
酒田五法の中から面白いかつ印象的な相場格言を取り上げている。
今回は「バケ線は一本と知れ」だ。
株式市場は需給で成り立っている。
誰かが大きく買えば株価は上がり、他の誰かが突然大きく売り越せば株価は下がる。
理由もなしに株価が上昇し、理由もなく株価が下落することも散見される。
でも理由のなく株価が上昇後に理由もなく下落し「元の木阿弥」になる場合も多い。
この「バケ線」とは突然誰かが買って上昇(下降)した足取りのこと。
誰かが買って上昇し、さらに何かの噂を広めて周りの投資家に買わせる・・・そうすると瞬間的には「大陽線(引けにかけて急伸する足取り)」になることもある。
こうした「特に理由のない大陽線(または大陰線)」が「バケ線」と呼ばれる。
現代の市場ではこの「バケ線」がやたら多く出る。
なぜか?
アルゴリズム取引が市場を席捲しているからだ。
アルゴ・トレーダーは「ニュースヘッドライン」に出てくる言葉に反応して、突然、先物に大きな買いを入れたりする。
すると、株価が急激に変化し、その変化に対応して「ロングショート」が反応したり、「各種の裁定取引」がポジションを取ったりする。
その結果、思わぬ「大陽線」が出現したりと、予想を越えた値動きが出やすい。
こうした「ザラ場(市場の途中)でのバケ線」が瞬間的に出現することが多い。
そんな時はこの格言「バケ線は一本と知れ」を思い出す。
一旦、訳も分からず急速に動いた株価、その後、理由を探してもなかった場合、それは「バケ線」と考えていい。
これを見たら、逆に売りを出すのがセオリーだ。
でも「バケ線」は一本しか出ない。
なぜなら、1本目で騙されているので2本目は誰も騙されない。
だから、「バケ線は一本と知れ」なのだが・・・
2本目の「バケ線」が出るようならば、何か材料を内包している場合を考えた方がいい。
2本目の「バケ線」は「バケ」ではなく「本物」である可能性があるので注意が必要だ。
ブログランキングに参加しています。
プチっとお願いします!!


https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5

https://www.amazon.co.jp/dp/B08G8MD1YY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_Uy5tFbPATARV5

https://www.amazon.co.jp/dp/B0874QPNDG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_YO9LEbX6VWKB0

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD

https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM


にほんブログ村