
個人投資家の信用買いが続いている・・・東証の投資家別売買では、8月第三週から買い越しを継続し、8月に2224億円、9月4138億円、10月(第三週まで)2450億円というペースで買い続けている。
一方、信用残では、同じく8月3週から10月3週までの期間で、信用買残は4338億円の増加だった。
ということは、個人投資家は8812億円の信用買い越しを行ったが、信用買残高は4338億円の増加・・・つまり、信用で買って現引きし、現物で売却した個人投資家が半分ぐらいいたということになる。
いずれにしろ、8月以降の相場上昇の原動力が個人投資家の信用買いであったのは間違いない。
問題は個人投資家がどこまで信用買いを続けられるか・・・だ。
個人投資家に人気で信用残を膨らませた代表銘柄で考えてみよう。
この2週間はマザーズ市場が波乱含みになり、個別では急落した銘柄も散見された・・・個人投資家には厳しい2週間だった。
信用買い残
10/23 10/16 週末値の変化
メルカリ 179万株 +29万株 150万株 +31万株 ー10.4%
ジーエヌアイ 460万株 +78万株 381万株 ー16万株 ー46.5%
BASE 87万株 +15万株 72万株 +16万株 ー17.3%
これを見ると、個人投資家はマザーズ市場の小型成長株を信用で押し目買いを行ったということがいえる。
今週に入り、マザーズ指数はさらに加速的に下落しているが、個人投資家がさらに信用の押し目買いをしたのかが注目される・・・加速的に損失を増やしている可能性があるからだ。
この損失をどうするのか?
相場は売りたい人がすべて売れば底が入る・・・信用買いを積み上げてきた投資家があきらめてぶん投げすれば、確実に底が入る。
株価が暴落しても信用買いが増えるというのは、あきらめが悪い、良くないパターンだ。
しかし、投資家はどこまでいつかあきらめる・・・問題はそこまでの過程での心理変化だ。
時間が経って「我慢の限界」で売るのか、価格の下落で「損失の限界」で売るのか・・・
いずれにしても大切なのは、この時間=日柄と、価格=値幅の分析だ。
次回は「個人投資家の行動分析(2)」として、アンジェスのチャートを実例として考えてみたい。

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