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今年に入って書いたウィークリー雑感を振り返ってみた。
1/20「最も強いは最も弱い」を書き、市場心理が大きく増幅し株価が実態以上に上下する現状を描き、市場参加者が強気になるまで今回の戻り相場が続くとした。
2/3「アリババの語るもの」で、アリババの順調な戻りから米中摩擦は休戦に向かう期待が市場にあり、それが株価を引き上げていると書いた。
2/24「奇妙な不景気の株高」で、債券市場が織り込む現実の景気減速感と株価市場の奇妙な期待感があるとして、米中合意から年後半の景気回復を期待するのか、景気減速により長期金利がさらに低下していくのか最大の注目点だとした。
3/17「可能性としての三尊天井」で、NYダウが26000~27000ドルで三回目のピークを打つと三尊天井になる可能性を指摘した。

昨年12月24日クリスマスのセリングクライマックスから、1月から2月にかけては市場の警戒感が強い時期は、市場とは逆に実態以上の上昇する可能性を指摘し強気だったが、2月末から3月は株価が調整する可能性を意識し始めた。
でも、現実には3月で少し足踏みしたものの、4月に入り株価が上昇を強め、NYダウは戻り高値を取り、史上最高値まであとわずかな所まできた。
3月から4月にかけての市場はワシの想定以上に堅調だったといえる。
市場でもNYダウが高値を取り一段高を期待する声、日本株の出遅れ修正を期待する声も増えている。

2/17に書いた「利食い千人力」はこういう時に使う相場格言だと思う。
まだ株価が上昇する可能性は高いが、このあたりで利益を確保しておく事もいいかもしれないと思うからだ。
また、「頭と尻尾はくれてやれ」という相場格言もある。
これは頭=ピークで売ろうとしても難しいし、尻尾=ボトムで買うことも難しい。
そこにこだわり過ぎると、「欲のかき過ぎ」や「爪を伸ばし過ぎ」てしまい、思わぬワナに落ちてしまうかもしれない・・・
だから、ピークで売ろうとするな、ボトムで買おうとするな、という相場格言だ。
その中間の美味しい身の部分だけを味わえばいい・・・投資をする上での欲張りを戒めた言葉だ。
個人的には今は株価が上昇した時は利食いし、ポジションを減らす方向で動いている。
もし4月にさらに上昇すれば、現在3割程度のキャッシュポジションをさらに引き上げていこうと考えている。



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