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再び、大きな変化が朝鮮半島を襲っている。
まず、韓国の文在寅だが、米朝首脳会で大きなミスを重ね、国内での支持基盤も米韓関係も南北関係もすべて失ってしまった。
この蝙蝠みたいな男は、あちこちで伝書鳩のような行動を取り、結局、すべての信頼を傷つけた。
韓国の臨時政府樹立100周年の記念日にわざわざワシントンにノコノコと出かけたものの、全く相手にもされなかった。
午前中にはポンペオ氏、ボルトン氏、ペンス氏とミーティングをしたが、おそらく、このトランプ政権の中枢にいる3名には「もうこれ以上、北朝鮮のスポークスマンをするな」と釘を刺されたはずだ。
そして、トランプ大統領との面談は実質わずか2分で、この意味は午前中の3氏との面談がすべてでトランプ大統領からは何も言う必要がないということだ。
要するに文在寅の北朝鮮との仲介そのものが無意味だったと米国に言われたようなものだ。
今後、外交だけでなく内政も含めて、韓国での文在寅のプレゼンスは急速に低下していくことと予想される。
次に金正恩だが、この男の最大の関心事は自らの命を長生きさせることで、非核化や体制保障などの争点ではそこが見えた。
そして、文在寅に「仲介など、差し出がましいことをするな」と釘を刺したのは、完全な非核化をして「リビアのカダフィ」になっては元も子もない・・・核は自らの命を守る盾だと考えているからだ。
国内的には「自力更生」を掲げ、国内経済に対する国民を不満を避け、国民を鼓舞することで批判を一掃しようと試みている・・・さらに「最高代表者」と称し、北朝鮮の絶対的権力(党、国家、外交、軍のすべての権力を含めた)を掌握した。
これで国内的にはすべての権力ですべての自己保身体制を作り上げた。
クーデターでも起こらないかぎり、王さまのように振る舞うのだろう・・・裸の王様になるかもしれないけど。
あとは、国際的な自己保身体制だが、トランプ大統領との個人的な関係にかけるしかなくなってきたことが問題だろう・・・そこで今年を期限を区切ってトランプに譲歩を迫ろうとしている。
でも、ちょっと、きな臭くなってきたのは、「金正男の兄殺し」の件だ。
実行犯と見られたベトナム女性が解放されるという、つまり、この実行犯には政治的な背景がなく、単に北朝鮮のエージェントに騙されて実行しただけだったことだろう。
こうなると、捜査は本丸の北朝鮮のマレーシア領事館で誰が何を企てたかに向かうと期待される。
米国としては、対北朝鮮の重要人物が殺害され、その息子も米国に亡命している現在、この事件を終わりにはできない。
おそらく、CIAやその他の諜報機関はかなり詳細に動いているのではないだろうか?
そして本丸のエージェントが北朝鮮国内から出た時、一気に逮捕ということもありえるだろうし、金正恩が事実を隠蔽するため彼らを死刑にしてしまうかもしれない。
次に米国サイドだが、一連の動きから全体像を掴んだのだろう。
トランプ大統領が最近口にするのは、「今がその時ではない」「急がない、ノーラッシュ」という言葉で、これは次に何かのタイミングで一気に動くという意思表示だ。
その時がいつなのか?どのように動くのか?・・・まだよく分からない。
しかし、トランプ政権内では、ポンペオ氏、ボルトン氏、ペンス氏の間で次の戦略が練られているのではないだろうか?
韓国の仲介として動くのではなく、トランプ政権が自ら動くと思う。
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