
レーダー照射事件、日韓のミゾがどんどん拡大し、ついに文在寅が公式会見で日本を批判した。
でも、一番かわいそうなのは、韓国駆逐艦でレーダー担当か射撃担当か知らないが、レーダー照射を実行した兵士(あるいは数名か)かもしれない。
自衛隊でも韓国軍(徴兵でいやいや参加したものいるかも)で若い兵士は国を守るという純粋な動機で参加している人たちが多い・・・だからこそ、可哀そうに思える。
・・・想像するに・・・北朝鮮船が漂流しているのを発見し救助している最中に、巨大な日本のP1哨戒機が飛んできた・・・「うざいな、ちょっと脅かしてやろう」といった軽いノリ、あるいは、安易な思いつきでレーダーを照射してしまった。
これが本人もびっくりするほど広がってしまい、日本と韓国の国家関係の悪化、そして、文在寅の公式の日本批判までいってしまった。
小心者の兵士はあらためて大変な事をしでかしてしまったと、自分の責任を考えて身が震え、心が締め付けられるようなメンタル状態になっているはずだ。
しかも、こうなると、今さら「レーダー照射したのは間違いでした、ごめんなさい」と謝ることもできない。
兵士にとっては謝罪して両国が和解すれば一段落でメンタル的に楽になれるのに、韓国の国内事情がそれを許さない。
今さら「やりました」と言ったら、感情的な韓国社会は絶対に許してくれないし、一族郎党まで国民の冷たい視線を浴び非難されるのは間違いない。
この「針のムシロ」の上で兵士たちは苦しんでいるかもしれない・・・こんな秘密を持つことはメンタルを壊す・・・かわいそうだ。
もう一人のかわいそうな人は、日産の元取締役、グレッグ・ケリーだ。
元々たいした経歴・実績もないのに、ゴーンの腰ぎんちゃくをしてたら、あれよあれよという間に出世し、本社の取締役になった。
年に数回、日産本社のある東京に出張するだけで、ほとんどはアメリカの大豪邸で過ごしている。
それだけで、億円単位の年収を得て・・まさに悠々自適だ。
日産の有価証券報告書での開示(2018/3)では、8人の取締役で16億円の報酬(単体ベース)と記載され、個別開示でゴーンは7億円、西川社長は5億円(連結ベース)となっている。
グレッグ・ケリーの報酬は開示されていないが、億円単位だっただろうと思われる。
仕事はゴーンのパシリだが、不正実行役の専務執行役員ハリナダ氏がすでに司法取引でいち抜けしてしまったため、自分は巨額な裏金を受け取れるわけではないのに、ゴーンの恥部を精通しているだけで逮捕され拘留された・・・今は保釈の身分とはいえ、この小心者のメンタルはぐちゃぐちゃになっているはずだ。
ゴーンを切ってすべてを告白してしまえば楽になれるのに、それを言ったら彼の人生が終わる・・・だから言えない・・・厳しいメンタル状態にいるだろう。
ゴーンほどの大物は嘘をつき通しても、世間を敵に回しても、針のムシロの上にいても、厚顔無恥でメンタルは壊れない。
でも、本来正直者で小心者のメンタルは簡単に壊れてしまう。
かわいそうな立場に追いやられたのかもしれない。グレッグ・ケリー。
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