
J-POWER(電源開発)のHPを見ると、「J-POWERの石炭火力発電設備は、最先端技術の開発に自ら取り組み、積極的に採用してきたことにより、世界最高水準の熱効率を達成」と書かれている。
経産省の石炭火力検討WGの中間報告では、現在の石炭火力32%のうち、非効率石炭が16%・・・この非効率石炭をゼロにする方針が出ている。
一方で、石炭火力を休廃止した場合、LNG火力やバイオマス発電への転換が必要になるが「追加的なコストで競争力が悪化する」と自ら書いている。
しかし、それだけでは済みそうもない。
世界の動きを見る限り、日本も石炭火力の全面的な休廃止に追い込まれていく可能性があるからだ。
自民党政府は40年以上の老朽化した美浜原発を再稼働したが、次々と原子力の再開を目指すだろう。
東北地震の前までは原子力は30%程度の発電比率を持っていたので、予定の原発を全部稼働させれば10%以上のは発電比率には戻るからだ。
これで石炭火力の減少分を補おうとしているのだろう。
しかし、国民のアレルギーが強い原発を再稼働させるために環境問題を持ち出してくることに国民は納得しないだろう。
その他では洋上風力や太陽光発電だろうが、日本の海は海岸から離れるとすぐに深くなるので、着床式なのか浮体式なのかにしても技術の難易度が高い。
秋田県と千葉県で大規模は洋上発電施設が予定されているが、欧州諸国のように遠浅の北海地域で数千基の大規模洋上風力は現実的じゃない。
日本は石炭や石油火力の依存度が高すぎ、自然エネルギーの比率が低すぎ・・・この比率を逆転させていくとしたら、環境問題のコストがベラボウに高くなる。
これが日本の電力料金に跳ね返ってくることになる。
ガースー首相はゼロエミッション、カーボンニュートラルを簡単に口にするが、そんなに簡単なものではない。
エネルギー費用の増加がインフレを引き起こす可能性だってある。
世界でも同じことだ・・・環境問題は電力料金を引き上げる。

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