
米国の金融政策の方向を変わる局面に来ても以前として米国株は新高値を付け上昇は続いている。
この上昇が過剰流動性による「バブル的」なのか、ファンダメンタルの基づいた上昇なのか、を検証してみたい。
直感的には・・・米国の過剰流動性のピークはテーパリングの終了する来年前半になると思われる。
この流動性のピークに向けて「バブル的」相場が形成されるかもしれないと思っている。
しかし、これはあくまで直感的な話で根拠はない。
そこで2021年1月から10月末までのEPS(予想)の増加とNYダウの上昇率を比較してみた。
NYダウ月末値 3か月上昇率 NYダウEPS 3か月増加率
10月末 35819ドル ∔ 2.5% 1905ドル ∔ 6.0%
7月末 34935 ∔ 3.1 1796 ∔ 8.2%
4月末 33874 ∔11.7 1659 ∔10.9
NYダウの上昇率を同じ期間のEPSの増加と比較した。
NYダウの上昇率がEPSの増加率を上回っていたのは今年の1月~4月の期間だけだった。
この時期はEPSの増加が10%だったのに対し、NYダウの上昇率は11%と、ファンダメンタルが好調で株価が少し行き過ぎたと言える。
しかし、その後4月~7月ではNYダウの上昇率はEPSの増加率を5%も下回ったし、7~10月でも3.5%下回った。
この6か月の期間では熱狂的な「バブル的」な株価上昇は見られていない。
それどころか、ファンダメンタルからは株価はもっと上昇してもいいぐらいだった。
冷静な相場展開だったといえる。
素材や中間財の価格上昇とインフレ懸念、中国不動産の悪化と国内景気の不透明さが、むしろ、株式市場を冷静に保つ働きをしたのではないだろうか?
米国の過剰流動性は来年前半のピークに向かうが、株式市場は冷静さを失っていない。
としたら、NYダウは途中途中の調整でガス抜きをして「バブル的」を抑えている。
基本的な上昇相場は続くのかもしれない。
問題は現実に流動性が落ち来る来年前半以降なのだろう。
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