
山梨県では「タヌキの被害が増えている」とラジオで警戒するように言っていた。
もちろん清里は鳥獣保護区であり、野生動物を勝手に捕獲したり殺処分したりは許されていない。
しかしタヌキの被害が増え、家の天井裏に住み着いたとか、農作物が被害を受けたとかの被害が報告されている・・・というわけで行政も害獣の捕獲に動き始めた。
でも、森の生態系は面白い。
シカが増えるとタヌキが増え、フクロウが減るという。
そうか、原因はシカが増えていることだ・・・そいえば、家の近くの牧草地でもシカの家族を見かける(上の写真、シカの家族)。
シカが増えると、シカのエサとなるササ類が減少し、森の木皮を食べてしまい枯れる・・・ササ類が減ると隠れ家としているネズミなどの小動物やウグイスなどの鳥類が減少し、それを餌とするフクロウなどが減少する。
また、シカが増えるとフンも増え、それを餌とするミミズや昆虫が増える・・・それを餌とするタヌキやアナグマが増える。
さらにシカが樹木の皮を食べてしまうと、樹木が枯れ、枯れ木を好むキツツキが増加する。
うーん、キツツキが増えるのは困るな・・・家の壁をコンコンやられる。
食物連鎖や生態系は複雑だが、田舎では住民の生活に大きく影響する。
タヌキの被害が増えたのはシカのせいだった。
ということは、シカを捕獲して減らせばタヌキやアライグマ被害が増えるのかというとそうでもない。
逆は正しいとはいえないらしい。
世の中は複雑で、人間の都合だけで考えてもうまく行かない。
自然のエコシステムは環境変化に対応して順応する生物によって起こる。
人間も自然の一部だと改めて認識させられたのが、今回のコロナ禍だった。
コウモリや野生生物の宿ったウィルスが徐々に広がり、全世界で1億1000万人が感染し、250万人が亡くなった。
これも自然のエコシステムの一環だとしたら、人間が増えすぎていることに対する自然からの答えかもしれない。

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