
2019年の投資をどう考えるか、いろんな人がそれぞれ違う事を言っていて、もう訳わからんという投資家も多いだろう。
それほど、今は専門家の意見もバラバラだ。
エモリキャピタルの江守さん、9月のMXテレビに出演して「FANG系の成長株を買え」と言っていたのに、先週、久々のMXテレビ出演を見ると「これだけ下がると下げ相場の始まりで今後30%下がる」と言い出したり・・・えっ??? いつのまにか、言っていることは全然変わっている。
評論家の武者さんなどは相変わらずガンガンの強気で、市場下落をすべて需給のせいにしている・・・全く振れていないが、それもいいのか悪いのか?
株の専門家っていろいろな事をウケ狙いで言うからよくわからないし、絶対、自分のカネじゃ投資していないだろうなと思う。
自分のカネで投資していたら、ウケ狙いをやめて、もう少し真剣に考えるだろう。
結論として、株式市場の予測は困難なので個人投資家はあまり気にしない方がいいと思う・・・実は投資で成功する鍵は、市場の予測とはあまり関係がない。
重要なのは、自分のスタイルを明確にして投資スタンスを決めることだ。
ワシは「2019年はインカム投資の年」と決めている。
その根拠だが、一つは株式指数の上昇をそれほど期待できないことだ。
業績がなんとか高水準を維持できたとしても、株価は現在の価格を中心にした往来相場だろう。
こうした市場ではインデックス投資(ETFやインデックス投信など)はあまり意味を持たないし、リターンを上げられない。
過去10年のインデックス投資ブームで、様々な株価指数ETF、スマートベータETF、機関投資家向けのインデックス運用におカネが集まった・・・すべて合わせると数百兆円に達する。
この巨額な資金がインデックスのパフォーマンスの低迷とともにイライラしてくる。
もしかしたら、インデックス運用に溜まっている資金が他の資産に動き出すかもしれない。
そうなると、個別銘柄への集中投資が今まで以上に重要になるはずだ。
もう一つは、国内景気に関しては内需が比較的安定していることだ。
消費税の引き上げも5兆円の財政出動(軽減税率やポイント付与)で短期的には相殺されるし、新天皇即位や東京オリンピックというイベントを前にして景気刺激的な投資や販売促進が増えていく可能性も高い。
米中摩擦などにより外需は不安定さがぬぐえないが、内需が景気を下支えするだろう。
過度な期待はできないだろうけど・・・急速に悪化することはなさそうだ。
そうなると内需型企業の業績は底堅く推移する可能性が高く、成長を買うというより配当などの利回り採算を重視した投資に焦点が移ってくる。
この二点、インデックス投資から個別銘柄投資に重点が移ってくること、企業成長を買うというより投資採算を重視した投資に焦点が移ってくることが2019年の投資イメージだと考えている。
そうなると、2019年の投資アイデアが二つ思いつく・・・一つは利回り株の逆張り投資、もう一つは低位株のアノマリー投資だ。
ワシもこのやり方で2019年を運用していきたいと思っている。
今後、両方の投資アイデアの詳細を取り上げていきたい。
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