けの話ほど注意が必要で、過去いくらでも「儲かりまっせ」という投資話があったがそのほとんどが「ウソ」か「詐欺」だった。
「儲かりまっせ」の投資話にハマって資産の大半を失った人たちも多くいた。

運用には儲け(リターン)を得るためにリスクを取らなければならない。
このリスクが問題になる。
無制限のリスクを取って無制限のリターンが欲しい人は、無制限のリスクを取って無制限の損失を出す可能性があるからだ。

運用ゴールをどう決めるかは個人の問題でもある。
各人の考え方は異なる。
基本的な考え方の一つは最小のリスクで運用ゴールを達成する事、もう一つは一定のリスクで最大のリターンを得る事だ。
いろいろな考え方の人たちがいるとは思うが、ここでは非課税スキームを使って積立型で「老後の人生設計」というケースを考えてみたい。

まずは積み立て投資のシミュレーションを考えてみたい。
毎月10万円を積み立て「老後の人生設計」を考えるとしたら、積立投資シミュレーションは欠かすことができないツールだ。
65歳まで働き毎月10万円を積み立て投資に回すという前提で考えてみる。
この65歳で国民年金(月6万円程度)を受け取ることができるのでここからは運用よりも年金が中心になる・・・これが標準だろう。

この前提で毎月10万円を20年間積み立てると・・・
運用利回り0%、つまり貯金しただけで20年後は2400万円になる。
この水準から運用利回りを得ていくことで20年後の金額は大きく変動する。

運用利回り0.5%・・・2523万5497円
運用利回り1%・・・2655万6125円
運用利回り2%・・・2947万9684円
運用利回り3%・・・3283万0200円
運用利回り4%・・・3667万7463円

さらに65歳から85歳までの20年間でこの積立金を取り崩すと毎月の生活資金がいくらになるかも計算すると・・・

運用利回り1%で・・・毎月12万2130円
運用利回り2%で・・・毎月14万9132円
運用利回り3%で・・・毎月18万2075円
運用利回り4%で・・・毎月22万2258円

この積立金の取り崩しと国民年金を合計すれば、利回り2%で運用できれば毎月の生活費合計は(14.9万円+国民年金6万円)でおよそ21万円となる。
夫婦二人での生活ならば毎月20万円あればなんとかなる水準だろう。
ちなみに3%の運用利回りがあれば国民年金と合わせて24万円以上の生活費が使える。
もし4%で運用できれば国民年金と合わせて28万円以上の生活費を確保できることになる。

と考えると、運用利回り2%は老後のための重要な目標になるだろう。
そうすれば国民年金との合計で毎月20万円の生活費を確保できるからだ。
でも預金金利が0.1%の現在、2%の運用利回りを20年という長期に渡って得ることは簡単ではない。

次に2%の運用リターンを上げる場合のリスクについても考えてみたい。



 相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村    

米国はCRE不況に突入?(2)

8E97D987-45B9-4E56-B868-235001C7DE1F

















最近のニュースでは不動産ファンドの解約増加に関するものが多い。
ニュースフローを確認すると・・・

・ブラックロックのUKプロパティ・ファンド(資産35億ポンド)に解約請求が急増し解約を保留したという。
・英国の運用会社M&Gのオープンエンド型の不動産ファンド(資産46億ポンド)でも解約が急増したというニュースもあった。

英国の不動産市場も高金利で資金調達に苦労しているらしい。
英国だけでなく、米国のブラックストーンのニュースでも・・・

・ブラックストーン・リアルエステート・インカムトラスト(資産690億ドル)で1月に55億ドルの解約申請があり、そのうち13億ドルの解約を認め、解約制限をかけている。

また逆に資金調達のニュースもあった。
・ブラックストーンのリアルエステート・パートナーズは304億ドル(約4兆円)の資金調達を発表した。
賃貸住宅やホスピタリティ、データセンターなどのオポチュニスティックな投資機会があると主張している。

なぜ不動産ファンドに解約が出ているのか?

米FRBの利上げで借入れコストが上昇しているのは間違いない。
でもインフレの加速で家賃も上昇しているので個人向けの賃貸住宅は好調だ。
さらにコロナ禍のネットビジネスの拡大で物流施設には大きな需要が出たが、それもコロナ禍が終わり需要が一巡してきたもののそれでもネット通販は拡大している。
データセンターやセルタワー(通信施設)への投資も続き需要は堅調だ。
産業不動産への需要は引き続き底堅いものがある。

その一方、オフィスの需要は軟調だ。
働き方の変化はコロナ禍の一時的なものではなく、リモートワークやノマドワークを多くの人がコロナ後も続けている。
企業業績が悪化すればオフィススペースを減らしコスト削減するのは経営として当然でもある。
オフィスの空室率が上昇するのは全世界的な傾向だと思う。

ただ今回のCRE不況説を見ていると、なんか違うと感じる。
それは過去の不動産不況は建物価格が急落し、それに伴って損失が拡大し、財務の弱い不動産会社が倒産し危機が表面化する。
でも今回は不動産ファンドへの投資家が解約していることが問題となっている。
実際の住宅価格はまだ上昇基調だし不動産価格自体は暴落していないので、不動産ファンドが債務超過に陥っているわけではない。

ファンドの投資家が何か内部情報で解約しようとしているのか?それとも将来の不動産ファンドの悪化を予想して資金逃避しているのか? 何かしらの理由があるはずだ。
でもそれがはっきり分からない。

これは銀行不安で預金者が何かを感じて逃げているのと一緒かもしれない。
米国債が下落しているのは周知の事実で、国債を大量に保有している銀行は評価損失が出る。
体力がある銀行ならば満期まで保有し損失を免れるが、体力のない銀行は米国債を投げ損失を表面化させる。
これが問題であって、要は体力のない銀行の問題だ。

おそらく問題は不動産ファンドにどんな損失が隠されているのかアウトサイダーの一般人に全く分からない。
分からないから疑心暗鬼になる。
上場REITならば、決算で詳細情報が開示され誰でも分析ができる。
しかし、私募ファンドや投資組合のような不動産ファンドの情報開示は限定され、インサイダー以外はよく分からない。
そこが問題なのかもしれない。
継続してフォローアップしていきたいテーマだ。



  相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを使って実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村    

米国はCRE不況に突入?(1)

AEBBF709-2F9E-473E-8F73-5F6D59CFD99D

















米国のCRE(コマーシャル・リアル・エステート、商業不動産)について弱気の見方が増えている。
これだけ米金利が上昇すれば、借入金の多い不動産業界は苦戦をすると誰でも思いつく。
しかも昨年からのインフレの高騰で不動産賃料も上昇しているので、多くの人たちは高い賃料を気にしてオフィススペースを削減したり、賃料の安い地域に引っ越ししたり対応を考える。
金利が明確にピークアウトするまで不動産業界は苦しい状態が続くのかもしれない。

でもこうした経済循環で金利が上下したり、オフィス需要が増減したりは通常のことだ。
重要なことは循環的な調整なのか、もっと深いところに問題があるのか、という点だろう。
循環的な調整ならば金利のピークアウトとともにビジネスは回復に入る。
でも信用問題などが含まれている場合はもう少しややっこしい。

まずは基本データを確認してみたい。
米国の不動産市場全体はREITのセクターに現れているだろう。

米国REITのセクター配分は・・・
①スペシャライズドREIT・・・特化型不動産で全体の23.8%を占めている。移動通信のセルタワー、データセンターなどを中心とするREITだ。

②レジデンシャルREIT・・・賃貸住宅に特化したREITで全体の18.6%を占める。個人の賃貸アパートや住宅を中心に運用するファンド。

③インダストリアルREIT・・・産業用不動産に特化したREITで14.5%を占める。物流施設や研究センターなどに特化したファンド。

④リテールREIT・・・モールやショッピングセンターなどの商業施設に特化したREITで13.6%を占める。

⑤ヘルスケアREIT・・・高齢者施設や病院や有料老人ホームなどに特化したREITで11.1%を占めている。

⑥オフィスREIT・・・オフィスに特化したREITで9.7%を占めている。

その他、ダイバーシファイド(日本で言う総合型)やホテルREIT(4%)などもあるが、上記の6セクターで全体の8割を占めている。

日本と違うのはオフィス不動産に投資するファンドのウェートが意外と低い。
日本では三菱地所や三井不動産系のオフィスREITが最大規模を持っていると対照的だ。
広大な国土を持つ米国だけに物流系REITや移動体通信のセルタワーなどに投資するファンドが巨大になっているのだろう。

このセクターの中で今回懸念されているのがオフィス型だ。
シリコンバレー銀行の破たんからスタートアップ企業の資金繰りを心配する人たちも増えているようだが、シリコンバレーのオフィス空室率はこの1-3月期で15.5%になっている。
全米でもリモートワークやハイブリッドワークが進みオフィス需要は軟調だ。

全米では15~20%程度の空室率と言われており投資家が警戒感を持つ数字だろう。
ちなみに日本のオフィス空室率が5~6%程度で、かなり格差がある。
確かに警戒をすべきだが、オフィス型は不動産市場全体の10%弱であり影響は限定的かもしれない。
このあたりも考慮すべき点だろう。

オフィス以外の不動産セクターはもっと中長期的に安定した需要を持っていると思われ、不動産危機の対象にはならないだろう。
空室率の上昇したオフィス市場がどうなるかが当面の焦点ということになる。

次回は最近のニュースから考えてみたい。


 
 相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを使って実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村    

清里再生プロジェクト(1)

ミルクポット










NHKで「清里再生プロジェクト」を放映していた。
あるデザイナーが清里に移住し地元の人たちを協力して駅前の廃墟ビルを再生していくというストーリーだ。

80年代の清里はブームに沸き返り、駅前は原宿並みの人込みだったという。
当時の女性向け雑誌が次々と特集し、バブル時代もあいまってブームに火をつけた。
その後バブルが崩壊しブームが過ぎ去り、清里駅前はシャッター商店街となり、廃墟のような建物が30年間も放置されていた。
上の写真は当時「ミルクポット」と呼ばれた人気スポット、今でも残っているのが不思議なぐらいだが完全に廃墟になっている。

このメルヘンチックな商店街に目を付けたのが、そのデザイナー氏だった。
すでにいくつかの建物を買い取り、デザインしたグッズを販売したり、学習塾を開業しようとしているとNHKの番組が報じている。
それに呼応するように地元の元喫茶店店主も再びコーヒーショップの経営に乗り出しているという。

そういえば、20数年前に建設されたレンガ造りの建物が清里まきば通りの入口にあった。
建築された当時は数億円という価格が付いていたそうだが、20数年経ってその価格は十分の一になっていた。
その建物をこのデザイナー氏が購入したらしい。
確かに「売り物件」の立札が最近なくなっていた。
このデザイナー氏が動き出しているのは NHKの言う通り事実なのだと思う。
これから清里駅前がどう変化していくのか、非常に興味深い。
じっくりと見守っていきたい。

ただ、清里全体、あるいは八ケ岳周辺地区を含めてどのようなグランドデザインを持っているのかはよく分からない。
番組ではそこまでは語っていないからだ。

筆者は7年前に自宅を建てて二拠点生活をしている。
八ケ岳南麓(清里、大泉、高根、小淵沢まで含めて)は想像以上に魅力的な場所だった。
最初は軽井沢を考えていたが、設計会社の人たちと話すうちに八ケ岳南麓に取りつかれた。
実際に住んでみても「八ケ岳南麓は最高」だと自信を持って言える。
ただ、自分の八ケ岳南麓に対する思い、清里再生のデザイナー氏の思いは少し食い違っている感じもする。

次回以降で八ケ岳南麓を自分なりに再考してみたいと思う。


 相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村     

眠れない夜

AB583BE8-C241-4089-8CB7-820CD92A3944

















十分な睡眠が取れてますか?
安眠対策はしてますか?
世の中にはいろいろな睡眠情報が広がっている。
快眠用の枕、入眠角度を最適にするベッド、スポーツ選手が進める睡眠姿勢を支えるトゥルースリーパー、各種安眠サプリや、村神様の勧めるヤクルト1000・・・睡眠ビジネスが拡大している。
なんか、睡眠不足は「悪」だと言われ、睡眠の浅い人を脅迫しているような感じがする。

筆者の睡眠はおそらく平均的な人よりずっと浅い。
夜中に数回は起きるし、場合によっては1時間以上起きていることもある。
それはNY市場が原因だ。
40歳台で証券会社のプロップトレードの責任者になり20~30種類のトレード戦略を監督する立場になったが、当時から夜中にはNY市場の株価や債券、為替や商品をチェックし、ポジション損益がどうなるのかを考える習性ができてしまった。

定年退職後は別にNY市場に縛られない・・・というと・・・そうもいかない。
自分の運用ポジションもあるが、それ以上にNY市場動向から投資の発想をいろいろ得ることができるからだ。
なので、NYの冬時間では11時半の市場オープニングを見て寝る。
一方、夏時間では10時半にオープンするので冬よりも1時間早く就寝することになる。
というわけで、夏時間は早く寝る・・・となると、どうしても早く起きてしまう。

実は「睡眠の脅迫」を受けないように意識しているので「夜中に起きている事」に罪悪感はない。
目が覚めれば、眠くなるまでいろいろ考えている時間が長い。
眠りたい時はCDで音楽を聴きながら眠るが、たいてい、1枚のCDのうちに眠れる。
しかし、最近はCD4枚かけても眠れなかった夜もあった。
1枚のCDで40~50分程度の時間なので、4枚というと3時間以上眠れなかったことになる。

年のせいなのか、考え込んだせいなのか、よく分からない。
でも眠れない事に脅迫感を感じる人たちの気持ち、睡眠の悩みが少し理解できた感じがした。
多くの人たちは「眠れないこと」を意識し過ぎていると思う。
無理して眠るためにサプリを飲んだりする必要はない。
眠れたくなければ起きていればいい・・・ぐらいに考えてリラックスしていた方がいいのだろう。



相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村    

セールスとファンドマネジャーの会話(7)

IMG_0675

















証券セールスとファンドマネジャーの想像上の会話を楽しむ。

証券セールス(以下、S): FRBが今年末から米景気後退が始まると言い出したが、どう思う?
ファンドマネージャー(以下、F): 景気後退期に入っても不思議はないけど、株式市場だけでなく、金相場もビットコインも上昇している。ファンダメンタルを無視した相場の中で「景気後退云々と」言われてもなんか空しい。

S: 多くの評論家も景気に弱気で株価にも弱気が多い。株を売らないと商売にならない証券会社のストラテジストだけは意味のない強気を繰り返しているけど。
F: この相場、金融引き締め下のミニバブルだと思っている。3月に起こった銀行不安、預金流出、当局の金融融資という流れが、一時的に市場の余剰資金を急増させた。
S: その余剰資金がMMFに滞留しているが、実際に株や金や暗号通貨に動いているのか不明にしても動くかもという期待が生じている。
F: それは正しい。余剰資金が急増し「動き出すかも」という期待が株や金や暗号通貨を持ち上げているということだな。

S: じゃどこまで続く?
F: 少なくとも余剰資金の膨張が止まる、銀行不安や預金流出が止まったと確認できるところまで。
S: つまり予想以上に上がる可能性もある。NYダウが新高値を取ることもありえるかも。
F: でもそれはミニバブルのピークかもしれないけどね・・・

S: 日本では新しい日銀総裁植田氏がデフレとの長い戦いの決着をする覚悟みたいだな。
F: 植田氏は問題の本質を理解していると思う。
S: それは?

F: 黒田さんの置き土産だ。日銀は政府の発行した国債の半分、500兆円以上を買って支えたのは知ってるよね。その反対側にあるのが政府の債務、つまり政府の借金を日銀が買い支えたということ。
S: その日銀が「YCCを撤廃して国債を買わない、今後の金融政策は金利操作で決める」と宣言したらどうなる? 岸田政権のバラマキ政策で増加する国債発行を誰が支えるの?

F: 日銀が国債を買わなくなれば、国民の税金で財政を賄うしかなくなる。簡単に言えば「増税!」
S: これは日銀の金融正常化の「当然の帰結」だな。

F: 植田新総裁はこのあたりの事情を十分に理解しているはずだ。だから国債市場が歪んでいるからといって簡単にYCCをやめられない。
S: 日本は進歩しない。デフレとの戦いは永遠なのかもしれない。だったら日銀は永遠に国債を買い続ける。

F: 3月の日銀短観でも明確になったけど、「企業活動が停滞しても人出不足が続く」という日本経済のボトルネックだ。
S: 長期的に続く「人口減少社会」では簡単にインフレは起きない。輸入物価による輸入インフレは起こるが、雇用増加+賃金上昇による「ホームメード・インフレ」は起きないということかな。
F: そう。だからユルユルとした景気の状態が続き、物価は若干のプラス圏で低位安定し、日銀の目指す2%インフレには届かない。
S: でも考えてみれば人口減少社会でも安定した景気があれば、インフレが起きなくてもいいのかもしれない。

S: それじゃ、日本の株価は?
F: 日本の株価は米国が決める。米国で取引されるドル建て日経平均先物は米株先物に連動し、これに為替をかけたのが東証の日経平均だ。それだけの話なのに多くの評論家は理解していない。
S: そりゃそうだ。自国の株価がアメリカに決められているなんて言ったら、評論家の仕事がなくなるからな。




 相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村     

NISAなど、運用ゴールの決め方(1)

ideco






昔、ロンドンで日本株営業をしている頃、スイスのプライベートバンクの話を聞いた。

欧州地域の金持ちは基本的に貴族の流れを組む人たちで、エステートと呼ぶ広大な土地、お城やお城のような館、広大な農地と小作人など持っている。
スイス・プライベートバンクの顧客はこうした伝統的富裕層が中心で、いくらの儲けたかは問われないが、いくら損したかには超敏感だという。
プライベートバンクの運用は株式だけでなく債券や不動産でも構わない自由度が高い投資だ。
でもそのゴール(運用目標)は・・・儲からなくてもいいが、絶対に損失を出してはならないということだ。

広大な土地、建物、庭園、農園を維持していくだけでも膨大な費用がかかる。
その費用を賄った上で、エステート全体を維持していくのが最大の目標だ。
運用で損失を出すことはありえない・・・これがプライベートバンクの運用ゴールになる。


翻って現代の日本・・・・
「人生100年」とマスコミに脅され、若いうちから自分の人生を楽しむより老後が心配になっているかのようだ。
平均寿命は男女80歳台なのに100年生きると言われ、まるで脅迫されているかのようにおカネを貯めこまなければと考える。
なんか変だと思いながらも・・・必死に稼ぐ・・・当然、運用ゴールは老後ゆっくりと生活できる資金ということになる。

でもどのぐらい稼げばいいのか、よく分かっていない人が多いだろう。
人生100年だと老後の期間は30年以上ある。
その間にどのぐらいの生活費がかかるのかを単純に計算すると膨大な額になってしまう。
毎月20万円として20万円×12か月×30年だと7200万円だ。
そのうち半分を年金でもらえるとしても3600万円という大きな金額になる。
この単純計算する人ほど将来が不安になってしまうだろう。

また、機関投資家の運用ゴールも特殊だ。
GPIFや共済年金など年金基金は高齢化の進む日本で将来に渡り国民に年金を支払う義務を負っている。
したがって将来想定される年金支払い(年金債務)に対して年金資産をどれだけ保有できるかが運用ゴールになる。
アセット/ライアビリティ・マネージメント(ALM)と呼ばれるが、資産と債務とを比較して将来の年金支払いに備えるのが年金基金の運用ゴールだ。

人口が増えて年金積立金がどんどん増えた時期には、年金はザルのような管理で無駄な不動産投資をバンバン行い失敗を繰り返した、でも誰も責任を問われなかった。
逆に人口が減る時期を迎えた年金はしっかりと運用して国民の信頼に耐える運用がマストで高い運用責任を負うことになった。

それぞれ立場の違いで運用ゴールの決め方が違う。
その設定の違いで運用のやり方も違ってくる。
政府は将来の年金問題を個人責任に押し付けるためにiDeCoやNISAを拡充する。
GPIFで大損したら政府の責任だが、iDeCoやNISAで失敗しても個人の責任で政府の責任は問われない。
国民皆年金だけで生活ができないから、個人の自己責任で補えという理屈だ。

とにかく個人責任で老後をなんとかしないとならない時代なのは間違いない。
各人が運用ゴールを考えてリスクを最適に管理して運用することが求められている。


相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村     

日本はAI規制をするな!!

4112983E-B46E-4A93-985B-232774C8EAC9

















チャットGPTの日本語バージョンが賛否両論を巻き込んでいる。
オープンAIの社長が来日し岸田「聞く耳」首相と会談したという。

ここ十数年の技術進歩でAIはすでに人類の知能を上回っている可能性がある。
チェスの世界チャンピオンがAIに負けたのはもう25年も前の話だ。
その時は取った駒を再活用できる「将棋は複雑でそう簡単ではない」とか、19×19の囲碁盤で戦う「囲碁はもっと難しいはずだ」と言われた。

でもそれから10年ちょっとで将棋AIはプロ棋士を破り、2017年には現役名人を破った。
囲碁の世界でも同じで、有名な「アルファ碁」が世界最高の韓国棋士を破った。
AIの進化は誰も止められない。

その後、プロ棋士たち人間はAIに対抗するよりもAIを使ってプロ同士の戦いに勝つ・・・という方向に大きく変わった。
囲碁でも若手棋士がAIのやり方を学び、昔だったら「ダメ出し」された「いきなり三々」をプロ棋士がこぞってマネするという事態になった。
誰もAIに勝てないなら、AIをまねした棋士が人間同士の対戦では優位に立てる。
これは将棋の世界でも同じでAIから学んだ若手棋士は次々を登場し、AIを最もうまく使った者がプロの将棋戦に勝つことができる時代になった。

ディープラーニングを得たAIは人間よりもずっと知能が高い。
人間はAIに勝てないし、AI自体の進化も止まらないと考えるべきだ。
これはチャットGPTも同じで、良いの悪いのと言っているよりもチャットGPTをどうやって生かすかを考えた方がいい。

AIの進化によって「士業の崩壊」が起こる可能性も否定できない。
会計士や税理士は誰もAIに勝てないし、AIを搭載したシステムで会計処理も税務申告も簡単にできる時代になるだろう。
損益計算書と貸借対照表を作るぐらいはAIには超簡単な作業だろうし、税金の計算や申告もアルゴリズムが単純なので簡単に処理できるはずだ。
人間は何年もの間必死に勉強して公認会計士や税理士試験に合格するが、AIならば数分で学習してしまう。
これは人間とAIの決定的な差だ。

法律体系には歪みがあるのでAIがその歪みを理解して対応できるかだろうが、基本的には弁護士も不要になる時代が来ると思う。
AIにとってはすべての裁判判例を記憶しそこから最適解を導くぐらいは簡単だろうが、人間の心を察して情状酌量の判決を提示できるのは人間の裁判官だけかもしれない。
それでもAIが「情状酌量のアルゴリズム」を学習すれば弁護士や裁判官も不要になるかもしれない。
司法試験に合格するために毎日10時間以上の勉強をして法律文を丸暗記するなんて全く「無駄の無駄」になってしまう時代に入ってくる。
将来は人間抜きで、裁判では検察AIと弁護AIが争って判決を出す時代になるかもしれない。

おそらく日本にとって重要な事はAIを規制することではなく、AI技術で中国に負けない事だろう。
オープンAIの登場で米国の技術が進んでいる事は証明されたが、米国に対抗する中国も相当なスピードで技術開発しているはずだ。
中国で習近平の強権的な行動パターンをAI化してくるかもしれない。
AIが習近平の頭脳を模倣してあらゆる判断を下すとしたら、広い中国の細部から細部までAIが監視し徹底的な習近平強権体制を作る。
AIが民主主義を学習すれば中国に多くある人権問題や個人の権利問題を解決できるだろうが、そうはいかないかもしれない。

個人情報などのリスクを強調して「何もしない」言い訳けをすると日本は完全に遅れてしまう。
リスクは顕在化した時に対応すればいいわけで、「何もしない」言い訳けにしてはならないと思う。
AIで中国に負けたらそれこそ日本の安全保障が決定的に危うくなる。
中国発AIソフトが日本の情報システムに入り込み情報漏洩を仕掛けられたら、日本の個人や政府・軍事情報が全部筒抜けなんて事もありえるのかもしれない。

日本はリスクなどと言い訳けする前にAI開発競争に勝たなければその先がないかもしれない。
リスクばかりを懸念するよりも実行が重要だ。



 相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村    

米EPS瞬間風速は底入れ示唆だが、1Qがポイントか?

69C96BCC-6022-4D57-B134-4234BB58705B

















そろそろ米企業の1-3月期決算が発表される。
この1Q/2023の決算は、銀行不安もあり不動産懸念もある高金利下での企業決算となる。
なんとなく事前には警戒感が漂っているような気がする。

でも単純に米企業EPSの瞬間風速(3か月変化)を追うと、昨年10-12月期でNYダウもSP500もNASDAQ100もラッセル2000も一番厳しい減益だったことが分かる。

NYDOW   S&P500   NASDAQ   R2000  
4月6日 1880.14 2.83% 221.41 -0.16% 507.88 -1.97% 80.93 1.51%
3月3日 1927.89 6.62% 224.63 0.80% 512.97 -1.39% 91.17 13.54%
2月3日 1893.19 2.81% 223.35 0.03% 504.55 -4.80% 84.6 4.47%
1月6日 1854.97 -0.91% 230.21 3.10% 519.55 -4.19% 84.01 1.42%
12月2日 1828.46 -2.96% 221.77 -2.52% 518.11 -9.54% 79.73 -6.11%
11月4日 1808.22 -6.21% 222.85 -2.77% 520.22 -5.89% 80.3 -8.21%
10月7日 1841.41 -2.84% 223.29 -1.90% 530 -3.91% 80.98 -13.47%
9月2日 1871.99 -1.05% 223.29 -1.17% 542.29 -2.34% 82.83 -6.02%
8月5日 1884.17 -1.73% 227.51 0.65% 572.74 0.55% 84.92 -2.66%
7月1日 1927.91 1.11% 229.2 1.92% 552.75 -3.53% 87.48 -1.94%
6月3日 1895.14 0.89% 227.62 1.40% 551.56 -6.57% 93.59 2.73%
5月6日 1891.86 -2.30% 225.94 2.65% 555.27 -0.36% 88.14 11.73%
4月1日 1917.31 -1.64% 226.05 6.69% 569.61 7.85% 87.24 18.66%
各指標の12か月先予想EPSの3か月前比%

優良株のNYダウは11月-6.2%、全体を示すSP500も11月-2.7%、成長株のNASADAQは12月-9.5%、小型株ラッセルも10月に-13.4%でボトムを打っている。
一番厳しかった(減益率が大きかった)のは昨年の10ー12月期で、各株価指数もこの時期に底値を付けているのは理解できる。
現在までのインフレ物価高、FRBの金融引き締め、労働市場のタイト化などを織り込んで米企業のEPSは最悪期を抜けてきたといえる。

この1-3月期は、今までの高インフレ+金利上昇+雇用のタイト化というフェーズから信用危機という別のフェーズに入るのかどうかポイントになるだろう。
筆者は個人的には極端な信用危機や不動産危機は考えていない。
銀行不安、預金流出、貸出のタイト化などはコントロールできる範囲だと考えているからだ。
もし、この1Q決算が想定内ならば、米企業決算は目先のボトムを付けたの見ていいのではないか?
GAFAM決算への警戒感はあるにしてもソコソコの数字が出てくるような気がする。



 相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村   

芝生の目覚めは重労働

11F2BBC8-DD12-4FE0-848B-0167B668864D

















東京では虫が地中から這い出る「啓蟄」からどんどん温かくなり、虫や樹木の活動も活発になる。
でも標高の高い地域では3月はまだまだ氷点下の気温になり、野原の「土」や池の「水」は凍っている。
当然ながら虫も植物も眠っている状態だ。
それが春のお彼岸を過ぎ、4月上旬になるとハエやその他の虫も飛び出し、植物も凍りの溶けた土で活動を始める。

このタイミングが芝生にも重要で、芝生の目覚めに合わせて更新作業を行う。
およそ三つの段階がある。

①芝生のゴミである「サッチ」を取り除く作業。
芝生を植えてから数年経つと、枯れた芝生が溜まってくる、これが「サッチ」と呼ばれている。
この「サッチ」をそのままにしておくと、「サッチ」に邪魔されて新しい芝生の芽が出てこなくなる。
そうなると、芝生は夏になってもちゃんと青くならない。

この「サッチ」を取り除く作業が必要になる。
大規模な業者は機械で「サッチ」を掻き出したり、野焼きで「サッチ」を焼いてしまう。
でも家庭ではそんな大規模な作業ではなく、熊手でひたすら芝生の「サッチ」を掻き出すことになる。
わずか20坪ほどの我が家の芝生でもこの熊手での掻き出しに3時間はゆうにかかる。
中腰で熊手を動かし「サッチ」を掻き出し集める・・・これを3時間もやったら腰を直撃する
たまらん、腰に厳しい作業だ。

②エアーレーションと根切り作業。
芝生の土に穴を開けて、空気を通しやすくし、芝生が育ちやすくするのがエアーレーションだ。
根切りは芝生の根は地中に広がっているが、それを切ることで生育しやすくなる。

面倒くさいので筆者は毎回、根切り棒を芝生にこまめに指して、芝生の根を切るとともに穴を多く開けて芝生に空気を入れるようにしている。
二つの別の目的の作業だが、細かくやれば1回で済むと考えている。
プロからすれば「間違い」と言われるかもしれない、自信は全くない。

③枯れた芝生の芝刈り。
この時期には雑草の動きも活発になり、芝生に新しい青い芽が発育していくると同時に雑草もどんどん生育してくる。
どちらかと言えば雑草の方が素早い伸び力強い。
無駄な枯れた芝生や無駄な雑草を刈る芝刈りで、芝生が伸びてからする芝刈りとはちょっと違う感じがする。

「サッチ」処理で3時間、「エアーレーションと根切り」で2時間、芝刈りで1時間・・・合計6時間の作業となる。
4月上旬から中旬にかけて毎年行う恒例の重労働。
今年は「サッチ」と「エアレーションと根切り」までやったところで、「腰」がもたくなり一旦退却、別の日に枯芝刈りをすることになった。
一番上の写真は芝生の更新作業前、そして下の写真は芝生の更新作業後。
写真だとあまり違いが分からないが・・・芝生が目覚め少し緑が強くなっている。

7EBD3569-51B9-41F2-8FB9-627B35034707























 相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村    

CSを買ったUBS、リーマンを買った野村証券

55368890-8072-47A0-8BA8-7032B86E3FEB













経営破たんに追い込まれたクレディスイス(以下CS)を買収するUBS。
債券投資家がゼロ価値になり、株式投資家が助かるというありえない決着など、問題点が指摘されながらも「too big to fail=大き過ぎてつぶせない」でグローバルな銀行システムを守るという配慮が優先された。

ブルーバーグのニュースでは・・・
クレディ・スイスの緊急買収はUBSにとって大きな利益、同時に、この評判を脅かすリスクでもある。
UBSのトップにあったアイルランド人バンカーのケレハー氏(65)、ここ10年余りで最も影響の大きい銀行統合を率いて、利益の大きい富裕層向け事業における世界の力関係を形成、スイス経済の2倍の規模を持つメガバンクを生み出す仕事に取り組む。同氏は合意に達した19日の夜遅くアナリストとの電話会議で「スイスにとって歴史的な日だ。」、「協議を開始したのはUBSではないが、この取引はUBS株主にとって金融面で利点があると考えている」と説明した。

長年のライバルであったCSを傘下に収め、CSの投資銀行部門、アセットマネージメント部門の資産を数分の一の値段で買収できた・・・というわけだが・・・
何かリーマン危機の時の野村證券に似ている。

2008年に米大手証券会社リーマンブラザーズが破たんした時、世界の市場に大きな影響があったのは周知のとおりだ。
その破綻したリーマンブラザーズの米国外の業務をたったの1ドルで買収したのが野村證券だった。

この救済買収で一番儲かったのは元リーマンの社員たちだった。
本来ならば職を失い路頭に迷ったはずなのに、野村証券で高給を複数年契約で保障されたからだ。
日本国内の野村社員の数倍の給料をもらう元リーマン社員、特別な知識やノウハウを持っていればいいが、ほとんどは単なる普通のリーマン社員だった。

有能な社員は自分で新しい(もっと条件の良い)職場に移動できるので、残ったのは特に優秀でない社員ばかりだったようだ。
そんな社員が多数だったからリーマンは破綻したわけで、その社員に頼ったのが野村の間違いだったということだろう。
結局、野村證券はこの後遺症に10年も悩まされ、業界第二位だった大和証券の後塵を拝した。
おそらくプライドの高い野村證券には痛恨にの極みだっただろうし、典型的な「安物買いの銭失い」という結果になった。
リーマンを買収してグローバル・プレーヤーとなるはずが、十数年経っても日本のローカル証券第二位のすぎない。

野村証券のように優しくないUBSはおそらく大規模なリストラを強行するだろう。
CS社員には何の期待しなし、冷酷なリストラを貫徹できる環境にあるからだ。
欲しいのは人材ではなくCSの持つ資産や富裕層の顧客ベースだ。
とすれば野村證券のようにリーマン社員を丸抱えしてコスト高に悩むこともないかもしれない。
でもその結果、世界の金融業界には余剰人員が生じることになる。

さらに米チャールズシュワッブも相当ヤバいので、今後大幅なリストラをするかもしれない。
そうなれば欧米の金融機関で余剰人員が増加する事態も考えられる。
米国全体では雇用も今のところは安定し、職はタップリ、物価が上がるが賃金も上がる状態で働き手には悪くない。
でもいつまでこの状態が続くかは時間の問題かもしれない。



相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村    

高原の春は「桜」よりも「コブシ」が先

F7532CD8-4DB4-49EC-9A5C-3FE79E43F7C0

















標高1200メートルの高原ではまだ桜はつぼみで開花まで行っていない。
もちろん500メートル程低い北杜市の高根町あたりでは今満開になっている。
この標高ではソメイヨシノは育たたず、寒さに強い山桜が植えられていたり、山桜が普通に自生している場所もある。
だいたい4月中旬ぐらいから山桜が咲き山の斜面を彩り、その後は5月になると自生している山藤がきれいに咲き、そして新緑に美しい季節を迎える。
これが例年のパターンでもある。

でも高原の春では「桜」よりも「コブシ」が先だ。
上の写真は清里「丘の公園」内部の道だが、両側にコブシが植えられている。
このコブシが今満開になり、白い花が密集している。
この時期のコブシ並木はとても美しい。

下の写真だが、並木ではなく一本木だとコブシはこんな感じで咲いている。

5BD40F99-AF8C-4D1B-8751-5635392D888D

















コブシの白い花はモクレンやヤマボウシに似ているが、ちょっと小ぶりで上品な感じがする。
散歩道をたどりながら咲き始めた木々を見ていると、コブシの他にも濃いピンク色のミツバツツジや黄色い花のサンシュユなどが見られる。

でもやっぱり春は桜で、山の斜面を彩るのはちょっと濃いピンクのヤマザクラだ。
4月上旬現在ではほとんどのヤマザクラの木はつぼみの状態。
日当たりの良い場所にある木にはいくつかの開花が見られる程度だ。
ヤマザクラが咲き始めると、山の斜面に賑わいを増し本格的な春の到来を感じる。
18D17C36-995F-4F23-8BA8-0E229A1E2BA2

















ちなみのに我が家の庭のヤマザクラはこんな感じ。
5年前に初孫が誕生した時に植えたものだ。
まだまだ蕾で、開花にはあと数日かかるかもしれない。

2750E769-B090-4D3E-9463-761EF5517969

















ミツバツツジはツツジの時期よりもずっと早く咲く。
本物のツツジよりも花は小さく、ピンク色と白色の二種類があり、どういう理由か分からないがピンクと白が同じ場所で咲いているのも見かける。

A09D6F9E-6109-407A-933F-A81065C167EE





















相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村   





 

微妙な雇用統計をどう読む?

55368890-8072-47A0-8BA8-7032B86E3FEB

















3月の米雇用統計は驚きのない数字だった。
金融界のリストラで雇用が減少するという懸念はまだ表面化していない。
非農業雇用者数は20万台で推移、失業率も3.4%、安定した労働市場が続いている。
仕事がタップリあり、賃金も4%で伸びていれば、FRBの高金利下でも一般人は比較的楽な生活ができる。
でもFRBには微妙な数字だろう。

12日のCPI発表が次のポイントだが、物価も基本的に安定した状況なのだろう。
原油やコモディティが前年比では大きくマイナスになっていて原材料インフレはすでに終わっている。
前年比で大きく下落しているエネルギー価格で、値上げを計画している日本の電力会社ってありえない、1年前の数字を見て経営をしているようにしか見えない。
これじゃまともな経営は不可能だし、変化する市場に機敏に対応できない、「赤字だから値上げする」というユルイ経営は地域独占の弊害でしかない。

米国に話を戻す。
家賃等の「あとからリボ」見たいな時間が経って上がってくるアイテムがあるので簡単には下がらないが、横ばい/若干の低下傾向が続いていくのだろう。
となると、FRBは金利をこれ以上上げる選択は取りにくいのじゃないかと思う。

下の一覧表はいつも使っているものだが、CPIのピークは+9.1%で昨年6月だった。
コアCPIは+6.6%(9月)、賃金+5.2(8月)で、その後半年以上、着実に少しづつインフレは低下基調にある。
3月の賃金の伸び率も+4.2%と縮小傾向のトレンドにあり、12日のCPIでも同様の傾向になるとFRBの引き締めは徐々に効果を出しているといえる。

より大きな課題はFRBの利上げを続けると再び5~10年の長期利回りが上昇してしまうことで、こっちの方が大きなリスクだ。
金融機関の国債保有損失、貸出金利の逆ザヤ損失を拡大させてしまうからだ。
確かに景気を悪化させればインフレは一段と減速する、しかし、それ以上に金融システムにストレスをかけてしまう。
そこまでして急激なインフレ抑制をする理由がよく分からない。
FRBは過激なインフレ抑制よりも金融システムの安定を選択するのではないかと思う。
だとしたら株式市場の需給相場は1-3月期の業績が明確になるまで続くのではないだろうか?
その後、業績と5月FOMCが株価を決めるのだろう。

消費者物価指数 平均時給 原油価格
CPI コアCPI CPI-コア 前年比 前年比



2023年3月 0.00 4.20 -32.36 73.37
2023年2月 6.00 5.50 0.50 4.60 -16.24 76.84
2023年1月 6.40 5.60 0.80 4.40 -6.03 78.11
2022年12月 6.50 5.70 0.80 4.60 6.98 76.52
2022年11月 7.10 6.00 1.10 5.10 7.1% 84.78
2022年10月 7.70 6.30 1.40 4.70 7.3% 87.26
2022年9月 8.20 6.60 1.60 5.00 17.2% 83.87
2202年8月 8.30 6.30 2.00 5.20 35.2% 91.57
2022年7月 8.50 5.90 2.60 5.20 37.8% 99.85
2022年6月 9.10 5.90 3.20 5.10 60.5% 114.59
2022年5月 8.60 6.00 2.60 5.20 68.1% 109.6
単位:前年比%



相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村    

どうする家康、松潤の演技力だ

454E930D-C9FA-4154-8DC8-BDCF8041BCD0

















大河ドラマのように主人公の半生を描くような長い物語の場合、時間の経過とともに主人公が成長し、出世し立場も変わり、人の考え方も変わっていく。
その時間的な変化を演技力で表現していくことが、役者の存在感を示すチャンスであり醍醐味なのだろう。

昨年の大河ドラマで北条義時を演じた小栗旬は北条家の次男坊の時の「ひょうひょうとした感じ」から頼朝の旗揚げ、敗北、千葉での再興・・・とだんだん凄みを増していった。
執権北条氏の時代になると「眼光鋭い感じ」になり、実父を引退に追い込み実権を握ると「いかにも暴君という感じ」になった。
この「感じ」で時の流れ、時代の変化を演じていたのだと思う。

今年の家康を演じている松潤はどうなのだろう。
家康が今川義元の人質だった期間は1549年~1560年桶狭間までの11年間、それから1566年三河平定まで6年間、ここまでで17年間、家康は8歳から25歳に成長している。
松潤の家康の演技はその17年間の時の流れを全く感じさせない。
そこに違和感を感じている。

その後も信長に翻弄され、1570年浅井朝倉対信長の姉川の戦い、1575年武田を撃破した長篠の戦い、1582年本能寺の変と続き、その期間は16年。
その後は豊臣時代で1600年関ケ原までさらに18年の年月が過ぎる。
この本能寺までの16年と関ケ原まで18年、家康はズル賢く異常性欲を持つ天下人として大きく変貌していく。

このあたりを松潤はどう演じるのだろうか?
家康ほど各時代の流れに翻弄され、その人間性や性格が大きく分かる人は珍しい。
松潤の演技に興味は尽きない。



相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村    

熟年離婚の経済学(4 ヤバいよ、ヤバいよ!?)

25D29A98-2DE9-4A09-ADC5-CD57E81D0560


















60歳から平均寿命の80歳台までの老後の期間、多くの人たちは人生最後の20年間をどう過ごすか
考えてきただろう。
老後を釣りやゴルフなどの趣味三昧で過ごす、国内や海外の名所旧跡を巡り旅をする、パッチワークや刺しゅうなどの趣味に使う、囲碁や将棋を極めてたい・・・

でもこうした心の中で密かに温めてきた計画が、突然切り出された熟年離婚で台無しになるかもしれない。
どのように突然の熟年離婚を避けるか?

積年不満
⑤強い不満と怒り
④不満と怒り
③強い不満
②やや不満
①不満なし
①年金・財産なし②年金少額③年金④年金+財産⑤年金+自宅経済条件


私自身の場合だが・・・
結婚後40年間の自分自身の行いを振り返ってみる。
社会人になったのが80年代バブル期だったので、夜遅くまで飲み歩き、家で夕食を取ることも少なかった・・・はっきり言って相当ヤバい!!!

でもロンドン駐在時代は毎週末のゴルフで家族サービスを怠り、家事や子育てもまかせっきり・・・ちょっとヤバい!

その後日本に戻ったが営業ではなかったので真っ直ぐ帰る時もあったが、飲み歩くことも多かった・・・やっぱりヤバい!

その後は運用会社で海外顧客などの接待は増えた(年金客の接待は禁止)が、体力的な限界もあり深夜深酒は避けた・・・ちょっとヤバい!

というわけで、家族の評価はけっこうヤバそうで「積年の不満の大きさ」では④ランクに入るかもしれないと自分でも思う。
一方年金分割や財産分与では平均よりも若干ながら上にあるので「経済条件」でも④程度だろう。

となると私自身は「積年不満④」と「経済条件④」の組み合わせ。
上のマトリックスで④と④の組み合わせは・・・完全に「✖」

ヤバいな・・・今から家族サービスしても遅いかな?? 女房サービスを頑張らないと・・・熟年離婚マトリックスを作ってよかった・・・危機感がよく分かるから・・・

突然の熟年離婚に気になる方もマトリックスを使ってくださいね。



相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村     

短観・雇用人員判断DIを見て「ギョッ」

短観2023











青線:業況判断DI(大企業、製造業) 赤線:雇用人員DI(大企業、製造業) 網掛け:景気後退期

日銀短観が発表されたが、特に市場は反応していない。
数字としては多くの人たちの想像できた範囲であり、投資家の関心が低かった。

でも筆者にはすごく引っ掛かる数字(すべて大企業・製造業の数字)があった。

①雇用人員判断DIの底打ちから景気後退期に入る?

雇用人員判断DI(大企業・製造業)のグラフ(赤線)を見てほしい。
通常、雇用は経済循環の中で遅行指標で、雇用がタイト=人手不足の状態で経済はピークを打ち下降線をたどることになる。
雇用人員DI(グラフの赤線)は1990年にボトムを打ったが、当時に景気循環は調整期(グラフの網掛け部分)に入った・・・2006年雇用人員DIが底打ち2009年に不況に突入・・・そして2018年雇用人員DIが底打ちすると新型コロナ不況に入る・・・

2023年3月の数字は―32と厳しい人出不足を示唆する。
これが景気後退を意味するかどうかはまだ分からないし、底打ちしているか分からない。
でも人出不足のピークから景気後退が始まるのは、過去の動きを見れば明らかだ。

②2012年以降、雇用人員判断DIはずっとマイナス圏=構造的人手不足?

2012年以降、アベノミクス(2014年以降)、外国人労働者への規制緩和、技能労働者のビザ緩和・・・と外国人労働者を増やす政策が取られたが、DIは長期にわたる人手不足を示唆してきた。

景気が良くても悪くても常にDIがマイナス圏にあるという傾向が強まった。
まさに日本経済は人手不足が強い成長制約要因になったといえる。

③雇用人員DIが「人手不足」なのに業況判断DIが「低下=企業活動が鈍化」するって何?

企業活動が鈍化していることが業況判断DIを押し下げているということだが、にもかかわらず人手不足感が強まり雇用人員判断DIが大きくマイナス圏に沈んだ。
普通なら企業活動が鈍化すれば人手もいらなくなり、雇用人員DIが上昇しそうだけど。
さらに次の予測でも業況判断はさらに悪化し人出不足が強まる・・・

この三つの条件をどう理解すべきなのだろうか?
おそらく重要なのは循環的要因と構造的要因を分けて考えることだろう。
「人手不足」自体は構造的要因になりつつあるのだと思う。
この10年以上、好不況に関係なく人手不足が続いた、つまり、日本経済のボトルネックであり、長期経済成長の天井を低くしているのだろう。
この構造問題の解決は、日本を世界にオープンな国にするしかない。

一方、業況判断の低下は経済循環の局面変化を示しているのかもしれない。
人手不足が続く中、業況判断の下落ペースが速まれば景気後退期に入るだろう。
これは循環的な調整だ。

結局のところ日本経済は人手不足で制約され、為替変動に制約され、世界のビッグ2である米国と中国の政策に制約され、米中景気全般に制約される。
制約条件が多すぎる・・・これじゃなかなか中長期の楽観シナリオは描きにくい。



相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村    

4月7日の雇用統計に注目

3A1ACB6C-AD9E-4BD0-86FB-5561D8326086

















インフレのピーク感が一段と強まったが、銀行システム不安が拡大しファンダメンタルの悪化懸念が増幅している。

2月CPIの前年比は総合で+6%、コアで∔5.5%だが、この3か月、伸び率は5%前後に収れんし、インフレ警戒感は一巡してきている。
①賃金上昇も横ばい状態の+4%台、②コアCPIも∔5%台で横ばい、③原油価格が前年比マイナスに転じてきた。

消費者物価指数 平均時給 原油価格
CPI コアCPI CPI-コア 前年比 前年比
2023年3月
2023年2月 6.00 5.50 0.50 4.67 -16.24 76.84
2023年1月 6.40 5.60 0.80 4.40 -6.03 78.11
2022年12月 6.50 5.70 0.80 4.60 6.98 76.52
2022年11月 7.10 6.00 1.10 5.10 7.1% 84.78
2022年10月 7.70 6.30 1.40 4.70 7.3% 87.26
2022年9月 8.20 6.60 1.60 5.00 17.2% 83.87
2202年8月 8.30 6.30 2.00 5.20 35.2% 91.57
2022年7月 8.50 5.90 2.60 5.20 37.8% 99.85
2022年6月 9.10 5.90 3.20 5.10 60.5% 114.59
2022年5月 8.60 6.00 2.60 5.20 68.1% 109.6
2022年4月 8.30 6.20 2.10 5.50 64.9% 101.78
2022年3月 8.50 6.50 2.00 5.60 74.0% 108.49
2022年2月 7.90 6.40 1.50 5.10 55.3% 91.74
2022年1月 7.50 6.00 1.50 5.70 59.5% 83.12
前年比%

3月の特殊需給は収束したが、米国では銀行システム内の流動性低下と市場全体の流動性急増と大きな変化がみられる。
FRBが銀行不安に対して流動性供給し、金融引き締め下での余剰資金に急増をもたらしているからだ。

今後警戒すべきは「銀行不安」から生じてくる「雇用削減」だろう。
すでにハイテク分野やIT巨大企業は人員削減をすでに実施しているが、信用不安で金融界全般が人員削減に入り、資金ポジションの悪化したスタートップやベンチャー企業に波及する場合もありえる。
リーマン危機のようなクレジットクランチは考えにくいが、保守的な財務運営のために経費削減に入り雇用削減する米企業が増えてくる可能性はある。

雇用が悪化すればこれ以上の利上げは必要なくなるが、一方米景気への影響が大きなる。
雇用悪化し、失業率が上昇する事態になれば米景気は後退期へと入る可能性もある。
5月FOMCでは銀行検査の結果がもっとも広範な議論になるだろうが、雇用の情勢によっては利上げができなくなる。
そうなれば将来的に金融不安と景気後退のリスクが高まるかもしれない。
いずれにしても雇用がある程度のレベルを維持し、失業率も3%台を維持できるかが今後を考える上で重要だ。
金曜日の米雇用統計の数字に注目を怠れない。




 相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村    

熟年離婚の経済学(3 経済的条件)

951D1A6D-1492-441A-84C0-B6DABF1E15EF



















積年不満
⑤強い不満と怒り
④不満と怒り
③強い不満
②やや不満
①不満なし
①年金・財産なし②年金少額③年金④年金+財産⑤年金+自宅経済条件



今回は熟年離婚の経済学の後半、熟年離婚のもう一つのファクター経済的条件について考えてみたい。
熟年離婚後の経済的件は、①年金分割後の収入、②離婚後の財産分与の二つが考えられる。
もちろん、どうしても離婚したいとかすぐに離婚したいとか個人の理由は千差万別だが、人間の行動は経済的な条件にも左右される。
どのような経済的条件になれば、熟年離婚が成立しやすくなるかを考えてみたい。
経済的な条件は熟年離婚の決定的な要因になる、それを探ってみたい。

まずは基本的な事を確認しておきたい。

離婚時の年金分割だが・・・
分割される年金の種類は厚生年金と共済年金で、国民年金(基礎年金)や確定拠出年金は対象外とされている。
国民年金は国民皆保険制度で、日本国民は一人一人全員が加入しているからだろうし、確定拠出年金やiDeCoも個人をベースにした年金制度だからだろう。

したがって年金分割の対象は報酬比例部分(厚生年金・共済年金)で、標準報酬月額を夫婦で半分づつ分けることになる。
標準報酬月額に加入期間月数と給付乗率を掛けて計算される。
平成15年に給付乗率引き下げられているので、引き下げ前と引き下げ後を分けて計算しなければならない.のでちょっと複雑だ。

ざっくりと・・・厚生省によると、標準報酬月額の平均はおよそ31万円で、平均受取額は11万円程度になっている。
これよりも給料の高い人は当然多くなり、20万円程度の年金を受け取れる人もいるだろう。
11万円の年金月額を分割すると一人当たり5.5万円を離婚後に受け取り、本人の国民年金を7万円弱とすれば合計で12万円程度になる。

離婚時の財産分与だが・・・
二人以上世帯の平均貯蓄額は約3000万円、中央値は約1400万円とされている。
家や土地などの実物資産がどのぐらいあるかは明確な統計はないが、2014年とちょっと古い統計がある。
これによると60~70歳台の全資産の中で土地は46%、住宅は9%と合計で55%、一方預貯金は26%、生命保険と有価証券は45%を占めていた。
つまり中央値で考えると、預貯金は1400万円、土地や不動産は約2900万円と試算される。

離婚後の財産分与(上記の半分づつ分ける)ではこの資産の半分である預貯金700万円、土地不動産1400万円程度が中央値だと思われる。
年金分割で受け取る月12万円の年金と2100万円の財産分与が、経済的条件の③レベルに相当すると思われる。
この金額より下ならば②や①に相当するし、この金額より多ければ④や⑤に相当すると考えられる。
こうした分類で経済条件のランクが決まると推測でき、⑤に近い程熟年離婚の経済的条件が良い。
それぞれ、①~⑤のどこに当たるかで熟年離婚の確度が変わってくると思う。




相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村    

桜の巨木と桜60年寿命説

CD9EE508-A507-4362-B0BC-671F640BA9B3

















群集した桜の名所も美しいが、一本木だけで咲き誇る「桜の巨木」も魅力を感じる。
日本全国にある桜の名所では数百本とか千本の桜を見事に咲いている。
でも、一本木で咲く巨木は時代を越えて生き残っている力強さがある。

上の桜の巨木は近所の住宅に生えているものだが、幹の周囲はおよそ2メートル以上はありそうな巨木だ。
その幹には下の写真のような「保存樹」と書かれたプレートが掛けられている。
区の保存樹に指定されている桜だった。

75A0429B-ABE6-483F-8C95-BF7307195837


















このあたりの桜は戦後1950年代に植林されたものが多く、碑文谷神社から西小山の桜並木はとても美しかったが、だんだんと老木で枯れそうになってきている。
ところどころに伐採されて切り株になっている桜木も見かけるようになった。
小学校の校庭に生えていた桜の老木も、数か月前から「倒壊の危険があり伐採予定」のプレートが掛けられ、つい先日伐採された。
下の写真だが、幹の中央部が空洞になっていてやはり倒壊の危険があったというのが確認された。
桜の60年寿命説を証明するような老木だった。

4DEC90AE-B64E-4846-BC61-C45101B7768B


















でも上の写真の「住宅街の桜の巨木」はどう見ても寿命以上の期間生きてきたように見える。
小学校の桜よりも幹が太く、枝ぶりもすごい。
6メートル道路を覆い隠すように枝が伸び、道路の反対側に達している。
品川区のプレートには「さくら」としか書いていないが、これもソメイヨシノだと思う。
この巨木はどのようにして60年寿命を越えてきたのだろうか?

なんか気になって調べた。
品川区のHPでは幹回り1.2メートル以上の立ち木という基準になっている。
でも樹齢などの条件がなく、この巨木の詳しい事は載っていない。
幹の太さから考えるととても50年や60年ではない、おそらく100年近い樹齢ではないかと思うが確かではない。
それにしても一本だけで凛として咲き誇る姿は美しい。

AF79BB18-C3A8-4887-A259-A09A5573776E


















下から見上げるとこんな感じで空一杯に桜が咲いている。
山梨県の誇る「山高神代桜」(下の写真)は樹齢2000年以上(ソメイヨシノではない)と言われているが、この桜木はあと何年生きるのだろうか?

A51ECC17-0ACF-4D1A-BDF5-D82C66281EEA



























相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村     

熟年離婚の経済学(2 積年の不満)

951D1A6D-1492-441A-84C0-B6DABF1E15EF




積年不満
⑤強い不満と怒り
④不満と怒り
③強い不満
②やや不満
①不満なし
①年金・財産なし②年金少額③年金④年金+財産⑤年金+自宅経済条件



熟年離婚の経済学、経済学的な考え方で熟年離婚の可能性を考える。
前回は基本的考え方は「積年の不満の大きさ」と「経済的条件」を2つのファクターとして熟年離婚を考えてみた。
もちろん、家庭によっては「そんな簡単じゃないよ」と言う人もいるだろうが、できるだけ一般的に当てはまるように二つのファクターに単純化した。

今回は最初のファクター「積年の不満の大きさ」をもう少し深堀してみたい。
無理やり5段階の評価軸を取って付けたようなものだが、その詳細はこんな感じだ。

①は全く不満のない夫婦
当然ながら熟年離婚する理由は全くないし、どんな経済的な条件でも離婚理由は見当たらない。
しかし、若干の可能性があるのは、年金分割をフルに受け取り、なおかつ自宅やマンションを財産分与され、不自由のない生活が送れる場合だ。

もちろんこの前提でも離婚する理由はないが、「卒婚」はありえる。
「卒婚」とは法律上の婚姻関係を維持しながら、お互いが別々に自由に暮らすという形態。
なんとも羨ましい限りではあるが、相当な余裕のある家庭に限られるだろう。

②時々不満を感じる程度の夫婦
特に強い不満があるわけではないが、時々不満が爆発し言い合いしたり喧嘩する・・・このあたりの夫婦関係が一般的かもしれない。
時々不満を感じる程度だと熟年離婚まで決心するわけではないが、経済的な条件が良く年金分割で生活費が保障され、財産分与をある程度受け取れるならば自由に暮らしたいというのはありえる。
その点では「卒婚」候補の夫婦で熟年離婚まではいかないだろう。

③結婚期間ずっと不満が蓄積してきた夫婦
家事全般、子供の養育を長期間押し付けられ、自分の時間が持てず趣味に精を出す時間もおカネもなかった女房たちはかなり長期間の不満が溜まっている。
一方、夫たちは会社員として真面目に仕事をし、ちゃんと給料を家計に入れて役割を果たしているつもりになっている。

こうした夫婦関係では経済的条件を満たせば熟年離婚に踏み切る女房たちも多く出てきそうだ。
長期の不満がより蓄積すれば、熟年離婚とまで決心しなくても家庭内別居ぐらいの関係にはなる可能性が高い。

④不満だけでなく怒りも感じている夫婦
家庭を全く省みず、仕事や飲み会、ゴルフにマージャン・・・子育ても家事全般もすべて女房に任せきり・・・
ここまでくると単なる不満だけではなく、夫に怒りを感じている女房たちは多いだろう。
こうした夫婦関係では子供が一人前になった時点で、少なくとも家庭内別居はしている可能性が高い。
さらに年金分割で生活費を確保できる、あるいは一部パート収入があれば生活できる程度なら別居や熟年離婚に踏み切るかもしれない。

⑤不満も怒りも爆発しそうな夫婦
全く家庭を省みず・・・までは④の段階と同じだが、さらに働きが悪いのに加え博打や浮気に精を出すどうしようもない夫たち。
こうなると生活費もちゃんと家に入れず、女房のパート代などでなんとか生活してきたという冷えた夫婦関係だ。
子供が一人前になり自立すると当時に三行半を突き付けられ・・・熟年離婚。
経済的条件を満たさなくても熟年離婚に踏み切る可能性が高い。

この①~⑤までのどの段階に当てはまるのか、自分自身でもよくよく客観的に考えてみたいと思う。
冷静に自分自身を分析することが突然の熟年離婚を回避するのに重要だと思う。

祝日本一! 山梨学院!
高校サッカー、天皇杯、選抜甲子園で山梨勢が快挙連続!




相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村     

「GAFAM急騰」「銀行不安」は表裏一体の関係

4205BEF9-983C-4529-AFF2-A37885365D75


















3月のシリコンバレー銀行破たんからのドタバタは収束してきているように見えるが、中小銀行のシステム変調は複雑に影響している。

報道されているニュースフローを拾ってみた。
・3月9日から15日の1週間で米国の中小銀行の預金は1,199億ドル(約15.5兆円)減少した。
・中小銀行は25億ドルの有価証券売却、2523億ドルの緊急借入れを行った。
・FRBは新設緊急融資枠で536億ドル(約7兆円)の流動性を注入した。
・FRBのバランスシートは3/1~3/10で3941億ドル増加した。
・MMFは3/5の5兆ドルから3/14の5.22兆ドルへと2200億ドル増加した。


簡単にいえば・・・
シリコンバレー銀行とシグネチャー銀行の破たんから預金者は1200億ドルの預金を引き出し・・・それを短期のプールファンドであるMMFに資金移動(2200億ドル)
一方銀行システムを守るためにFRBは緊急融資536億ドルを含む流動性供給を実行し、バランスシートが3900億ドル増加した。

中小銀行の不安はまだまだ収まっていないし、原因となった米国債の価格下落も長短金利の逆ザヤも収まっていない。
でもとりあえず、FRBの緊急融資や預金者保護で落ち着いてきた。

重要なのはその結果短期資金がMMFに滞留し、MMFの残高が2000億ドルも急増したことだ。
MMFの資金滞留は、株式市場への待機資金として市場には大きなプラス需給になる・・・その結果、株価が急上昇しているというわけだ。
特に巨大なIT企業で財務も安心できるGAFAMが余剰資金の受け皿になるのは自然だ。
ちょっとミニバブル的な需給による上昇相場だが、4月は比較的安定的に上昇相場が続くと思う。

次5月FOMCで、この金融引き締め下の予想外の余剰資金急増とGAFAMのミニバブル、これに対してパウエル氏は何と言うだろう?
引き締めを強化、利上げを無理やり強行すれば銀行不安が一段と増殖するかもしれないし、逆に銀行システムを守るために資金供給を続ければ株価のミニバブルが膨らむ。

5月FOMCでの対応が次のポイントになる。
それにしてもMMF残高が5.2兆ドルって、600兆円以上だ。
もしその10%でも株式市場に流れ込めば株価指数を10%ぐらい押し上げてしまうだろう。




相場テクニックとして「酒田五法」格言をはじめ、相場格言の現代的活用や実戦のための本
株式需給の達人格言編


https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQM526Y


PER・PBRなどのバリュエーションを実戦でリターンを上げることを主題として解説した本
実戦的バリュエーション

https://www.amazon.co.jp/dp/B097MY83XZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_BMX1VST198R56XWPHT2S

過去の株価というだけのでチャート、これを市場心理の分析道具として実戦で使うことを目標に解説した本
チャートの達人

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5


正確なパフォーマンス計測から運用は進化する、自分の弱点の分析によって運用能力を引き上げる本
個人投資家の最強運用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0



ソブリンファンドや年金ファンドなど海外の巨大運用機関の訪問記、市場を理解するのに役立つ本
株式需給の達人 (投資家編))

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD


需給はすべてに先行する、株式需給を分析するための基礎知識を中心に解説した本
株式需給の達人(基礎編)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM






にほんブログ村    
最新コメント
読者登録
LINE読者登録QRコード
楽天市場
プロフィール

kabusanjin

株式需給の達人(おもしろ相場格言)
「酒田五法」などの相場テクニックに直結する相場格言をより多く取り上げました。 当ブログでも使った「最後の抱き線は心中もの」、「遊びの放れは大相場」、「放れて十字は捨て子線」など、実戦で使える格言を多く解説しています。 ケイ線に興味のある方、テクニカル分析に興味のある方、是非一読をお勧めします。
株式需給の達人(バリュエーション)
PERやPBRなどバリュエーションを理解し割安/割高の実践的判断の基に理論的な株式投資を解説します。 割安とは将来のリータンを示すのか、単に成長性がないというだけなのか、事例をもとに解説します。 株式投資の基礎として大切なもので、是非一読をおすすめします。
カテゴリー
RSS
  • ライブドアブログ