964CB3AB-1DC3-486B-9AEC-B70D32260896















ソフトバンク孫さんが、皆、薄々感じていたことをはっきり発言したと話題になっている。
SOFTBANK WORLD 2019での発言だが、「日本はすでにAI後進国になっている」「日本には世界NO1といえるユニコーンがないので投資できない」などと孫さんの見方が凝縮されていた。
たしかに東南アジアの配車・フードデリバリーの最大手Grab、インドのスマホ決済大手PaytmなどのCEOとともにスピーチをしたが、残念ながら日本企業の姿はそこにはなかった。

日本の株式市場には大きな特徴がある・・・それは時価総額上位の顔ぶれが変わらないことだ。
10年前からトヨタ、NTT、ソフトバンク(含む通信)、ドコモ、ソニーなどは上位の常連だ。
キーエンスやファストリなどは昔から上場しているが、だんだんランキングを上げ今やトップテンに入る勢いのある会社もいくらかはある。
一方、昔は上位を独占していた銀行などや総合電機などの退潮が著しい。
でも、GAFAが数年で時価総額上位を独占したNY市場の変化に比べたら、何も変わっていないに等しい。
この企業社会の新陳代謝の違いは、経済の競争力や活力の違いに直結している。

では、日本でユニコーンが出てこないのは何故なのだろうか?
日本でもスタートアップ企業は増えているし、経営者の発想も技術も優れている会社も多くある・・・だけど、起業期からグローバル市場を目指す経営者がほとんどいない。
日本のスタートアップはわずか1億2000万人の国内市場に向けて起業する・・・中国のスタートアップは国内14億人の市場を目指す・・・米国のスタートアップはいきなり70億人のグローバル市場を対象に戦略を立てる。
最初から対象市場の規模が違う・・・だから日本企業はユニコーンとは呼べるほどの高成長を達成できない。
この発想の違いがスタートアップ企業の成長スピードとスケールの違いになって現れている。
スタートアップ企業の成長スピード、ファイナンスの規模、経営者の発想力で日本は負けている。
日本でもグローバルを目指す起業家が増えてほしいと思う。

もちろん、日本人にも優秀な若手はたくさんいる・・・彼らは世界一流の大学教育を受け、当然のように英語をネイティブ並みに駆使し、最先端の技術や知識を持つ。
でも、その彼らでさえ日本で起業し、日本企業として世界を目指そうとはしない。
米国に渡り、米国のスタートアップ企業で活躍し、IPOで大儲けするかもしれない・・・また、米国で起業し、巨額のファイナンスを受け最速で成長するかもしれない。
でも、日本には彼らが期待するベンチャー文化がなく、リスクを取るベンチャー投資家がいない。
このスタートアップの起業環境が日本の後進国化の一つの原因となるかもしれない。
銀行、運用、証券などの業界は環境整備に力を入れるべきではないだろうか?



株式需給の達人 (投資家編))
興味のある方は以下のURLからアクセスしてください。

https://www.amazon.co.jp/dp/B07VW66RCN/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5NdqDbDN159VD

株式需給の達人(基礎編)


https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFM4GNL/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_2UadDbTW8SSZM




にほんブログ村